秋田編(7) 角館
本日は終日雨の予報であったが、外を眺めても雨が降っている。
それゆえ角館に滞在。せっかくの観光地でもあることだから、じっくりと見てみることにする。…といっても、小さな町なので徒歩3時間ほどでだいたい回ってしまったのであったが。
角館は小さな町で、駅もこじんまりとしている。しかし時刻表を見れば分かるとおり、ここは新幹線が走っているのだ。観光地としてはこれは大きなメリットであるな。
角館は古い家々が保存されており、さらに樹木も大きく生い茂っており、古の良き時代の雰囲気が濃厚に漂っている。
そして、武家屋敷の雨に濡れた風景もなかなか風情のあるものであった。
秋田の名物といえば、「きりたんぽ」に「しょっつる鍋」。
「きりたんぽ」は大館で食べたので、「しょっつる鍋」を食べようと思った。町なかをぶらぶらするうち、郷土料理店を見つけたのでそこで「しょっつる鍋」を注文。
しょっつる鍋って、「魚醤を使う鍋」ということくらいしか前知識がなかったので、エスニック風な鍋と勝手に予想していたが、塩味と魚の香りが前に出る潮汁で煮た鍋、という感じであった。
これが、具のハタハタが煮詰められていくにつれ、元の魚醤との相乗効果でハタハタの出汁がより強くなり、だんだんとハタハタ鍋みたいな感じとなっていく。なにやらよく分からん不思議な味わいの鍋であった。
しょっつる鍋を食ったのち、まだ腹に余裕があったので、寿司を食いに行く。
こういう山のなかの寿司店はなにか変ったネタを使っているかも、との探究心もあったので。(まさかキリタンポとかは使わないにせよ)
しかし、イカ、エビ、白身、赤身、…とまっとうなネタを用いる普通の寿司店であった。
店のなかの客は地元の人が多いようであったので、ここは観光客はあまり来ないのですか?とたずねると、残念ながら角館は近くに田沢湖という景色も良く温泉も出るところがあって、この界隈に泊まる人は角館でなく田沢湖に行ってしまうので、夜の観光客は少ないのですよとのことであった。
たしかに角館は観光地のわりに宿泊施設は少ないのであるが、そういうわけだったのか。
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