秋田編(9)大曲→横手→湯沢横掘 68.8km
大曲からは南に向けて走行。
このルート上の横手市金沢は「後三年の役」の起きたところで、古戦場跡や公園、資料館などに寄ってみた。
なにしろ1000年近い前の争いなので、痕跡のようなものはほとんど残ってはいないのだが、それでも鎌倉幕府の出来たモトのような歴史的重大な事件のあったとこゆえ、歴史好きには是非訪れたいポイントだ。
古戦場跡につくられた公園だそうだが、その歴史とは少々離れたネーミングの公園である。
この三連の太鼓橋など見ごたえがある。
この地の最寄りの駅の名前が「後三年駅」。
もちろん「後三年の役」にちなんだものなのだろうが、センスがいいのか悪いのかよく分からんネーミングである。
ここを越えてしばらくすると横手市市街地になる。
横手市は「横手焼きそば」で有名なので、一度食ってみようと店を横目で探しながら走行したが、見つからずに横手市を通り過ぎてしまった。
残念。
ちゃんと市内の奥まで入るべきであったか。
本日のサイクリングは山形県の手前、湯沢市横掘まで。
県境は坂を登っていかないといけないので、それで坂の手前の横掘を宿にしたわけで、横掘については位置以外なんの事前情報も持ってなかった。そして着いてみると、ここは小野小町の誕生の地で有名だそうだ。
日本歴史上最高の美女小野小町は、その歌以外なにも詳しいことが分かっていない人だったはずだが、こんなところに生誕の地があったのかあ。
そういえば「あきたこまち」とか「新幹線こまち号」とか、秋田県は小野小町を使った名称のものが多いけど、そういうわけだったんだな。
(私はてっきり秋田は美人が多いから、そういう名称を使っているんだと思っていた)
というわけで、湯沢市横掘には、小野小町を祀った御堂があるのである。
宿泊した民宿は「小町荘」という優雅な名前。
しかし、…普通の民宿だわな。
横掘は、小町堂以外はなにもないと言ってよいようなところで、商店街なんてものはない。町なかを散策し、かろうじて見つけたレストラン「バルーガ」で夕食。
けっこうがっつりした料理が出てきて、ビールを美味しく飲めた。
「歴史」カテゴリの記事
- ティベリウス帝別荘(Villa Jovis)@カプリ島 探訪記(2019.11.19)
- 西郷どん帰郷の路@鹿川古道再生プロジェクト(2017.09.10)
- 東北旅行 世良修蔵の墓(2014.07.20)
- 邪馬台国は何処にあったのか? 統計学的手法で考察した記事の紹介。(2013.10.30)
- 登頂の証拠 -登山の歴史をふりかえる(2012.05.27)
「自転車旅行」カテゴリの記事
- 広島編(4):広島市→宮浜温泉 石亭 27.7km(2012.01.31)
- 広島編(3):尾道市→広島市 88.7km(2012.01.30)
- 広島編(2)鞆の浦→尾道 31.8km(2012.01.29)
- 広島編(1)倉敷→鞆の浦 58.6km(2012.01.28)
- 岡山編(6) 鷲羽山→倉敷市 33.8km(2012.01.27)
The comments to this entry are closed.
Comments