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February 25, 2011

加久藤カルデラ

Kakutou


 「死都日本」で破局噴火の舞台となった加久藤カルデラは、地元の人にとってもあまりなじみのない名前である。だいたいカルデラというと、人は絶壁に囲まれた巨大な窪地を想像するのに、加久藤カルデラは相当に崩れてしまっていて、そういう形をしていないので、カルデラと言われてもピンとこない。

 加久藤カルデラは、イコール加久藤盆地(えびの盆地ともいう)である。
 九州脊梁山地を貫く長大な加久藤トンネルを抜けたとき、目の前に一挙に開ける、広々として盆地がそれであり、あれがはるか昔は火山そのものだったのだ。
 それが33万年前に、中身を全部吹き飛ばすような大噴火をしたものだから、火山の形も、そして南九州の地形もずいぶんと変わってしまったのである。


 加久藤トンネルを抜けて、加久藤盆地が広がるところは、九州縦貫道でも最も景色の素晴らしいところである。
 今は、人はそこで盆地の向うに噴煙を上げる霧島連山を見て、南九州の火山の活発性を知るであろうけど、じつは昔は、今霧島を眺めている地点も巨大な火山であったのだ。そういうことを知ると、もっと九州の火山の凄さ、恐ろしさが実感できるであろう。

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