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September 04, 2010

寿司:大海寿司@別府市

 大分は魚が豊かに獲れるところであり、和食系の店では総じて魚のレベルが高い。そのなかでも別府の大海寿司は大分で獲れる魚のうち、最も良いものを仕入れていることで定評のある店である。
 別府を訪れたついでに大海寿司に行ってみることにした。当日予約であったが、運よく席はあいていた。この店もずいぶんとひさしぶりだな。別府に泊まること自体がひさしぶりであるからして。
 大海寿司は駅前通りから路地に少し入ったところにあるこじんまりとした店で、いかにも鮨職人といった感じの風格のある店主と、気立てのいい奥さんの二人で店を営んでいる。

 最初はお任せで酒の肴を。関アジ、軽く茹でたタコ、ケンサキイカ、玉子、キュウリなど。
 そのあと「活ものではサザエ、アワビ、フグ、オコゼなどもありますが、どれか頼みますか」とたずねられたので、この店の名物のオコゼを注文。すると店主はカウンター前の水槽から、底の方で泰然とかまえていた大きなオコゼを網で掬い、まな板へと直行。あ、こいつのことだったのか。

【水槽】
Fugu

 水槽内ではフグも悠々と泳いでいたのだけど、同僚のオコゼくんがいきなり水槽から引き上げられて、パニック状態に陥ってしまった。

【オコゼ】
Okoze

 オコゼ刺しは歯応え十分で、また甘みが強い。これに肝和えがよくあう。
 皮の湯引きもコリコリとした食感でたいへんよろしい。

【オコゼ潮汁】
Okoze2

 中落ちは味噌汁か潮汁にできるというので、潮汁を頼む。
 オコゼの出汁が豊かに出ており、オコゼの旨みを十分に味わうことができた。
 オコゼは寿司でも出てきたので、ほとんどフルコースを食べたことになる。

 鮨は先にツマミで出てきたものに、アジ、穴子、大トロなど。

【アジ】
Aji

 アジは軽く〆たものに白板昆布で。姿のうつくしい鮨である。

【フグの鮨】
Fugu2

 天然フグはようやく旨みが出てきたとのことで、ほとんど初物みたいなものだそうだ。2日ほど寝かせたものであり、じっくりとした旨みを感じる。

 この店の鮨は、いまどきはやっている個性の強いシャリは使わず、控えめな感じの柔らかいシャリ。それにより、おもに鮮魚系を用いたネタの良さが引き立って、独自のスタイルの鮨となっている。


 肴も鮨もどれも美味しかった。
 大海寿司は、関アジ、関サバ、フグ、オコゼといったところが名物であるけれど、城下カレイもその一つ。今日は入っていなかったみたいで、(時期が少しずれているか)、それがちょいと心残りであった。

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Comments

なかなかの美形鮨ですね。お予算いくらぐらい?

Posted by: 天ちゃん | September 09, 2010 11:02 PM

>お予算いくらぐらい?

ギク!
まあ、天ちゃん先生ほどの通人になれば当然知っているわけでしょうけど、こういった素材にこだわった店で、鮨のみならず肴で飲みまくってはかなりの値段になります。

そして飲んで食い終わったのち、会計のさい、頭でなんとなく浮かんでいた金額と、会計の値段は、私の予想値より5%ほど安く、ああreasonableな店だと思いました。
(さすがに、ここまで寿司屋で飲み食いした経験があれば、相当酔っぱらっていても、ネタの質と量で、だいたいの値段はほぼ正確に予想できます)

肴一通りに、オコゼフルコース、それに鮨一通り、酒5合で2万2千円でありました。

別府という土地で、この値段の寿司屋は、かなり生存がきびしいと思われますが、すでに老舗として確立していますので、素晴らしいことと思います。

Posted by: 管理人 | September 10, 2010 12:55 AM

う~む。。。。まずは適切な価格設定といったところですかな。(笑)高級ネタのみでまとめるともはや地方鮨と銀座鮨の価格差はあまりなくなりましたね。その分銀座はお値打ちといえるのかも?

Posted by: 天ちゃん | September 10, 2010 01:28 PM

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