登山@可愛岳(延岡北川町)
ようやく涼しくなってきたので、7月に登ってあまりの暑さに途中で撤退してしまった可愛岳へと登ってみる。
登山口は「西郷資料館」のすぐ近く。写真の右手に見える階段が、北登山道へと続く。西郷軍が敗走路に使った登山道は、資料館の左手にあり、こちらは下山路に使うことにする。
北登山道からは眺望は利かない林の中の坂をただただ登って行く。林が切れたところで林道に突き当り、風景が開け、可愛岳の稜線が見える。可愛岳本峰はこちらの登山道からは最後のほうまで見えず、ここから見える峰は稜線上のコブである烏帽子岳だ。
烏帽子岳は標高588m。南面が崖になっていて、見晴らし良好。日向灘、延岡市が眼前に広がっています。
登山口から標高差約500mを1時間弱で到達。夏の暑い時期に来たときは1時間半以上はかかったので、登山のコンディションがいかに気温に左右されるかがよくわかる。
烏帽子岳からは、小さなアップダウンを繰り返しながら、150mほどの高さを山頂に向けて登って行く稜線路となる。
途中に「前屋敷」なる、たぶん以前に建物があったであろう石垣跡がある。こんな山奥になんの目的があって建てられたものなのであろう。
可愛岳稜線は林の中で眺望はきかないけど、鉾岩と名付けられた岩峰の立っているところは例外的に眺めがよい。岩自体の格好もいいので、ここを山頂ということにしたほうがよいような気もするが、山頂はここより10分ほど行ったところの小広場であり、そこからの眺めはあんまりよくない。
山頂からは西方面に祝子川方面に下りる道があるようだが、そっちに行っては元の登山口に戻れなくなるので、元来た道を引き返し、南登山道への分岐から下りに入る。
南登山道は羊歯が多い道であり、一部は崖を羊歯が覆い面白い道となっていた。この崖に刻まれた道は幅のとても狭いところがあり、そこで間違って羊歯に足を踏み入れると、そこは崖なので、足は宙に浮き、一挙に落ちてしまう。そういうトラップ仕掛けのある、こわい道であった。たぶん、落ちた人はいると思う。
北登山道からは可愛岳は山頂の近くに到るまで見えなかったけど、南登山道からは可愛岳の全容を見ることができる。
登りはこちらの道を使ったほうが、可愛岳がいかなる山か分かるので、適切に思える。
道が栗林の中になったあと、西郷資料館の近くの登山口へと出た。
西郷資料館を起点として、ぐるりと可愛岳を回るように登山道が作られており、親切なつくりといえる。
標高727mという低山ではあるが、道はけっこう変化に富んでおり、ちょっとした岩場もあり、眺めもそれなりに楽しめ、手軽に登れるという利点もあり、いい山だと思う。
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