土産:恵方巻き
寒いので熱燗でも飲みながら「やぐら寿司」で鮨をつまんでいると、ツケ場のなかで何やら太巻きを何本も巻きだした。
ああ、そういえば明日は節分だ、気の早い人が前日なのに恵方巻きを頼んでいるんだなと思いつく。
しかし明日が節分とはいえ、今は10時半。あと1時間半もすれば節分なので、今頼むのはべつにおかしくもないとも思った。
当方、九州人ゆえ恵方巻きには何の縁もなく、興味もないが、恵方巻きはいつしか全国的風習になっているので、季節の風物詩の土産としては、いいものであろう。
私は酒が入ると土産を持ち帰りたくなる人間なので、店主らが懸命にこしらえている恵方巻きを、私の分も頼む。
恵方巻きは一本丸ごと食うのが通の技というが、一般人には無理に決まっているので、一本を3つに切ってもらって二本を土産にする。
なかなかに迫力のある恵方巻きである。
職場に土産に持って帰り、礼を言われるが、「どちらを向いて食ったらいいのでしょう」と聞かれて、困った。
恵方だよ、と答えればいいのだろうけど、恵方の方角って確か毎年向きが変わるんだよなあ。そんなもん、知るわけない。しかたなしに、ここは関西じゃないので、向きは気にしなくてよいよと、適当なことを言ってお茶をにごす。
あとでネットで調べると、今年の恵方の向きは、西南西であることが判明。しかし判明したからといって、わざわざ電話で知らせるようなことではないので、そのままにしておいた。
さて、彼らはどこを向いて、あるいはどこも向かずに食べたのであろうか。
とりあえず、恵方巻きをお土産に持って帰る場合、恵方の向きも知っていたほうが親切であることを、今回の教訓としてこの記事を終えよう。
「寿司」カテゴリの記事
- 寿司:鮨とみ田@出雲市(2019.04.29)
- 大海寿司&別府の変遷(2019.03.30)
- 三社参りサイクリング&光洋(2019.01.05)
- 鮨み富@銀座(2018.12.28)
- 登山:油山@福岡市 & 忘年会(2018.12.22)
「土産」カテゴリの記事
- 富山の鱒寿司(2015.02.23)
- 土産@玉子焼き(2011.01.14)
- 光洋、鮨、土産(2010.04.21)
- 土産:恵方巻き(2010.02.02)
- 宮崎市、忘年会、光洋の土産(2009.12.27)
The comments to this entry are closed.
Comments