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August 21, 2010

鹿児島おいしい一泊二日(2)【過酷な鹿児島市】

 火山灰の漂うなか、花火を見ていたらやはり目が痛くなってきたので、適当に花火見物を切り上げ「のむら」へと行く。

【のむら店内:簾の向こうで花火が光った。】
In_shop_2

 のむらは街のまん中にある。鹿児島市はかなりの規模の都市なので、ビルがたくさん建っており、そのため街中からは花火は見えにくいはずだが、のむらの前だけはうまい具合にビルが切れていて、そのビルの合間から花火が見える。とはいえ、店内からは花火は簾越しにしか見えないので、光ったくらいしか分からない。それでも花火会場に近いだけあって、花火の音は重力感たっぷりで迫力があった。2尺玉が上がったらしき時は、店が揺れるほどである。

 本日の造りは、ヤマモチ鯛、汐子、鯵、歯鰹、星鰹などなど。
 あまりの暑さに海も茹であがっているような時期でも、魚の質の高さは相変わらずである。
 しかしこの時期ののむらは、なんといってもウニ。

【ウニ】
Uni_2

 素材が良いだけではここまでの甘さと旨さは出てこない。絶妙の手当を行うことにより、ここまで美味さが引き出される。まさに日本一のウニ。

【茶碗蒸し】
Uni2

 ウニのまろやかな甘さと、卵のほのかな甘さ、それに紅芋や長芋の爽やかな甘さが、多重奏の甘さを演出する楽しい椀。どの甘さも上品であり、酒の肴としてもよくあう。

【ウニ握り】
Uni3

 甘さ抑えめのシャリによって、さらにウニの甘さが引き立つ。
 ウニが主役の、ウニのための握り。

 やはり夏から初秋にかけての、のむらのウニはすごいなあ。

 その他、のむら定番の「トコロテン」「茹で蛸」「炙り太刀魚」「海老」「マグロヅケ」等々、どれもすばらしく美味。
 特に活きシャコを茹で立てで供されるシャコの握りは、ふんわりした食感と、甘みの強さが印象的な、のむら独自の鮨。

【シャコ握り】
Syako

 のむらは海老類の鮨は活きたものの茹で立てが最も美味しいという主義で、水槽に海老類を活かしている。そのシャコを近くで眺めさせていただいた。
 シャコはじつは海老とは別種の甲殻類であり、「口脚目」に属する。「口脚目」とは読んで字のごとく、口の周りに脚がある造りの生き物である。

【シャコ】
Wild_shako

 この頭部、なにかに似ていると思ったら、そう「プレデター」そのものであり、じっさいにプレデターのモデルはシャコだそうだ。(私はカニと思っていた)
 でも、全体像はカマキリにもっと似ているなあ。

 そういう豆知識なども店主から教えてもらいながら、楽しく美味しく、のむらの鮨を堪能させていただきました。

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Comments

おひさしぶりです。なるほど、旨そうなうにですね。赤うにの旬はいつまでですか?それまでこの店、いってみたいな~

Posted by: 天ちゃん | August 25, 2010 11:22 AM

おひさしぶりです。また美味いもの食う会開きましょうよ。

さて、のむらのウニ、旬の時期のものは「のむらのウニを食わずして、ウニを食ったというなかれ」と言いたくなるほどの、隔絶した美味さを誇るものであります。
旬は以前は10月くらいだったのですが、温暖化のせいでだんだん前にずれてきて、近年は8月末~9月半ばくらいではないでしょうか。
今までのむらに行ったことのない人は、「のむらのウニにたまげる」という、人生のけっこう大きな楽しみが残されている、と言えると思います。

Posted by: 管理人 | August 25, 2010 08:22 PM

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