和食:ふじ木@宮崎市
宮崎市の食通W氏のお気に入りの店「ふじ木」にて、W氏主宰の食事会に参加。
店は一見居酒屋風あるいは一品料理店風であるが、出てくる料理はなんのなんのじつに本格的なものであった。
料理は旬の食材を使って春を演出する芸の細かいもの。
先付けは、ツワブキとミズブキを軽くワサビや出汁で和えたもので、まずは爽やかさな春の息吹を感じるものから始まる。
次はふじ木流の春のサラダ。
筍、コゴミ、ウド、セリ、ソラマメ、ワラビにゴマなどなど。
香り強く、クセの強い食材が、うまくまとまって、春そのものという感じのサラダである。
甘鯛はやはり頭が一番おいしいのであって、ほどよい焼き加減で焼かれた甘鯛は、しっとりほっくりした食感を感じながら、口の中に旨さが広がっていく。
メイン料理は宮崎牛、新ワカメ、筍の鍋物。
味付けは宮崎流にやや強めであるが、甘ったるいようなことはなく、牛の豊かな味を支えている。
地元品質のよい食材を使って、たしかな技術で、地方独自の和食を供してくれます。
地方の良さをしっかりと伝える、いい店だと思います。
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