中九州ぐるりとサイクリング(3日目):南阿蘇→高森峠→高千穂→延岡
3日目のサイクリングは延岡に帰るルートである。
大きな峠は高森峠だけなので、疲れのたまった足には適したルートだと思う。
高森町から高森峠に登っていくには、車では国道325号線を使うのが普通であるが、その道はトンネルが多く、交通量も多いことから自転車で走行するには向いていない。
自転車には旧道である、道路わきにたくさんの桜が植えられた、千本桜の道のほうが適しているであろう。この道は桜のシーズンを除いては車の交通量も少なく、トンネルだって一つもなく、路面の状態もそんなに悪くない。
ただ、高森峠への千本桜の道は、緩やかな傾斜が、九十九折りに連なっており、そのため、いつまでたっても上方に道が見えて、峠はまだなのかまだなのかとどうしても思ってしまい、精神的にけっこうきついのが難点ではある。
300mほどの高さを登りつめ、着いたところが高森トンネル。
ここを越えれば、しばらくは下りが続く。
高森トンネルからの長い下りは、いったんここで小休止。
立派な大橋であり、渓谷からも相当な高さがあって、橋の途中で下を覗き込むとその高さに感心する。
県境近傍にかかるループ橋。
10数年ほど前までは、このあたりの国道は狭い曲がりくねった山道が続く、まさに「酷道」であった。そこを路線バスが走ってるので、離合するときなどは大変であったけど、この橋が出来て整備も進んだため、見違えるほど走りやすくなっている。
ループ橋からしばらく走ると、交通の要所田原へと出る。
なぜか大きなアニメ人形がずらりと飾られており、とくに「千と千尋の神隠し」の銭婆が目立っている。
田原からは、じわじわと高千穂に登っていき、国道218号線に入ってそれから延岡に向けて、じわじわと下っていく。
高千穂から日之影への道にかかる大きなアーチ橋、雲海橋。
この橋のたもとにある、レストハウス雲海橋で昼食を取ることにする。
ワンパターンのごとく天ぷらうどんを頼むが、ここの天ぷらうどんも、「道の駅きよかわ」同様に天ぷらの盛り合わせうどんであった。
今まで私は天ぷらうどんを、「海老天だけか、海老天と野菜の入ったうどん」と思いこんでいたのだが、…違っていたのか?
青雲橋のところで、218号線の旧道のほうに下りて、五ヶ瀬川ぞいに進んでいく。
こちらの道のほうが変化に富んでいて、交通量も少ないことから、サイクリングには適しているであろう。
そして、バイパスとの合流部に着けば、延岡市も近い。
だらだら走るうちに、旭化成の大煙突が見えてきて、そしてサイクリングも終了となった。
今回走ったルートは、車では何度も通った道である。
しかし自転車で走ると、まったく新たなものが見え、新たなものを感じることができた。
世の中、まだまだ知らぬもの、知るべきものが多く残っていることを、改めて実感した二泊三日のサイクリング旅行であった。
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本日の走行距離:101.7km
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Comments
今月24日(日)田中サイクルで「高千穂下り」って
イベントがあります。
バスで高千穂武道館までいって後はサイクリングです。
その後の焼肉も楽しみです
来ませんか~
Posted by: 清 | October 01, 2010 09:40 PM
日程的には微妙ですが、参加してみたいですね。
参加できるときは田中サイクルに連絡しておきます。
Posted by: 管理人 | October 03, 2010 07:25 PM