和食:無量塔@東の別荘
九重登山のあとは無量塔に行って、温泉でぬくもったのちに夕食を楽しもう。
先附は、ちかごろ定番気味になってきた一寸豆を用いたもの。
大きな一寸豆のサヤに、山女、オイル漬けトマト、ブロコッリー、といろいろ載せた、色も味も鮮やかな料理である。
椀ものは地鶏の百合根万十。出汁は無量塔流の力強いもの。
八寸はまた賑やかなものである。
関アジの造り、鴨ローストにオレンジをはさんだもの、赤貝、平目巻き、タラの芽の揚げ物、菜の花ひたし、牛蒡チップ。手前は節分にちなんで、大豆の甘露煮を大根の枡に入れている。
遊びこころと、料理の美しさに、いいバランスがとれている。
鍋はタラバ蟹の具足煮。季節の野菜をたっぷりと入れて、白味噌仕立ての鍋である。
揚げ物は、蕗の薹にタラの白子を抱かせて揚げたもので、かなり独創的なもの。春の珍味とよぶべきもので、これはなかなかいける。
無量塔名物の豊後牛の料理はいろいろなパターンがあるのだが、これはレアにデミグラスソースを添えたもの。和風の上品なソースである。
豊後牛のデミグラスソースは、白飯に合うと思い、即席で牛丼にしてみた。
ねらいとおりに、これはかなりの美味であった。
美味い料理と美味い酒を飲み、満足満腹の夕食であった。
泊まった部屋は東の別荘。
無量塔の最も古い部屋であり、無量塔の原型のようなもの。
無駄ともいえるような膨大かつ贅沢な空間量が持ち味であり、暖房をつけても部屋が大きすぎて上のほうに暖かさがとどまってしまうため、天井に空気を攪拌するためのプロペラがついているくらいのものなのである。
ただし、写真ではその圧倒的部屋のボリュームは伝えにくいなあ。
東の別荘の特徴として、この部屋風呂もあげられる。
無量塔の風呂は基本的には内風呂だけど、この部屋だけは半露天風呂であり、半分だけ庭に出ている。庭には石楠花が植えられており、花の季節には、石楠花の花を眺めながらの温泉が楽しむことができる。
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