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February 26, 2011

残雪の九重:牧ノ戸~中岳~御池~久住~星生~牧ノ戸

 2月末になって急に暖かい日が続き、本日もぽかぽか陽気で、予報では4月下旬なみの気候とのことである。 九重に雪が残っているかどうか微妙なところではあったが、とりあえず予定通りに登山に行くことにした。冬装備だと歩いているだけで汗まみれの脱水症になりそうな気温ゆえ、ひさしぶりに軽装備での登山である。

【牧ノ戸登山口】
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 やまなみハイウエイには雪はまったくなかったけど、標高1400m近い牧ノ戸峠の登山口には雪が残っていた。8度という気温でここまで雪が残っているとはラッキー。雪は水を多く含んだシャーベット状であり、これをザクザクと踏みしめながら登っていく。

【沓掛山山頂より】
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 沓掛山から稜線の登山道を眺める。
 雪がところどころ残る、残雪の雪道である。

【西千里浜】
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 星生崎と久住山が両翼に山容を広げる姿を望める西千里浜。
 ここが真っ白の雪景色ならば、九重屈指の絶景なのだけど、雪はあらかた溶けてしまい、泥田んぼ状態になっている。
 まあ、ここは元々は湿原なので、この姿が正しいといえば正しい。

【久住別れ】
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 西千里浜からの岩場を登りきると、久住山の姿を正対して見ることができる。
 雪が多いときは、木の生えていない岩山の久住山は、巨大な白いプリンのごとき神々しい姿となるのだけど、残念ながら山肌に斑に雪を残した、さえない姿だ。

【天狗ヶ城山頂から】
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 本日の第一の目標は御池なので、久住別れからはまず天狗ヶ城に登ってみた。山頂より眺める御池は、9割方凍っており、登山者も氷の上を歩いている。

【中岳山頂から】
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 天狗ヶ城からはそのまま中岳に登った。
 ここからは御池周囲の山々の姿を眺めることができるけど、登山者の多くは御池目的に中岳に登ってきており、九重の盟主である久住山に向かう人は乏しい。

【中岳山頂から 2】
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 久住中岳は標高1791mで九重山系のなかでの最高峰である。
 ただし大船・久住のような独立峰ではないので、御池周囲を歩くうち、うやむやのうちにピークに立ってしまうのが難のようで、人気は乏しい。
 それでもここから眺める大船山と坊がつるの姿は、素晴らしいものである。

【御池1】
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 中岳からは来た道を戻らずに東千里に抜けるルートもあるのだが、本日は御池がメインだったので、御池にと下りていった。
 一部池の周囲に溶けているところもあったが、まだまだ厚い氷が残っていて、中央まで歩くことができた。

【御池2】
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 氷が厚いといえど、日の当たるところはそれなりに溶けていて、薄くなっている。そこらに近づくと、ミシミシと音が鳴ったので、あわてて逃げだした

【久住山】
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 御池の上を歩き本日の目標は一応達成だが、せっかくなので牧ノ戸ルートのメインである久住山にも登ってみた。
 前方には「山」の形をした三俣山。そして噴煙をもくもくと上げる硫黄山。

【星生崎】
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 中岳にも久住山にも雪は乏しかったけど、星生山は日当たりの関係からまだ雪が残っていたので、帰り道はここを登ることにした。
 久住別れから星生山を見上げると、雪面をたどっての直登ルートで登っている足跡が見える。楽しそうなルートであるけど、この温かい気温では雪面に刺戟を与えると容易に雪崩が起きそうに思え、とてもそんなルートを選択する気にはなれず、通常の登山道で登って行った。

【星生山山稜】
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 星生山は九重のなかでは岩に富んだ山であり、登山も手強い部類にあたる。
 このゴツゴツした稜線、いかにもハードそうでしょう。

【星生山】
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 岩場を歩いていく稜線の先には星生山が聳えている。
 ここにも雪面を直登していった足跡が残っており、どこでも勇者がいるものだと感心する。

【星生山山頂】
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 星生山山頂からは、硫黄山の噴煙を直下に見ることができる。
 硫黄山は10年以上も前に突如爆発が起き、その影響で何年間も星生山は立入り禁止になったのだけど、噴火が落ち着いてきたため登山が許可された。
 今、全国ニュースになっている霧島新燃岳も、早くこのように登れる山になってほしいものだ。

【飛行機雲】
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 星生山から下山しては、登ってきた道を折り返しての下山となる。
 登山中ずっと好天に恵まれ、青い空にはいくつものきれいな飛行機雲が描かれていた。

 今シーズンの九州の山は寒波の波状的な到来で、大量の雪が積もり、どの山もまれにみる深い雪山となっていた。おかげで、さんざんと雪山を楽しめたわけだが、さすがに今回で終了のようである。

 そして春が来て、やがては新緑の山となり、花々が咲き誇り、…新たな魅力をまとった山々を、また楽しむことにしよう。



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