秋田編(3) 大館→男鹿 99.5km
大館市というところがどんなところか全く知らなかったので情報を集めたが、日本を代表する犬「秋田犬」の産地みたいなところで、その博物館みたいな「秋田犬会館」が市内にあるとのことで、行ってきた。
館の正面には、渋谷の忠犬ハチ公の銅像。あのハチ公は秋田出身の秋田犬なのであった。
会館では秋田犬の歴史について勉強。秋田犬は、もともとはマタギの猟犬であり、飼犬というより、本来は狩猟犬だったことを知りました。
秋田自体が広々したところで走りやすかったが、八郎潟に至れば、されに広々とした風景が広がっている。
この周辺の道路は干拓地なのでフラットな道が延々と続いており、ペダルを容易に回せ、どんどん速度は出るが、調子に乗って高速巡行しているとけっこう疲れた。
そのまま進んでいくと、海に突き当たった。
今回の旅で、初めて見る日本海である
ここからは男鹿駅が近く、すぐに男鹿駅まで到着。
男鹿って、ナマハゲなんかが有名であり、賑わっている観光地かと思っていたら、全然違ってずいぶんと寂れたところであった。
あとで調べると、男鹿の観光地って、ここと山を隔てて半島の反対側にある男鹿温泉の方なのであった。
男鹿駅周辺で飲むところを探したが、まったく店がみつからないまま、なんとか「季節料理さつき」という店を見つけた。
それが案外とうまそうな雰囲気があったのでここに入った。
常連が大半の地元専用みたいな店であったが、とりあえず、紅ズワイガニと鯵の造りを注文。ところが、店主のおばちゃんが恐るべき人で、頼んだもの以外にも「今日は魚やイカを箱一杯仕入れたから」とか、「近所の農家がいい野菜を持ってきたから」とかで、次々に突出しとして料理が出てくる。
結局食ったのは、
(1) 甘エビ6匹
(2) スルメイカ醤油煮一匹
(3) 鯵一匹刺身
(4) 紅ズワイ一匹
(5) 里芋煮っ転がし
(6) 地産卵のオムレツ
(7) シマホッケ半身
これに生ビール2杯に熱燗4合。突出し(?)で〆に蕎麦も料金追加なしで出てくるそうだが、そこまでは食えず。
そして「飲み足りないでしょう、ホテルに戻って飲んでください」と言われ、地酒300ml瓶一本ももらった。
これで、会計は4000円!
おばちゃんは、「男鹿で店を開いて43年。でも全然儲けになりません。困ったものです」と言う。
思わず、「当たり前じゃい!」と返したが、うーむ、男鹿、恐るべし。
男鹿を訪れる機会があれば、また訪れたい店だ。
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