5月のワイン会@ベルエポック
定期的に開かれるベルエポックでのワイン会。
4月は佐々木シェフのディナーを楽しんだが、今回は山本シェフのディナーである。期間がそれほど開いていなかったので、両シェフの個性の違いもまた楽しめてよかった。
前菜のこの料理からして山本シェフの個性満開である。
極彩色といっていいような、強い色がモザイク状に組合わされた、食の構築物。それに赤ピーマンの裏漉しソースがまた色鮮やかに支えている。
食味もまた賑やかで、華やかなものである。
緑のアスパラガスと、肌色の貝、赤い海老で、それに色とりどりのソースを合わせ、これもまた絵画のごとき美しき料理である。
色の強い料理が続いたのちは、白(といってもこれも結構強い色調だが)を基調の、真鯛のクーサン仕立て。
濃厚なソースに負けぬ、真鯛の味もまた立派なもの。
本日のメインはこのシャラン産鴨。
見てのとおりかなり大きなサイズのものである。
本日は7人の会なので、これを7人で分けるとしたら相当な量になるなあと思った。
これがそのシャラン産鴨の料理。
一番良いところ-胸肉だけを使ったので、一人分は常識的な量となった。
柔らかく、肉汁たっぷりで、味も豊かな、優れものの鴨である。
ただ、残りの腿肉とかはどんなものなのだったろうと思わぬこともなかった。
このあとはデザートで〆となる。
前菜からメインまで、山本シェフの料理以外のなにものでもない、華麗で豊穣なる山本ワールドを堪能させていただいた。
目も舌も鼻もそしてお腹も全て満足満悦である。
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Comments
閣下のお写真は本物より旨そうに見えます。お見事!
Posted by: 天ちゃん | May 16, 2011 08:31 PM
いや、絶対実物が圧倒的に美味しそうですよ。
あの色彩豊かな山本シェフの料理を、そのままの魅力で写真に収めるのは、しっかりした機材を準備したプロしか出来ない芸当だと思います。
今度のワイン会は、サプライズゲストもお招き頂き、私としては有意義な会話もできて、食事もそうでしたけど、実り豊かなものとなりました。
天ちゃん先生に感謝いたします。
Posted by: 湯平 | May 16, 2011 11:32 PM