高速道路の食事処
尾道から延岡にどうやって帰るかだが、しまなみ海道で四国に行って、それから愛媛の八幡浜からフェリーで臼杵に渡るのが、時間はかかるが楽しそうである。
しかしそれはフェリー代が一万円近くかかるのがネックとなる。今は休日の高速道路が1000円で使い放題なので、どうにもフェリー代が割高に思え、結局はいちばん安易な、往路と同様の高速道路使用にて戻ることにした。
こういう感じでフェリーを使わない人がそうとう増えているのは容易に想像でき、この休日1000円の高速料金というのも、他業圧迫ではあるよなあ。車使う人には便利じゃあるんだけど、いつまでもは続けられない制度であろう。
尾道ICから山陽自動車道を下っていく。
どこかのSAで飯を食いたいのだが、まずは王司PAで「昭ちゃんコロッケ」を購入。
高速道のSAの売店はどこでもコロッケを売っているけど、この王司PAの昭ちゃんコロッケは、それらの普通のコロッケとは少々異なっている。昭ちゃんコロッケはジャガイモに独自の味付けをしており、ジャガイモ自体の味より、「味つきジャガイモ」の味のほうが前面に出てくる、…要するに「味付きコロッケ」である。それの何がよいかというと、冷めてもおいしいんですよね。普通は冷えたコロッケなんてうまくもなんともないけど、この昭ちゃんコロッケは、冷えてもしっかりした味があるので、いいビールのツマミになる。
もちろん熱いときもおいしく、今回もさっそく熱々のものを食べた。
昭ちゃんコロッケで小腹を満たしたのち、昼飯は別府湾SAで、不生庵の「黒豚ソバ」にする。不生庵は無量塔プロデュースの蕎麦屋で由布院にあるけど、この店はその(たぶん)支店である。
高速道路で食べるソバとしてはかなりレベルの高いものであり、とくにこの黒豚ソバは、とろとろに煮込まれた黒豚と、その脂の混じったソバ出汁のマッチングがよく、かなりの逸品である。これをツマミに酒が飲めないのは残念だが、ノンアルコールビールで我慢しましょう。
佐伯ICで高速道を降りたのちは国道388号線で帰るつもりだったけれど、蒲江で道なりに進むうち県道122号線に紛れ込んでしまった。
この道は、かなりハードであった。道が狭く離合も困難な曲路がずっと続くのに、大きな道路の工事を併設してやっているようで、トラックの交通が多く、運転に緊張を強いられた。
古江あたりで国道388号線に出た時は、ほんとにほっとした。
ただこの道は海岸線沿いのときも多く、そのときは景色がよくて、自転車で走るのならけっこう気持ちのいい道ではないかとも思った。
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