ワイン会@ベル・エポック
宮崎市のワインマニアが集うワイン会がW氏主催で開かれ、それに参加してきた。
場所はベル・エポック。宮崎市唯一のグランメゾンである。初めて訪れる店だが、さすがにドレスコードはあるだろうと思い、出かける前にジャケットを探す。すっかり箪笥の肥しとなっているブリオーニのジャケットで行こうかなと思ったが、これ着て駅まで自転車を走らせるのは、自分でもまぬけな姿に思え、よりライトなダーバンのジャケットにした。
着いてみれば、建物、内装、調度品、サービスたしかにグランメゾンであり、これはやはりジャケット着用して正解であった。
ワイン愛好家たちが自信をもって持ちよったものであり、これを料理にあわせてソムリエが選び、グラスにつがれることになる。ワインって、幅の広い酒だなあと飲んでいて感心することになる。
料理は、いずれも欧州の高級食材と、地の食材を組み合わせた、本格的で落ち着いたもの。堂々としたフランス料理である。
ベル・エポックの山本シェフの料理は、和食とのコラボで光洋で食べたことがあったのだが、そのときは繊細系の料理という印象があり、そのときの記憶に一番近かったのがこの一品。米の煮られかたが丁寧であり、スープとトリュフのバランスも絶妙であり、絶品といっていいものであった。
昨日の河野酒店の日本酒試飲会では日本酒の複雑さに感心したのだが、さすがにワインはそれよりさらに幅が広くて、「ワイン」という酒の守備範囲に驚いてしまう。この世界、のめりこむとすごいことになるんだろうなあとか思いつつ、じつは参加者の多くは、巨大なセラーにたくさんのワインを貯蔵している、のめりこんだ人たちなのであった。
The comments to this entry are closed.
Comments