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January 01, 2010

京都初詣

 今年は暖冬ということだが、12月31日には大寒波が到来し、日本海側は九州も含め雪が降った。京都の天気図を見ると、京都市も雪が降っている。これはもしかして京都で最も美しい光景とされる「雪の金閣寺」が見られるのでは、と期待した。
 しかし元日に京都市に着いてみると、京都駅周囲には雪など全く積もっていない。タクシーに乗って運転手さんに聞いてみるが、北山方面も雪は積もっていないとのこと。その時点で金閣寺に行く理由もなくなってしまったのだが、頭が金閣寺モードになっていたので、初詣とは関係ないけど、金閣寺をまず訪れた。

【金閣寺】
Kinkaku

 午後の斜めの柔らかい日差しを受けた金閣寺は、これはこれで美しいのであった。
 さすが世界遺産。

 さて、次は初詣。
 金閣寺の近くといえば下鴨神社か天満宮。気分の問題で、下鴨神社へ歩いていく。
 …寒い。雪もちらほら降っていた。

【下鴨神社】
Shimogamo

 下鴨神社は京都の中でも有数の歴史を誇る、古い歴史を持つ神社。神社自体の格も、上鴨神社とならんで、京都で一番高いことになっている。
 境内には干支ごとにお参りする社があり、自分の干支の社を探して、本年度の無病息災などを祈る。

【伏見稲荷大社】
Fushimi

 伏見稲荷大社は、全国に数万もある稲荷神社の総本営である。
 参道には狛犬の代わりに、稲荷狐が置かれていたりする。
 なお、稲荷神社を「狐を祭っている神社」と勘違いしている人が多いけど、稲荷神は字がそのまま示すように穀物・農業の神様であり、稲荷狐は、その神様の使いである。

 理由はよく知らないのだけど、伏見稲荷大社は京都で最も初詣に来る人が多い神社であり、そのとおりにすごい人出だ。
 名物の千本鳥居でもくぐってみようかと思っていたのだが、着くまでが大渋滞だし、千本鳥居はさらに大渋滞であろうから、断念。

 JR伏見駅は宇治に直通しているので、これも初詣とは関係ないながら平等院に行ってみる。

【宇治平等院 庭園と鳳凰堂】
Byoudou

【円窓からのぞく阿弥陀如来像】
Amidanyorai

 古い建築物はあらかた焼かれてしまっている京都において、鳳凰堂は奇跡的に残っている建築物の一つ。鳳凰堂内部は、国宝阿弥陀如来像を中心に置き、細密な透し彫りで作られた天蓋、装飾豊かな須弥壇、四方の絵画、壁に掛けられた楽器を奏でる菩薩たちなどで、浄土というものを表現している。阿弥陀堂が作られた当時そのままの鮮やかな色彩を再現したCGが平等院の宝物館で見られるが、当時の人の考えていた浄土とは、ずいぶんと豪華絢爛なところであったようだ。

【宇治上神社】
Kamiuji

 平等院の近くにある宇治上神社に初詣に行く。
 宇治上神社は平等院と同じくらいの時期に建てられて、焼かれることなく現存している、日本最古の神社建築である。ゆえに国宝だ。
 平等院、宇治上神社と、1000年もの間焼亡を免れている建築物があることから、宇治とは平和な地であったのだなと思う人もいるかもしれないが、宇治は交通の要所であり、戦乱のよく起きた地である。焼けなかったのは、だから奇跡といえる。

【八坂神社】
Yasaka

 京都市内中心部の神社は八坂神社へと初詣に行った。
 宵山、山鉾巡行の祇園祭を祭る神社であることで有名だ。
 幕末歴史マニアの私としては、八坂神社とは「新撰組が池田屋を襲撃する前に集合した場所」のイメージが強い。

 京都の神社はどこに参っても、人でいっぱいであった。
 観光地とかなら、「人がいっぱい」ということは、それだけで訪れる価値を下げるものなのだが、初詣ばかりは人が多くないと有難味がない。
 不景気の平成22年であるが、京都の初詣はどこも活気があり、こちらもなんだか元気を分けてもらったような気になった。

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