青森ねぶた祭り(夜)@平成23年
東北三大祭りの一つ、青森ねぶた祭り。
一度は行きたいと思いつつ、なにしろ祭りの時期は青森市の宿泊施設は瞬時に満室となり、宿の確保が難しいゆえ、訪れる機会もないままとなっていた。
しかし今年の夏は、一度は東北を訪れないとなにか悪いような気がしていたし、これを機会に訪れないと、訪れることもないままとなるような気もしたので、交通の便の悪さは我慢し、青森市の周辺で宿を取り、ねぶた祭りを訪れた。
ねぶたは実物をナマで見ないと、その美しさ、迫力はまったく分からない。
私はねぶたを写真でしか見たことがなかったため、ねぶたを羽子板のような平面的なものと思っていたが、実物はそんなものでは全然なく、巨大な立体的な像群であった。
長径が10mほどもある長方形の台座に、きわめて複雑な形の像がいくつも載せられ、それらは鮮やかな色彩に塗られて、内側からの照明で輝いている。この巨大なねぶたが、大勢の者に曳かれて、観衆の目の前で、動き、揺れ、回る。
この大迫力は、動画でみて分かるようなものではなく、青森に実際に行かねば、知り、感じることはできませんな。
ねぶた祭りは、ねぶたがただ運行しているのではなく、大勢の、笛,太鼓,手振り鉦をリズミカルに鳴らす囃子たち、それに踊り手たちとともに運行している。
その活気たるや、街中にその熱気が満ちあふれるほどであり、青森の人たちは、このねぶた祭りに、全てといっていいくらいエネルギーを傾けているかのように思える。
それこそ、この人たちって、祭りが終わったら、真っ白になってしまうんじゃない?と思ってしまうほど。
青森のみならず、東北から、日本全国から、300万人近い人が集まる青森ねぶた祭り、たしかにそれだけの価値はある、美しく、華やかで、そして迫力のある祭りであった。
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