登山:秋の霧島(えびの高原→韓国岳→高千穂河原)
そろそろ紅葉のシーズンの始まりなので、霧島に登ってみることにする。
本日の天気予報では午前中は曇りで午後は晴れという中途半端な天気。着くのは午後なので、天気予報を信じて晴れた空のもとでの登山を期待する。
午後1時に韓国岳の登山口であるえびの高原に着くと、まだ天候は曇りであった。えびの高原いったいは濃い霧のなか。正面方向に今から登る韓国岳がそびえているはずだが、何も見えません。
午後から登り始めたので、登山道では登山を終え下りて来る人とばかりすれ違う。みな雨具を着ているところをみると、午前中はかなり悪条件の登山だったようだ。
韓国岳山頂までは500mほどの高さを登る。登山道には道のりを10等分しての何合目という標識があるので、行程がわかりやすい。6合目を過ぎたあたりで急登は終わり、噴火口を巻くような道となって、それから頂上へと到着。頂上にはバンザイ三唱している数人の若者のグループがいたくらいで、シーズンなのに人少なき頂上であった。
韓国岳登山の途中で、天気予報通り霧は晴れてきたが、それでも遠方の高千穂の峰にはまだ雲がかかっている。
しばらく待つうち、霧がどんどん晴れていき、霧島の縦走路が現れてきた。
見下ろす山肌の紅葉は3分~5分といったところ。来週くらいからが見ごろになりそうだ。
韓国岳からの下りはガレ場が続き歩きにくい。注意しながら降りて行き、獅子戸岳へ至る鞍部の縦走路に入る。ここの雑木林の紅葉を期待していたけど、まだ早かった。でもここは植生は豊かで、静かな雰囲気のいい道である。霧島縦走路では、この道が私は一番好きだ。
獅子戸岳を越えた次は新燃岳である。
ここの噴火口は、九州最大の露天風呂となっている。ただし底部は硫化水素ガスが満ちており、これに入浴しようと思ったら、ガスマスクなしには不可能。
もっとも、火口内そのものが立ち入り禁止になっており、そのようなことをしていると絶対に通報されます。
人気の高い紅葉シーズンの霧島縦走路とはいえ、天候の悪いなか午後に縦走しているのは私だけであったが、新燃岳で登山者1名とすれ違う。普通の靴にザックもなしのラフな格好で、たぶん新燃岳山麓の温泉宿から散策がてら登ってきたのであろう。けっこうな高さを登らねばならないはずだが、たいしたものだ。
新燃岳から中岳経由で高千穂河原まで下りていく。
中岳を過ぎたところで自然歩道が整備されており、もみじ林の植林のなかを歩いていくことになる。ここはそろそろ紅葉づいてきており、なかなかきれいであった。日がもっと照っていれば紅葉の色もより映えていたろうが、残念である。
えびの高原より3時間半ほどで高千穂河原に着き、縦走終了。
ここから舗装路を歩いてえびの高原に戻る根性はなく、うまいぐあいに駐車場にとまっていたタクシーに乗って出発地へと戻った。
「登山」カテゴリの記事
- 森の貴婦人に会いに行ってひどい目にあった話(2020.06.27)
- 令和2年5月 宮崎のアケボノツツジ(2020.05.10)
- 地球温暖化を実感する @冠山~寂地山登山(2020.02.23)
- アクロス山に登ってみる@福岡市(2019.11.16)
- 滝で涼みに日向冠岳へ(2019.07.06)
The comments to this entry are closed.
Comments
はじめまして。カミタク
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/
と申します。
私が運営しておりますホームページ「温泉天国・鹿児島温泉紹介!」
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/kagoonin.htm
内のサブ・コンテンツ「霧島連山登山体験記」
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/KAGKAN02.HTM
から、貴ブログ記事にリンクを張りましたので、その旨、報告申し上げます。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
Posted by: カミタク(リンク先は「霧島連山登山体験記」) | February 20, 2010 12:31 AM