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September 23, 2011

雨の恵み あるいは、TOTO Africa

 ここ数日、台風15号の到来により宮崎県北は、まさに天の底が抜けたかと思うくらいに雨が降り続け、北川周囲では堤防から水があふれ、かなりの地区が冠水ということにない、職場でも早退する人がいたりして、大変であった。
 この前にきた台風12号では、洪水により100名近い死者が出る大災害となり、今年の日本はふんだりけったりというところである。

 ここまで雨が降ると、さすがに雨はもうけっこう、はやく止んでくれと願うばかりになるわけであるが、…本来は雨は天の恵みでもあるわけで、その天の恵みを歌っての名曲がある。
 その名曲TOTOのAfricaの話。


 1980年代の名曲を選べといえば、必ずそのうちに選ばれるべき曲Africaであるが、この曲の歌詞は解釈が難しい。
 曖昧な表現に満ちていて、これっ、というストレートな解釈がやりにくく、だから日本語訳も難しいみたいである。たぶんいまだ定番はないはず。


 Africaにおいては、直接的には書いていないが、イントロのドラムの音からして、主人公はアフリカに滞在しているのは間違いない。
 彼は遠くから飛行機で訪れる恋人を待っている。その恋人はどうやら性格に難があるらしく、相当の覚悟がないと御しきれないような人らしい。(100人以上の男性がそれに失敗したなんてことを書いているが、さすがにそれは誇張であろう)
 彼は異国の地で、そういう性格に難のある彼女の到来を、期待と不安に満ちながら待っている。彼は、そこでポジティブに思考を保ちたいゆえ、彼の脳裏に、アフリカの砂漠に雨が降った情景がよみがえる。
 あのときの感動と感謝と祝福。

 I bless the rains down in Africa ! (アフリカの大地に雨が!)

 乾ききった大地に、恵みの雨が降り、すべての生命が蘇り、再生し、伸長していく、祝祭のごとき光景。
 彼は自分が彼女にとってその雨のごとくありたい、あるいはそういう雨のごときものがやってきてほしい、なんてことを考えながら、恋人を待つことになる。

 てなわけで、Africaにおいて、主人公の人生最大の勝負みたいな、希求の思い、それを歌ったサビの部分、I bless the rains down in Africa はとても感動的である。

 もともと演奏の技術に関しては歴代最高との評判もあるTOTOだけあって、その最高傑作Africaのサビ部分の演奏は、とにかく完璧としか言いようがない。


 話を元に戻して、宮崎県北で、雨続きの日々にあり、雨はもう結構と思うのだけど、そこでAfricaを聞くと、雨が降る情景の、神々しき美しさと喜びに、…雨はいいものだと思うしかない。じっさい雨はそういうものだろうし。
 問題は、いかにわれらの文明が、この恵みの雨をコントロールできるかどうかであり、そして文明とはその実践の過程の一場面であることを、私たちが理解せねばならないということにある。


 ……………………………………

【Africa 歌詞】

I hear the drums echoing tonight
But she hears only whispers of some quiet conversation
She's coming in 12:30 flight
The moonlit wings reflect the stars that guide me towards salvation
I stopped an old man along the way
Hoping to find some long forgotten words or ancient melodies
He turned to me as if to say , "Hurry boy, it's waiting there for you"

Chorus:
It's gonna take a lot to drag me away from you
There's nothing that a hundred men or more could ever do
I bless the rains down in Africa
Gonna take some time to do the things we never had

The wild dogs cry out in the night
As they grow restless longing for some solitary company
I know that I must do what's right
As sure as Kilimanjaro rises like Olympus above the Serangetti
I seek to cure what's deep inside, frightened of this thing that I've become

Chorus: It's gonna take...

Hurry boy, she's waiting there for you

Chorus: It's gonna take..

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雑感」カテゴリの記事

Comments

えーと、私の記憶が正しければ、、。
「俺、アフリカで援助活動してるけど、彼女が来てくれるよ。超ウレシイ。俺たちの関係ってさ、アフリカアメリカの距離くらいで壊せるもんじゃなからね。
100人そこらでできる活動って(雨が降ってくれることに比べれば)たかがしれてるけど。
雨ありがと!
やったこと無いことやるには時間かかりそう。」
って感じだったと思います。

Posted by: AB | September 24, 2011 03:50 PM

記憶違いかなと検索したら以下のサイトが出てきました。
色々解釈があるんですね。

http://papanda3.seesaa.net/article/91783781.html

Posted by: AB | September 24, 2011 03:59 PM

そ、そういう訳だったのか?
この歌は最初の章は簡単だけど、コーラスの部から、一行ごとの関連が難しく、なんだかよく分からないところがありますね。だから君の訳のように( )で補正しながら各自で訳をしないといけないわけだが、

私は、It's gonna take a lot to drag me away from you.There's nothing that a hundred men or more could ever do.のところを、
「君を僕から引き離すようなこと(圧力)がたくさんあるだろう。(なぜなら君を相手にすることは)100人以上の男たちが、できなかったのだから。」
てな具合に解釈しておりました。

まあ、歌詞の解釈はどうあれ、ここから一挙にI bless rains down in Africaの響きが始まるところが、やはり素晴らしい。Bless, rains, Africaといった単語がなんと美しく響くことであろう。歌詞はどうあれ、ほんとに名作だと思います。

Posted by: 湯平 | September 24, 2011 10:33 PM

It's gonna take a lot to drag me away from you.
の解釈は take a lot to が、「〜するにはとってもたくさんの時間とか労力とかが必要なんだから実質無理よ」って感じなんでしょう。

I bless rains down in Africaの所の響きは本当にすばらしいですね。

Posted by: AB | September 25, 2011 12:07 AM

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