秋田編(6) 秋田市→角館 56.8km
秋田市から国道13号線を使って、有名な観光地角館へと走行。
山方面に向かっているのだが、さほどのアップダウンもない楽なルートであった。
角館といえば、武家屋敷で有名。ここの通りは桜の時期、紅葉の時期はさぞかし見事なものとなるのだろうが、残念ながら紅葉には盛りが外れていた。
角館を自転車で散策するに、ずいぶんと立派な野球場がある。
名を「角館落合球場」という。落合監督、秋田出身ということは知っていたが、球場に名前がつくまで地元では評価されているんだ。ま、落合氏に関しては、選手時代も、監督時代もその業績はたしかに超一流なのではあるが。
角館での夕食は、秋田市の「すし匠」店主から秋田県での一押しです、と言われた「じん市」にて。
この店、ネットで場所やメニューなど調べたら、元は角館の有名店「一行樹」なのであった。だいぶ前に角館から東京銀座に出たものと思っていたけど、いつのまにか角館に戻って来ていたのである。
あとで聞けば銀座で何があったというわけでもなく、銀座で様々な刺戟を受けてさらに料理のレベルをアップさせて郷里に戻ってきたそう。
料理は和洋組み合わせた創作系のものでいずれも完成度高い。
造りの盛り合わせは、フグの焼きしも、ヒラマサ、タコを鱧風に切ったもの。秋田の信頼する料理から旬の良いものを直接仕入れ、それにさらに何段階も手を加え、いずれも旨み充分で、歯触り口触りも楽しい。
魚の香草包み焼きは、セイゴ、ヒラメ、サバ。それぞれの味が一口かめば、ぱっと広がる。
テリーヌは、牛タンのクレソンジュレ添え。見た目にたいそう美しく、また食べれば見ため同様に美味しい。
観光シーズンでないせいか、6時からの時点では客は私一人。女将さんが全力で接客してくれているのが、なんか心苦しくなる。ちなみに女将は店主の奥さんなのであるが、ちゃんと肩書があって「笑顔人」と名刺に書かれている。
そのとおり笑顔あふれる接客であった。美味しいものを食べれば、客も笑顔いっぱいになるので、笑顔の満ちた店である。
角館は東京から新幹線が通っていることもあり、けっこう近い。
だから日帰りも可能なので、遠方から来る客がやはり多いとのこと。本日も私一人だけ、というわけではなく、新幹線の時間に合わせてあとで来るグループありとのことであった。
この店は、桜,紅葉の時期など、予約が困難極まることになっているであろうな。
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