雪の京都(1) 大晦日
平成22年の年末は大寒波が到来し、京都にも雪が降り積もっていた。
京都は盆地なので雪の降ること少なき地であり、積もるのはせいぜい年に2~3回くらいだそうで、いいときに来ることができた。
地下鉄東西線の市役所前駅から出たら、御池通りはこのような雪景色であった。
左手には柊家旅館がみえる。
御池通りから麩屋町通りに入ってしばらくすると俵屋である。
雪降るなかでは、駒寄せの青竹が瑞々しく映える。
本日の部屋は「暁翠庵」。いずれの庭も見事な俵屋のなかでも、とりわけ庭の素晴らしさで高名な部屋。
雪はかるく降り積もっており、…もう少し積もってほしかったな。少々半端な雪景色像。
俵屋名物お茶受けの蕨餅を食べて、しばらく雪の京都を散策することになる。
もう夕暮れ間近なので、近場をぶらりと。
四条大橋から眺める鴨川の風景。
寒々としたなかに、暖をかすかに与えるような、店々の明かり。
「京都らしい通り」ということでよく選ばれる切通しを歩いてみた。
古風、雅な狭い通りに、雪がはらはらと降っている。
フラッシュを焚くと、このように雪がひとひらひとひらと浮かびあがる。
もう日も暮れかけあたりは暗くなっている。
京風の町のなか、街灯に雪のおおった樹々が照らされ、これもいい風情であった。
…………………………………
雪の京都(2) 元旦
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Comments
明けまして、おめでとうございます。
管理人さんが四条周辺を散策されておられた頃、私は「八泉」のお節料理を持って実家に向かっておりました。
その時間に新幹線の窓から見える京都の雪景色、管理人さんが羨ましくて仕方がありませんでした(笑)
数えきれないくらい京都へは行きましたが、未だかって「雪の京都」には出会っていないのです。
夕暮れの祇園の風景も素晴らしいですね。
いつか行ってみたいものです。
Posted by: あびたろう | January 04, 2011 08:34 PM
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
「雪の京都」、こればかりは運ですからねえ。タクシーの運転手さんによれば、雪が積もるのは年にせいぜい2~3回で、しかもそれはたいてい2月ということですから、今回は運が良かったです。
ただ雪が降ったのは結局31日だけで、降り積もった雪は1月2日にはあらかた溶けて消えてしまいました。それでも1月1日には、金閣、銀閣の雪景色を見ることができました。さらに羨ましがらせるためにも、のちほど記事をUpしていきたいと思います。(笑)
Posted by: 管理人 | January 05, 2011 05:10 PM