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February 10, 2010

遥かなるウィスラー

 今年の冬のオリンピックは、カナダのウィスラーをメイン会場として行われる。
 ウィスラー(+ブロッコム)は二つの大きな連山から成るスキーエリアであり、その規模の広さとコースの豊かさから、世界のスキーヤーの憧れの地となっていて、世界中のスキーヤーが集まるスキーの聖地とされている。

 不詳私もスキーヤーの末席の一員として、8年前にウィスラーに滞在したことがある。
 オリンピックイヤーを記念して、その時の思い出でもUPしてみる。

【ウィスラーのスキー場】
Mountain

 カナダの山はなにしろ規模が大きい。それを丸々スキー場にしているわけだから、広いのなんのって。
 ここから見える山々、すべてがスキーコースである。どこを滑ろうが自由だ。

 なお、カナダは自己責任の国なので、いかに危険そうなコースでも己の責任において滑ることが可能となる。一応難しさの目安として各コースの入り口には標識が付けられており、己の技量に適したコースを滑るようにアドバイスされている。
 最も難しいコースでは黒ダイヤが二つ付けられており、そのコースは、たいていは90度近い傾斜の、ほとんど「垂直の崖」と称すべきコースである。最初に見たときなど、私は立ち止まって見おろしながら、ほんとにこれはスキーコースなのだろうかと不審に思った。そのうち後ろから来た外人のあんちゃんが、お前が行かないのなら俺が先に行くとばかり、颯爽と崖に飛び出して、落ちるよりも早いスピードで滑走していったので、なるほどほんとにスキーコースだったんだなと納得した。過保護の日本のスキー場ではあり得ないコースがウィスラーにはいくらでもあり、これもウィスラーの魅力である。


【ウィスラーボウル Whistler Bowl】
Bowl

 ここがウィスラーの名物、山頂近くの広大なカール地形を生かした、ボウルと名付けられたスキーコース。雪質が良く、自在にコースをとれるために、立派なコブがいっぱい育っている。
 滑っていて楽しいコースだが、なにしろ人気のあるコースゆえ、人が多いこと。写真に写っている人の群れは全てリフト待ちの人である。私も結局1時間近く待たされることになった。これ、休日ではなくて、普通の日のこと。休日ならもっとすごい待ち時間になるんでしょうな。
 ウィスラースキー場は、全体的にいつでもどこでも人が多かった。

【ブロッコム氷河】
Ice_river

 ウィスラスキー場は、ウィスラー山とブロッコム山の二つの峰から成るコースであるが、ブロッコム山には氷河がある。
 氷河というのは、これこそそのまま天然のスキーコースなのであり、ここを滑ると大自然を滑走しているという気分にひたれる。なにしろ、氷河そのものだけあって、コースは雄大であるし、また滑走面は凹凸不整であり、雪質もどんどん変わるため、まさに自然を相手にした滑走を楽しめることになる。
 氷と雪の国カナダならではの、魅力あふれるコースである。

 ウィスラーのスキー場はあまりにコースが多すぎ、1週間程度の滞在ではとても全部は回れない。ただ面白いコースはだいたい山の上のほうに固まっているので、そこを中心に回れば十分にウィスラーの魅力を堪能できると思う。

【ウィスラー村 Whistler Village】
Village

 ウィスラー山の麓には、ウィスラーヴィレッジと名付けられた、リゾート村がある。山荘風な建物や、古式なホテルが立ち並ぶ、いかにも洒落たリゾート地らしいつくりだ。
 ウィスラーには長期滞在のスキー客が多いので、そういう人たちを対象とした貸し別荘も多くある。そこでは当然自炊であり、そのために食品の品ぞろえの多いスーパーが数軒あり、また大きな酒販売店もある。
 私も訪れたときは貸し別荘(コンドミニアム)を利用し、さんざん滑ったあとは、さんざん飲んで食った。

 日本のスキーリゾート地は、だいたいはプリンスが造っており、また利用者が国内客ばかりということもあり、どうしてもこじんまりとしている。
 ウィスラーに行って、スキー場の広さにはもちろん感心したが、それとともにこのウィスラーヴィレッジの広さと使いやすさ、そして心地よさにも感心した。


 今年のバンクーバーオリンピック、選手達の活躍とともに、かつて訪れたウィスラーの素晴らしい風景を眺めることができることも楽しみである。
 遥かなるウィスラーに、もうしばらくすればまた会える。

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