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April 17, 2010

行縢山(雌岳)のアケボノツツジ

 祖母大崩山系の春を代表する花、アケボノツツジが咲き始めたというニュースがTVでも伝えられだした。
 延岡からすぐの行縢山でも咲いているというので、出かけてみる。

【崖下コース入り口】
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 前回雄岳に登るときに使った崖下コースは立ち入り禁止となっている。落石があるからとの理由らしいが、ここは崖下コースの名の通り岩壁に沿って進むコースなので落石はあって当たり前のはずなのに、なんか妙だ。大規模な崩落でもあったのだろうか。
 今日は雌岳に登るつもりなので、こちらは最初から使う予定はなかったので、どうでもいいのであるけど。

【渓流】
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 行縢山は稜線まで登りつめてしまうと、平地が広がりそこに渓流が流れている。静かな山のなかでの清らかな渓流であり、ここは十分に名所になりうる。
 行縢山は正面からの屏風みたいな姿からは想像しにくいが、台状の大きな山がいくつも尾根を伸ばして峰を造っている形態の山なのである。

【雌岳入り口】
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 渓流に沿っての散策道を歩くうち、大きな案内板が出現し、そこを東側に曲がり沢に沿って歩くとやがて雌岳への登りの入り口の標識がみえる。ここが雌岳の尾根の取り付きで、しばらくは杉の植林のなかを登っていく。

【雌岳】
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 尾根を登りつめれば雌岳山頂である。展望はよくない。ここを真っすぐ行くと、hardなvariation rootになってしまうので、引き返して一つ違う尾根に入って、その尾根の稜線を下っていく。

【アケボノツツジ】
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 今回のお目当ては、ここの稜線のアケボノツツジ。
 さっそく一輪咲いていた。
 アケボノツツジの花は、じつにsimpleな形であって、幼稚園とかで「よく出来ました」ときに使われる花丸マークそのものである。そして花の色は名前の通り曙色のピンクであり、花の形の単純さもあって、ピンクの色の印象がとても強く出てくる。

【アケボノツツジ2】
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 稜線の岩場には、花の盛りのアケボノツツジが何本もあった。
 アケボノツツジがこのようにたくさん花を咲かせると、多くの燭台を灯した、巨大なシャンデリアのように、とても華やかだ。
 アケボノツツジという樹は、高山の、やたらに険しいところを好み、人訪れること稀なところに生えるという特徴を持つ。こんな観賞用としか思えないような美しい花を咲かす樹が、庭園や公園に植えられているならまったく不思議はないが、こういう本来なら人が来ることもない厳しい地で大輪の美しい花を咲かせている姿をみると、なにか基本的なところで間違いがあるような気がする。
 なぜ見る人もいないような地で、かくも美しい花が咲き誇っているのだろう? 

【行縢の滝】
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 先ほど歩いた渓流は、遠くに見える行縢の滝になって、大地に落ち込んでいる。
 雌岳に至る稜線上で、行縢の滝が見えるview pointが一ヶ所だけあり、ここにアケボノツツジが咲いていれば、いい構図の写真が撮れるなあと期待していたが、残念ながら画面に入るところには一本もなし。
 それでも大崩山を背景にした行縢の滝は、なかなかの絶景なのであった。


 天気もよく、ピンクの光を放っているような、花の盛りのアケボノツツジが見られて、満足の山行であった。

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