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May 08, 2010

サイクリング:国道388号線~国道446号線~日向市

 本日は宮崎市に一泊の用事があったため、南郷経由で西都に抜けてそれから宮崎市に入る計160kmほどのサイクリングの予定を立てていた。しかしその用事が急にキャンセルとなり、宮崎市に行く理由もなくなったのだが、新しいサイクリングコースを考えるのも面倒なので、予定のコースを行くべくザックをかついで出発。

【国道388号線 五十鈴川沿い】
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 五十鈴川沿いの宇納間へ行くまでの388号線は道も広く、傾斜もゆるやかな登りで気持ちよく走れる道である。

【和田越トンネル】
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 宇納間を過ぎてから道はけっこうきつい登りとなり、その最高点が和田越トンネルである。ここを過ぎてから長い下りとなり、稼いだ一挙に高度をはきだして、美郷町を下っていく。路面の状態がよく、やたらにスピードの出る道なので、スピードの出し過ぎに気をつけましょう。

 サイクリングの途中、携帯電話が鳴った。
 昨夜駄目元で予約の留守電を入れていた「鮨匠のむら」からの返事で、今日は席はあるとのこと。それならば本日は鹿児島市泊としよう。延岡から鹿児島市へは約300km。これを自転車で行ったならば、私は「のむら」史上の伝説の男になれるであろうが、もちろんそんな根性も脚力も、だいたい時間もない。
 ただし予定通りに宮崎市に出てそれからJRで輪行して鹿児島市へ行くとなると、ずいぶんと遅い時間に着いてしまう。それで予定を変更して、どこかで向きを東に変え、日豊本線の駅に出て、鹿児島市へ行くことにする。

【388号線分岐点】
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 そうこうするうちに国道327号線と388号線の分岐点に出る。まっすぐ行けば327号線で、東郷経由で日向市に入ることになる。それだとあまりに早く日豊本線に出ることになるので、ここは予定通りに右折して388号線に入る。
 ここからは小原隧道に向けて、350mの高さを登っていくことになる。

【388号線】
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 327号線から離れてから388号線はほんとうに「山の中」の道となり、くねくねと曲がった道をひたすら登っていく。周囲は万緑の山また山である。

【388号線 工事中】
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 388号線は「酷道を走る」という、険しい国道のマニアの人が書いた本でも取り上げられている道で、路肩が崩れていたり、道が細かったり、ガードレールが破損していり…との惨状をレポートされている。車にとっては「酷道」でも、自転車が走るぶんには何も問題なし、というのが普通であるが、388号線は自転車にとっても酷道であった。
 元々の道の惨状を改善するために388号線はどこかしこも工事中であり、未舗装の道路がたくさんある。そしてロードバイクというのは、あくまでも舗装路を走る道具であり、オフロードではグリップがてきめんに利かなくなる。妙な制動をすると簡単にこけてしまいそうだ。ここは速度をぐっと落として慎重にオフロードを進んでいく。

【小原隧道】
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 今回のサイクリングの最高点は小原隧道。標高は500m弱。ここからはずっと下りとなる。

【446号線分岐点】
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 下りが終了したところで、446号線との分岐点になる。予定では右に曲がり南郷に行くはずであったが、日豊本線を目指すべく、左の446号線を行くことにする。

【木城分岐点】
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 446号線はちょこちょことしたアップダウンはあるものの、それほど脚にこたえるような所はない。
 そのうち木城への分岐点にと着く。宮崎市方面へのバイパスとして有名な県道22号線がここから始まり、ここを通って高鍋に出ることも考えた。しかし今その一帯は口蹄疫の感染地のまっただ中である。宮崎県が総力を挙げてウイルスの封じ込めを行っている場所を、生身の人間が横切っていくのも顰蹙ものの行為に思われ断念。ここは、向きは後戻りになるが、446号線をそのまま行き日向市に向かう。

【看板】
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 446号線も一部感染防止区域に入っているようで、こういう看板があった。
 口蹄疫は日々深刻な状況になってきているが、なんとか治まってほしいものである。

【日向駅】
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 日向駅に到着。バイクを輪行袋に収納し、さてJRで鹿児島市へ行くことにする。
 本日の走行距離は92.3km。平均時速は22.5kmであった。25kmの壁は厚いなあ。

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