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May 22, 2010

登山:三俣山@九重

 九重は6月初旬がミヤマキリシマの旬であり、だいたい毎年そのくらいの時期に九重に登ることにしているが、今年は少々予定を早め5月の第4週に登ることにした。

【阿蘇谷の水田】
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 やまなみハイウェイを通って九重に向かい、途中で見た阿蘇谷の風景。
 田植えを控えて、水田に水を張られており、それが湖面、あるいは鏡面のようになって空を映している。この時期の阿蘇の風物詩。

【長者原から三俣山】
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 予報では本日は天気が悪く曇りあるいは雨で、午後からは雷雨になるとのことであったが、なぜか好天である。これはラッキー。
 まだどの山に登るかは決めていないが、とりあえず雨ヶ池までは行ってみることにする。

【雨ヶ池】
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 雨ヶ池は植生の豊かなところであり、さまざまな種類の木や草が生えている。そのなかで、ボケ、リンドウ、イワカガミなどは咲いていたが、目当てのミヤマキリシマはツボミがついているくらいで、開花はまだまだである。ここの標高でこれでは、平治や大船はツボミ以前の状態に決まっている。だいたい遠くに見える平治岳も、ミヤマキリシマのピンクの色はまったく見えない。

 九州では花は、アケボノツツジ→シャクナゲ→ミヤマキリシマの順に咲くので、順番からいえば今はシャクナゲが咲いているはずである。九重でシャクナゲといえば、黒岳か三俣山なので、このまますぐ登れる三俣山に行き先を決定。

【登山道】
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 三俣山は、雨ヶ池から登るルートはけっこう急峻であり、しかも道がぬかるんで滑りやすいことから、なかなかハードな登山道である。そこらに生えている木の枝や根をつかみながら慎重に登っていく。
 途中で、すがもり越コースから登ってきたものと思われる25名のグループとすれ違う。「こんなきつい坂を登って来たんですか、すごいですねえ」とか言われるが、どう考えてもこの手の登山道は登りに用いたほうが安全だし使いやすい。25名も引き連れてこんな転びやすい登山道を下っていくガイドにちょいと畏敬の念を覚えた。おれは絶対やりきらん。

【坊がつる】
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 登山道南面には、坊がつるが広がって見える。
 いつもなら、いくつものテントの花が咲く坊がつるであるが、本日は一張りのテントも見えず。午後から天候が崩れて大雨になることが分かっているので、さすがに今日泊まる登山客はいないようだ。

【三俣山稜線】
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 三俣山は九重のなかで最も噴火口の広い山で、その噴火口縁をたどって、山頂をめぐることになる。
 予想通りにシャクナゲが旬であり、登山道に沿って、ピンクの花を咲かせている。

【シャクナゲ】
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 シャクナゲに三俣山、そして遠景に涌蓋山がのぞく。
 美しく華やかな風景。これ見るだけでも、ここまで登ってきた甲斐があったな。

【三俣山南峰山頂】
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 そうこうするうちに南峰山頂に到着。
 予報より遅れ天候が崩れてきて、ガスがどんどん湧いてきた。
 雷雨とかに遭遇したらたまったものではないので、さっさと下山することにする。

【三俣山 北千里ヶ浜側】
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 南峰からはまず北千里ヶ浜へと下りて、それからすがもり越経由で長者原へと戻ることにする。
 三俣山は崩壊の激しい山であり、北千里ヶ浜側の斜面は大半が崩壊している。山肌が無事に残っているのは、赤矢印で示した細い部分のみであって、ここが登山道になっている。この登山道も早晩消失するだろうなあ。

 雨が降り始め出すとやがて本降りになり、雨具を装着して長者原へ急ぐ。さいわい雷を聞くことなしに、長者原へ到着できた。

【イワカガミ】
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 今回の登山ではシャクナゲも美しかったが、イワカガミも処々でたくさん咲いており、これも良かった。
 イワカガミは好んで山に咲く花であり、登山者を楽しませてくれる可憐な花である。

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