和食:きたうら善漁。
延岡には北浦という漁港があって、よい魚があがるのだけど、その多くは市外に出てしまって延岡にとどまることが少ない。それを残念に思った北浦の漁師さんが、京都に和食の修行に出て腕を磨いたのちに、地産の魚をふんだんに使う料理を出す店を開いた。店の名前は「ぜんりょうまる」と読み、これは店主の持ち船「善漁丸」をそのまま用いたものである。
料理には当然こだわりがあり、入念な準備をかけて料理をつくるので、基本的には予約が必須の店である。
本日は職場の送別会にて使用。料理のいくつかを紹介してみる。
刺身は、どれも地元のもの。北浦名物「ひむか本サバ」に、尾長グレ、それにコリ魚。コリ魚って初めて聞く魚だけど、クセのない白身魚であった。
ワサビは擦りたての本ワサビを使っている。地方ではあんがいと珍しいサービス。
目にも鮮やかな色の緋扇貝。これは延岡の隣の佐伯市蒲江町の名物である。磯の香りと、弾力ある食感がよろしい。
カマスは珍しく若狭焼きにて。身はしっとりとした感じで、皮はサクッとした感じで上手く若狭焼きで仕上がっている。おもしろい料理。
コース全体として、丁寧に調理された、誠実さを感じる料理であった。
海に近い地方の店の料理は、ただ新鮮さが売りというところが多いけど、この店は新鮮さを生かしつつ、きちんとした和の工夫を加えた和料理を味わうことができる。
地方の店として、頼もしい良店である。
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きたうら善漁。
住所:延岡市本町1丁目3-14
TEL:0982-40-5495
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