霧島池めぐり
霧島のえびの高原にはビジターセンターを出発して、3つの池をめぐりながら一周する自然歩道があり、紅葉見物がてら歩いてみた。
ビジターセンターから歩いてしばらくすると、この不動池がある。
霧島の紅葉は中腹が旬であって、車からながめる景色はきれいであったけど、この高さ(=1250m)にいたると紅葉はもう終盤というところであった。
池めぐりとかいいつつ、この自然歩道は甑岳にも道が伸びているので、まずは甑岳を登ることにする。
遊歩道にはこのように紅葉の落ち葉がしきつめられていた。
えびの高原はなにしろ鹿の多いところであり、遊歩道からも人慣れした鹿たちが、そばを通る人を立ち止まって観察している。
甑岳は、韓国岳を登るときに隣にその姿がよく見える、こじんまりした独立峰の火山である。姿のいい山なんだけど、100mくらいしか登る高さがないことや、やたらに道が急峻なことから、あまり登る人はいない山だ。
甑岳は火山ゆえ、頂上からはこの小さな火口が見える。火口の底は湿原となっていて、独特の風情がある。
甑岳に登ったあとは元来た道を引き返し、池めぐりコースに戻る。
ゆるいアップダウンの歩道を進むと、六観音御池に着く。
3つの池ではもっとも広く、まわりには杉の巨木が幾本も立っていて、神秘的な雰囲気を漂わせている池である。
向かい側には、霧島の盟峰韓国岳が聳えている。
このあと白紫池によって、ビジターセンターまでおりていき、池めぐり終了。
紅葉がほぼ終わっていたのは残念であったが、枯れかけの風景のなかの散策も、それはそれで味のあるものであった。
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