落ち水の滝@大崩山系
2月になって天気図が1月とまったく異なり、春を告げるような等圧線が並んでいる。
本日など春を思わせる暖かさであり、昨年までのパターンからすると、2月にして冬が終わった可能性が高い。
これは「落ち水の滝」を見にいかねば、と「落ち水の滝」に行ってきた。
「落ち水の滝」は大崩山系の有名な氷瀑であり、垂直の長大な滝が凍る、知る人ぞ知る延岡の名物である。
ただこの滝は凍らなければ、その他大勢の滝と一緒なので、寒い時期にのみ個性を際立たせる滝である。だから温度が上がってしまえば、氷は溶けてしまい、ただの滝となってしまう。
というわけで、本格的な春になる前に行く必要があるわけだ。
「落ち水の滝」に行くには、祝子川に沿って県道207号線を大崩山の方向に向けて登っていき、大崩の茶屋の前で左に曲がり、『←落ち水の滝』の標識に従って林道に入る。この林道は、かなりハードなので、四駆を推奨。道も狭いので離合の技術も必須である。その林道を2km弱走れば小広場になった駐車場があり、そこに駐車してから、もう使っていない林道を標識に従い進み、そこから普通に歩けば1時間くらいのところにある。
この気温だと、けっこう溶けているのではと思っていたが、なんの、なんの、見事なまでの凍り具合である。
物理学的にこの傾斜の崖につける最大限の量の氷がついているようで、…おそらく今シーズン最大級の大きさの氷瀑になっているのでは。
氷瀑をじっくり観察して、このシャンデリアみたいなツララ群が落ちてこないみたいなことを確認し、氷瀑の基部まで登ってみた。
近寄れば、この無数の牙のようなツララが迫力いっぱいである。
延岡市内から2時間ほどで、このようなとんでもないものを見られるわけで、延岡は懐の深い市である。
おしむらくは、もう少し宣伝して、整備を整えて、観光名所にしてはどうだろう。せっかくの宝なんだから。
「登山」カテゴリの記事
- 森の貴婦人に会いに行ってひどい目にあった話(2020.06.27)
- 令和2年5月 宮崎のアケボノツツジ(2020.05.10)
- 地球温暖化を実感する @冠山~寂地山登山(2020.02.23)
- アクロス山に登ってみる@福岡市(2019.11.16)
- 滝で涼みに日向冠岳へ(2019.07.06)
「延岡」カテゴリの記事
- 令和2年5月 宮崎のアケボノツツジ(2020.05.10)
- アケボノツツジ@行縢山雌岳 (2019.04.13)
- 大善自然公園@延岡六峰街道(2019.03.31)
- 定例走行会:三社参りと餅突きと節分(2019.02.03)
- 耐暑サイクリング:延岡→高千穂@田中サイクル(2018.08.04)
The comments to this entry are closed.
Comments