青森編(2) 大間→恐山→むつ市 76.3km
本日は雨である。雨の日は基本的には自転車をこがないようにしているが、大間に2日いても、なにしろ狭いところゆえやることがないので、本降りにならないことを祈って、雨のなかを出発。
漕ぎ手は雨具を着て、自転車にも雨具を装着して、太平洋沿いの海岸線を走っていく。本日は、恐山経由でむつ市まで行く予定であるが、雨が本降りになるようなら途中の町でストップして泊まろうと思っていた。しかし雨はやみそうな雰囲気になったため、予定通りに海岸線から離れ、恐山に向かうことにした。
恐山は、山という名前のついている通りに山なので、そこに向かう道は登り道である。
ツーリングバイクって頑丈な造りをしているため車重が重く、それに荷物を積んでいるので、ロードバイクとかは比べ物にならない重さである。
登りはだから苦手となるが、それでもがんばって漕いで行く。
雨のなか、なんとか登りきって恐山到着。
小雨と霧がきいて、神秘的な雰囲気がより増していた。
恐山といえば、イタコ。
イタコも神秘的な存在ゆえ、なんとなく私は、もっと山奥に居るのかなと思っていたが、寺の一画に常在しているようであった。
(あとで知ったが、恐山のイタコは津軽の人たちなのであって、ここで住んでいるというわけではないとのこと)
恐山を散策したのち、自転車でむつ市に向かう。
恐山からむつ市に行く道は、やたらに坂の勾配がきつく、激坂であった。ツーリングバイクで登るのは困難ゆえ、押して歩いて登ったが、これは非力な自動車とかじゃあフルアクセルじゃないと登れない、そういうレベルの坂であった。雪のときとかどうしてるんだろう?
むつ市に着いて、夕食に町に出る。
むつ市といえば、なんといってもホタテ貝のイメージがあるので、海鮮系の店を探す。
そうすると、「季節料理・鮨・うなぎ」と看板の出た店が目についた。このようなドライブインみたいな、なんでもありの看板を出している店が美味いわけはないのだが、店の雰囲気がいかにも美味そうなので、戸を開けて中に入った。
結果的には当たりの店であり、刺身、焼き物、煮物のレベルはいずれも高いものであった。特に目当てのホタテは、歯ごたえ、弾力、味の良さ、見事なものであった。
ホタテは造りと焼きものを食べたので、他の種類の料理も所望したら、青森の郷土料理「ホタテ貝の味噌焼き」が出てきた。
ホタテの身とヒモに、海藻、ネギ、味噌、豆腐を加え、玉子でとじたもの。
もともとは滋養強壮のための料理だったとのことだが、酒の肴として抜群のものである。
これをしっかりと食べて、ホタテ尽くしに満足した夜であった。
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