山形編(2) 山形市→上山市→南陽市→米沢市 62.8km
ホテルキャッスル山形にて朝食。
シティホテルらしく朝食のバイキングは美味しそうな料理がたくさん並べられていたが、そのなかに「山形名物コーナー」があり、芋煮汁があった。これ食べていなかったので、朝食にチョイス。
その芋煮の写真を撮っていると調理場の料理長から声をかけられ、いろいろと雑談。九州宮崎から旅行中ですと言うと、料理長も宮崎出身の人で、東京のレストランに勤めたのち、奥さんの地元の山形に戻って働いているとのこと。
今度山形に来られたときはディナーなども、と言われ名刺までもらってしまった。
全国津々浦々に存在するキャッスルと名前のつくホテルは、経営母体がどうなっているのかは知らないけど、たいてい城のそばにあるものだと理解している。
しかし山形のホテルキャッスルはあまり城に近い位置にあるとは言えず、ならばと山形城まで散歩に出かけた。
ま、普通の城跡です。
本日は米沢牛を目的に、米沢市へ国道13号線を使って南下。
この国道は高規格化が進んでいてほぼ自動車専用道路みたいなつくりになっており、自転車で走っていてなにか違和感があった。(もしかして自動車専用道?と何度も標識を確認したが、そのような標識はついに見つからず)
その国道13号線を走行中、全国的に有名な「山形の高層マンション」を発見。
なにもないような郊外の田園地帯に、ぽつんと立つ超高層マンションの姿がよく写真で紹介されており、たしかにシュールな姿である。
ただし現地に行けば、このマンションの向かい側は住宅街であり、そちらから見ればまったく普通の風景だ。ようするに写真の撮り方の問題なのである。
上山市にはほかに名所として「斎藤茂吉記念館」があったはずだが、見つけることができずそのまま通り過ぎてしまった。
米沢市にこのまま真っ直ぐ行ってしまっては時間が余るので、途中で南陽市にある熊野大社に寄ってみた。
ここは源義家が植えさせたという伝説の残る大銀杏が有名なのである。
たしかにそういう古い歴史を感じさせる巨大な銀杏であったが、残念ながら黄葉の時期にはまだ早かった。この膨大な量の葉が金色に染まった姿はさぞかし見ものであろう。
熊野神社を散策したのちに、さらに13号線を下り米沢市に着。
米沢牛が有名なところであるが、そのとおりに街のいたるところに、米沢牛を出すステーキハウス、焼き肉店がある。それは当たり前として、居酒屋、定食店、カレー店とかも、「米沢牛あります」との看板が出ており、街全体で米沢牛一色なのは、さすがと感心した。
というわけで、米沢牛を食おう。
妙な店だと「なんちゃって米沢牛」が出るおそれがあるので、「登起波」という店にした。この店は米沢牛の販売店を併設しており、本物が出るのは間違いなかろう。
私は牛肉の食いかたは、しゃぶしゃぶ>焼き肉>ステーキ>すき焼きという偏見を持っている。というかしゃぶしゃぶじゃないと日本酒の肴にならんし。
それでしゃぶしゃぶを頼もうとしたのだが、…この店では、しゃぶしゃぶは2人前からとなっている。
えーい、ここは男らしく、2人前注文じゃい。
しゃぶしゃぶはあっさりしているので、2人前くらいは大丈夫とは思ったものの、米沢牛、さすが日本三大和牛だけあって、サシの入りが多く、2人前食うと腹にもたれ、牛はもう結構、あと半年食わなくていいやって気分になった。
いや、米沢牛そのものは大変美味かったのであるが。
米沢は米沢牛とともに上杉家の領地でも有名だ。
上杉鷹山、直江兼続といったスターも輩出している。
せっかくなのでここにも寄ってみた。そこかしこに、それら有名人の銅像などもあり、歴史マニアにはお勧めのところである。
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