青島太平洋マラソン大会でハーフマラソンを走ってみた
12月13日の午前は素晴らしい好天で、まさに「絶好のマラソン日和」。
職場の小イベントである「青島太平洋マラソンを走ってみようの会」にとりあえず参加した私であるが、本日のハーフマラソンランニングはどうにも気がのらないものであった。
私は2週間前に20kmがどれくらいの時間で走れるかどうか調べるために、実際に20kmを走り、それで膝に負担がかかったらしく、その後ずっと膝に違和感を感じていたのである。まあだいたい10kmくらいしか走ったことがないものが、いきなり20kmを走ることに無理があったわけだが。
それゆえこの違和感を抱えたまま走っても20kmの完走は厳しいものに思え、また無理して完走すれば身体にいいわけはないので、膝の違和感が痛みに変わったらそこでリタイヤしようと思っていた。
というわけで、本日は私は完走は難しいよと皆に宣言しておいた。
9時にまずフルマラソンの選手がスタート。
人、すごく多い。参加者はなんと8000人超え。
42.195kmを走る非日常的スポーツ、フルマラソンを行うには、相当な鍛練がいるはずだが、その鍛練を行っている人がこれほどの数がいることにおどろきを覚えた。
長い時間をかけてフルマラソン参加者がすべてはけたあと、ハーフマラソン隊出発。
運動公園を出たあとは、フェニックスが茂る有名な220号線を走る。幹線道路を通行止めにして、風光明媚ななかを走るのはたいへん気持ちよい。これはマラソンにはまる人が多い理由が分かるなあ。
心配していた膝の違和感は5kmを超えたところくらいから、鈍い痛みとなる。ほんとはここで止めるべきなのだろうが、こう気持ちいい道だとやめるわけにもいかない。まだいいだろう、まだいいだろうという感じで、8km、10kmと過ぎてしまった。12kmくらい過ぎたところでトロピカルロードに入り、日向灘と青島を望むこれも風景の素晴らしい道。ここらで折り返しの道でトップを走るフルマラソンランナーとすれ違ったが、…とても人間とは思えない走りをしていた。すごいものを見てしまった。
運動公園に戻るくらいで17kmの地点。膝は痛むが、それでもついついスパートをかけてしまう。スパートかけたまま、20km地点に到着したのだが、私がここですごい勘違いをしていたことを発見。私はなんの根拠もなしにハーフマラソンって20kmとばかり思っていたのだが、ハーフマラソンって本当にマラソンのハーフサイズで、21.098km走らねばならないのだ。それで終わりと思っていたのに、あと1km残っていることを知り、心が折れそうになったが、それでもなんとか普段出さない根性を振り絞り、ようやくゴールへと。
タイムは2時間7分。初めての大会参加としては、上出来の部類でしょう。
完走証明書をもらったあとストレッチして、ぶらぶら歩くが、膝の痛みが本格的となってきた。曲げると痛いので、伸ばしたまま歩くという歩き方でないと歩けない。膝の痛みってけっこう長引くから、年内は山登りもモーグルも自粛だな。馬鹿なことをしてしまった、とは思わぬものの、やはりランニングの素人が2週間で2回も20kmを走ることは無茶であった。なんかの教訓にしておこう。
その後、走り終えたものたちとレストランに行き完走を祝して生ビールで乾杯。
これなんですよね、これ。
走りの爽快感と、ゴールの達成感、これだけでもランニングは楽しいが、完走後の生ビール、これもセットにすると、ランニングは病みつきになりそうに素晴らしいスポーツに思えてきた。
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