鮎祭り@由貴亭
延岡は鮎の名産地であり、鮎が最も獲れる時期は10月ということになっていて、職場では月半ばで鮎やなで大宴会をやる予定が入っている。
由貴亭でも、今の時期に野外で鮎の宴会を行うことを恒例としており、その誘いがあったので、行ってみることにした。
場所は秀逸な地ビールをつくっている「ひでじビール」の醸造所敷地内のビアガーデン。ここは行縢山の山麓であり、たぶんここいらに良質な水が湧いているゆえ、工場を建てたのでありましょう。
着いてみると、調理の真っさい中。炭火をおこして鮎を焼き、その横では地鶏が焼かれている。後ろに写っている山は、行縢山である。そばには川も流れ、虫の鳴き声も響き、いいロケーションの地だ。…ここまで来るのはちょいと面倒だけど。
上の写真では分かりにくいので、改めて鮎の焼いているところ。
炭火からやや離して、遠赤外線でじっくりと焼き上げます。これが理想の、魚の焼きかただな。
この日に備えて、由貴亭店主は鮎を釣りまくっていたのだが、それだけで足りるわけはなく、鮎釣りの上手な知人を動員して、宴会用の天然鮎を確保したのである。これは相当な量が用意されており、宴会終了時にはまだ余っていた。鮎食べ放題の宴であり、鮎が好きで好きでたまらない人には天上の宴であろう。
…もっとも集まってる人は、みな鮎が好きで好きでたまらない人たちであり、そういう人たちにも、鮎を4匹も5匹も食うのは、やや無理ではあったみたい。
由貴亭を好きな人たちは、すなわち鮎を好きな人たちであり、延岡市からけっこう離れた行縢の山麓にも、たくさんの人が集まっていた。その集いのなかでの、サプライズの誕生日のお祝い。なにがなんやらわかりにくいけど、まんなかで誕生日を迎えた人がバースディケーキの蝋燭を吹き消しているところです。
宴会に来ていた人たちに、鮎と延岡の自然についてのいろいろな話を聞く。
川と水に恵まれた延岡の地といえど、年々鮎の漁獲量は減ってきており、以前は鮎の名所だったのに、今では獲れなくなってしまった瀬も増えてきているそうだ。
美味い鮎は、貴重な財産であるからして、これをいかに後世に残し伝えていくか、そういう真面目な話も出てきた次第。なかなかためになることの多き宴であった。
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ひでじビールのHP → ひでじビール
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