2月のサーラ・カリーナ
サーラ・カリーナでディナーを。
前菜、パスタ3種、メインに肉料理というコースを組み立ててもらう。
トマトに、春野菜を添えて。
トマトのフレッシュな酸味がいいインパクトになっていて、イタリア料理におけるトマトの重要さがよく分かる。野菜はいずれも生き生きとした食感で、春を感じさせるもの。
白アスパラのパスタは、まずアスパラの香りが素晴らしい。その香りのもと、アスパラの柔らかく、豊かな味が、パスタとからめて食べるとことによりさらに広がりを増す。
鴨肉とアーティチョークのパスタ。
こういう力強い味のものには、しっかりした手打ちパスタがよく合っており、確かなる食味が楽しめる。
赤ワインに合わせて肉料理を頼む。
茨城産の子鳩は、あっさりした味であるが、噛みしめるごとに、鳩独自の香りと旨みがしみだしてくる。ソースも繊細なもので、うまく鳩の味の魅力を生かしている。
ひさしぶりのサーラ・カリーナであるが、相変わらずの高いレベルのイタリア料理を楽しめた。ミシュラン風にいえば「その店に行くためだけに旅行する価値がある」店であるのは間違いない。
イタリア料理を真に楽しむこととは、福岡サーラ・カリーナの、今井シェフのアートと称すべき料理を食べることと同意味であろう、と私は思う。
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