サイクリング:六峰街道(延岡→速日の峰→諸塚山登山口→五ヶ瀬)
昨日日本列島をすっぽりと覆った黄砂も去り、空は雲ひとつない快晴である。吹く風は爽やかに涼しく、本日は絶好の自転車日和だ。それではロング・ライドを行うことにしよう。10月に途中で止めて、そのままにしておいた六峰街道に行くことにする。
今年は桜の開花が早く、市内の日のよく当たるところは、ソメイヨシノがもう満開である。川に沿っての道を行き、県道49号線を道なりに進めるとやがて六峰街道の入り口に至る。
ここから6つの峰を越えていく六峰街道の始まり。最初の峰はETOランドのある「速日の峰」であり、標高差約700mの坂を9kmかけて登っていくことになる。坂の斜度は全体的に5~10%であり、さほど苦労するところはない。
道が山の南側に回りこんだところでETOランドの風車が見えてくる。あと3kmの地点になれば、だいぶと大きく見える。なぜか今日は風車は回っていない。
だらだら続く坂を地道に登っていくうちにETOランドに到着。いつもと同じ構図の写真を撮る。風車は修理中のようであり、横でクレーンが操作している。一昨日のすごい風で故障でもしたのであろうか。
ETOランドから道は六峰街道の山稜部に入ることになり、これからは稜線を走る山岳道路となる。ETOランドの標高は約800mで、街道の最高点が諸塚山登山口の1200mであるから、あと400mの高さをアップダウンを繰り返しながらじわじわと登っていくわけだ。
ETOランドから8kmほど走って、次のランドマーク中小屋山に到着。標高はちょうど1000m。中小屋山山頂には天文台が設けられている。
この天文台、以前は中に入ってモニター画面で、望遠鏡で記録した星空を見ることができていたそうだが、今は管理する人もおらず廃墟みたいになっている。
中小屋山付近から飯干峠くらいまでの道は、まさにスカイラインであって、南北両側の広々とした風景を楽しむことができる。阿蘇に祖母傾、それに九州脊梁山地が大きな峰を連ねている姿はじつに雄大で素晴らしい。
九州には阿蘇登山道、やまなみハイウェイ等の有名な観光山岳道路があり、ドライブしていて美しい景色が楽しめる道ではあるが、なにしろ車の交通量が多く、自転車で走るには難のある道で、サイクリングには適していない。しかし六峰街道は、景色は同様に素晴らしいけど、車の交通量は無きに等しく、自転車で走るにははるかに快適な道である。山岳サイクリングロードとして、もっと有名になっていいと思う。せっかくの観光資源、今のままではもったいなさ過ぎる。
なにしろ、この絶好のサイクル日和に、六峰街道を自転車で走っていたのは私だけだったのだから。
六峰街道は険しい中に刻まれた道なので、ちょっとした自然災害により容易に道路が崩壊してしまう。それを補修しているところに会う。これは崖にコンクリを吹き付ける工事をしている場面。道路の維持には金がかかるのである。
中小屋山を過ぎて5kmほどで、いきなり2車線の立派な道路が出現した。山奥の道にしては場違いとも思えるオーバースペックな道路。いちおう諸塚村と日之影町を結ぶ幹線道路だからということらしいが、それでもあんまり利用している人はいなかったなあ。車一台とすれ違った程度の交通量。
この道はたいした登り降りのない平坦な道が続き、路面の状態も良いことから、存分にスピードを出すことのできる快適な道である。
六峰街道はいくつもの山の山稜を通る道路なので、峠もたくさんある。その中で名前のついた峠が3つあり、その一つが日諸峠。
六峰街道は要所要所に案内板が設置されているので、自分が今どこにいるのかが分かりやすく、現在地と道の方向について迷うことなく進むことができる。全体を通して親切なコースである。
六峰街道最高点はここ諸塚山登山口で、標高は1200m。
諸塚山は日本で一番早く山開きがある山で、その日は必ずこの登山口がTVに映る。有名なスポットである。
北方からここまでの道はずっと登り基調であったが、それもここで終了。諸塚山登山口を過ぎると、あとは下りが主体の道となる。
諸塚山登山口から飯干峠を過ぎ、ぐんぐん下っていくうち二上山の登山口前に着く。
いくつもの山を傍に眺めながら走る六峰街道のなかで、この山が一番のスターである。なにしろ日本の歴史の最初に登場する天孫降臨の地がこれだから。
宮崎にはもう一つ天孫降臨の地の候補地として、霧島の高千穂の峰があるけど、その周囲の土地に伝わる皇祖皇室の伝説の多さからして、こちらがどう考えても天孫降臨の地として本命でしょう。天孫三代が住んでいた高千穂はこの山の麓にあるし、その向こうにはかの有名なる天の岩戸もある。
二上山登山口が標高900mくらいであり、さらにどんどん下って五ヶ瀬側の六峰街道入り口に到着して、六峰街道は終了。北方から計57kmの山岳サイクリングであった。
ここの標高は600mくらいなので、こちらから六峰街道に登ると北方側からに比べて、500mほど登る高さが少なくて済む。坂を登ることが苦手な人は、五ヶ瀬側から登ったほうがよいでしょう。ただ、そういう人は最初から六峰街道にサイクリングに来るはずもないか。
さて、六峰街道サイクリングは終了したわけだが、サイクリング自体は終了ではない。まだ帰り道というものが残っている。
ここに接続している国道218号線を使って62kmの道を帰ることにする。218号線は熊本と延岡を結ぶ基幹道路であり、トラックがばんばん走っているので自転車で走行するのに決して気持ちよい道ではないのだが、さすがに元来た六峰街道を登り返す根性はない。
高千穂大橋で高千穂峡を見おろしたり、青雲橋で休憩したりしながら、右横を通り過ぎる車に気をつけつつ自転車を進める。六峰街道と違い、こちらの国道はあんまり走っていて楽しい道ではなく、疲れたなあとか思いながら半ば義務的にペダルを回していく。細見町あたりで国道のカーブを越えて旭化成の大煙突が見えたときは、さすがにほっとした。
本日の走行距離:137.9km
「自転車」カテゴリの記事
- 定例走行会:三社参りと餅突きと節分(2019.02.03)
- 三社参りサイクリング&光洋(2019.01.05)
- 田中サイクル納会サイクリング&忘年会(2018.12.02)
- 耐暑サイクリング:延岡→高千穂@田中サイクル(2018.08.04)
- 第一回ディスカバリーグルメライド in 児湯(2018.02.18)
「延岡」カテゴリの記事
- 令和2年5月 宮崎のアケボノツツジ(2020.05.10)
- アケボノツツジ@行縢山雌岳 (2019.04.13)
- 大善自然公園@延岡六峰街道(2019.03.31)
- 定例走行会:三社参りと餅突きと節分(2019.02.03)
- 耐暑サイクリング:延岡→高千穂@田中サイクル(2018.08.04)
The comments to this entry are closed.













Comments