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September 16, 2011

9月になっても

Ayu

 由貴亭にて鮎の塩焼きを食う。
 鮎の季節もそろそろ終わりであり、初夏のスリムな恰好いい鮎は、産卵の時期を控え、脂ののった肥えた姿になっているはずだが、…9月になっても、初夏とあんまり姿が変わっていない。

 今年は異常気象であり、雨が降りすぎたせいで、川が乱れてしまい、どの流域でも鮎は育ちが悪かったそうだ。
 宮崎県北は腕のいい鮎釣り師はたくさんいるのだが、どの人も今年は、サイズの大きな鮎を釣ることはできなかったとのこと。


 新燃岳の噴火から始まり、春の日照り、大震災、梅雨からの大雨、異様に遅い台風による大水害、…平成23年はさんざんな年だったわけだが、こうして、鮎にもその影響は如実に出ている。

 せめて来年はいい年になってもらいたいものだ。
 …あと3ヶ月あるのだけど。

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延岡」カテゴリの記事

Comments

延岡は鮎好きにはいいところですよね~
日本の河川はかつて環境アセスメントが全くといっていいほどなされず、戦後無計画にダム造成や護岸工事されまくったうえに森林の荒廃でほとんどの川で鮎は泥臭く香りも枯れ、天は怒りを抑え切れません。 
60年前官僚と政治家と治水関係者に日本の食の未来を真剣に考えるシンクタンクが存在したならばこんなことにはならなかったはずです。

Posted by: 天ちゃん | September 18, 2011 09:07 AM

北陸あたりの漁業では、海の漁場を育てるために、それに注ぎ込む川の水質を良くするために、まず山から整備したそうです。
よい食材は、よい自然環境があってのものであり、そのあたりをもっと我々は考えないといけないのでしょうね。

Posted by: 湯平 | September 19, 2011 10:37 PM

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