居酒屋:阿古@仙台市国分町
東北へ祭り見物へと行ってきた。
一日目は仙台に宿泊。
仙台は魚の美味しいところである。そして有名な鮨店もいくつかあるので、夕食は鮨にしようかなとも思ったが、なにしろ大震災のせいで、三陸の漁港の機能が停止しているので、鮨店ではネタ揃えも大変だろうからと、却下。
それよりはネタ揃えで工夫の利く居酒屋にしようと思い、国分町の「阿古」を予約した。
7時からの予約であったが、石巻から仙台に戻るときの仙石線が、ズタズタになっており予定より1時間以上も遅れて仙台にたどり着いたため、遅れてすみませんの電話を入れての来店。店には申し訳なかったが、本日はちょうど七夕祭りの前夜祭で、市内では花火が打ち上げられており、それを見ながら店に行けたのはラッキーであった。
阿古は、鮮魚系+炭火焼き系の居酒屋であり、焼きものに特に自信があるようであった。さらに名物メニューとして、「鴨セリ鍋」というものがあり、ちょっと期待していたが、メニュー表をみると、やはり秋冬の限定品であった。残念。
カツオのタタキは、藁で軽く炙って、藁の香りの奥にある新鮮なカツオの味と香りがよく分かる。
カツオはジャンボサイズであり、もしこの店を一人で訪れたなら、この一品で満腹になるサイズ。
全体的にどの品も3人くらいで食べるような量になっており、この店はそういう使い方が適しているみたいであった。
これも店の名物、銀ダラ焼き。
銀ダラは、北の海に住む深海魚であり、くせのない脂がたっぷりである。
九州では味付けして食べることの多い魚だけど、産地に近いせいか、生の味をしっかりと出した料理である。
仙台といえば、笹蒲鉾。
この店の笹蒲鉾は、笹饅頭とでもいいたくなるような、ふっくらした、大きな蒲鉾である。歯ごたえも、餅を焼いたような感じであり、なんとも独特な蒲鉾であった。これは笹蒲鉾の概念が変わるような逸品である。
サンマは秋に獲れた型のいいものを塩サンマに保存して、今の時期に出すそうだ。熟成、というわけでもないんだろうけど、まずは大きさに感心。そして味もたしかに豊かなものである。
このほか、汲みだし豆腐、焼きトマトなどを食したのち、〆は宮城県特産の「温麺」。一種の素麺であるが、油を使わないのが特徴だそうである。
野菜と根菜の汁に、葛をからめて、麺を食べる。
なんというか、野趣豊かな、いかにも郷土料理という感じの料理であった。
旅に出たときしか食べられないような料理をたらふく食ったのちは、仙台の町を歩いて、宿へと帰る。
明日から七夕祭りであるが、その前夜にもすでに商店街にはいくつかの飾り付けがされている。
これが明日には、ものすごい量に増えるのである。
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