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September 09, 2009

練習、練習、練習!  Practice, practice, practice!

 仕事、スポーツ、趣味 どんなことにせよ、自身のレベルをあげていくには、練習とは、大事なものである。
 ある人が素晴らしいことをやったとして、そこで出した結果は、それが良いものであればあるほど、その背後に膨大な練習量がひかえている。

 ここで私の好きなジョークを紹介。

 Maestro violinist Jascha Heifetz was racing up New York’s Seventh Avenue to a rehearsal, when a stranger stopped him. “Pardon me”, he said, “can you tell me how to get to Carnegie Hall?”. “Yes”, answered the maestro breathlessly, “Practice, practice, practice!”

 適当に訳すと、
 バイオリンの巨匠ハイフェッツがリハーサルのためカーネギーホールへ向かっていた。そこへ道に迷った人がハイフェッツを呼びとめ、「すみません。カーネギーホールへはどうやったら行けるのでしょう」と尋ねた。ハイフェッツはただちに答えた。「練習、練習、練習あるのみ」

 笑いのポイントが分かりにくい人のためにあえて解説を加えると、まずハイフェッツという人はヴァイオリニストの歴史の中で最高の名人とされている。彼の録音を聴くと、一音一音が楽譜の通りの音階、強さ、ニュアンスで弾かれ、サイボーグが演じるかのごとく、まさに完璧な演奏。20世紀のヴァイオリニストはハイフェッツの影響を受けることなくしてヴァイオリンを弾くことは不可能であった。それほどの天才である。
 さて、カーネギーホールとは米国で最も権威のある演奏ホールであり、その舞台に上がることのできるものは当代の一流の芸術家に限られる。
 その天才がカーネギーホールへの道を聞かれ、まさか有名人である自分が単に道順を聞かれているとは思わず、カーネギーホールに登場できる方法を聞かれたと思い、そこでただちに、「練習あるのみ」と答えたわけだ。

 ハイフェッツほどの天才にして名人にしても、その地位に立つために最も重要なものは、才能とか、センスとかではなく、練習であったというわけ。

 このエピソード、検索するとピアニストのルービンシュタインにも同じようなものがあるため、どうやら実話でなく、カーネギーホール用のアメリカンジョークのようだ。ただし、ルービンシュタインはこのジョークの登場人物になるには、器が小さく思える。ハイフェッツと同格のピアニストなら、ホフマン、ラフマニノフといった伝説的名人のほうが適役と思うが…あ、彼らはカーネギーホールには出ていなかったのかな?

 それはともかく、ハイフェッツという人は、神か悪魔のような演奏をするため、人間を超えた超常の存在のように思われていたわけだが、彼のその神か悪魔のような技術を支えていたのは、やはり練習だったのであって、ハイフェッツには練習に関する彼の有名な言葉が残っている。こちらは実際にハイフェッツが語ったもののようである。

 If I don't practice one day, I know it; two days, the critics know it; three days, the public knows it.
 1日練習しないと自分が分かる、 2日練習しないと批評家に分かり、 3日練習しないと聴衆に分かる 。

 ハイフェッツほどの名人でさえ、1日練習をさぼれば、そのレベルは確実に低下する。
 我々凡人が努力を怠れば、そのレベルの低下のいきつく先はいかなるひどさであるか。なんか、おそろしくなってしまう。

 …自転車、やっぱりちゃんと練習しないといけないか。
 


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