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October 08, 2009

鮨:10月の光洋 バブリーな夜

 今夜は突然ヒマになったので、ふらりと光洋へ鮨を食いに行くことにする。
 ちょうど台風が日本を縦断したあとなので、海はめちゃくちゃな状況であり、仕入はよくないであろうと予測はしたが、それはあまり考えないことにした。

 さて席について、酒のアテを待っていると、光洋常連のW氏が登場。
 W氏は最初からかなりハイテンションである。じつはW氏は3日前にも来ており本日は来る予定はなかったのだが、その後光洋がいいアラを入荷したという情報を聞き、「美味いもの食うぞ!」の戦闘モードに入って光洋に突入してきたわけ。

 隣の席についたW氏と、「おひしぶり」の挨拶をかわすうち、今日はいいアラが食えるから、いい酒も飲まないといけない、自分が店にキープしている秘蔵の酒を飲みましょう、と愛知の酒「蓬莱泉・吟」を出してくれた。
 この酒初めて飲んだけど、大吟醸にしては香りが控えめなのに、口中に広がる旨みの複雑さが印象的、そして咽には清冽な感触を与えて、すーと流れていく。たしかにこれは名酒だ。入手するのは大変な手間がかかるとのこと。
 その希少な酒を、差しつ差されつぐいぐい飲んでいるうちに、10キロを超える大物アラの、一番脂の乗ったカマ焼きという、豪華な焼き物登場。寝かせて間もない獲れたてのアラの身は、ぷるぷるこりこりの愉しい食感。脂も良質なものが十分に乗っており、アラの新しい魅力をたっぷり教えてくれた。高級魚アラの、数限られた部位の料理であり、そうそう食べられるものではない、貴重な、バブリーなものをしっかりと体験させていただきました。貴重な酒「蓬莱泉・吟」とあわせ、バブリーな夜であった。
 その「蓬莱泉・吟」、美味すぎてついついピッチが上がり、私のほうが半分以上飲んだんじゃないのかな。W先生、失礼いたしました。

 本日はネタにはあまり期待していなかったのだけど、シャコや赤貝などは、なかなかの上品が出ていた記憶はあるが、…アラと蓬莱泉の印象が強すぎて、どれがどれやらどうでもよくなってしまった。わははは。(←わははじゃないって)

 その「蓬莱泉・吟」のwebから拾った写真。
Gin_2

 醸造元のホームページをみると、他にもおいしそうな酒がずらずらと並んで載っております。

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