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July 28, 2009

7月の光洋

 宮崎市の鮨屋「光洋」は酒の仕入れにも力を入れていて、7月末の週末に、懇意の酒造元の新酒の披露会があった。私も参加したかったのだが、仕事があり残念ながら出席できず。酒への興味に加え、こういう会は、宮崎の濃ゆい人が集まるに違いなく、さぞかし濃いく、またタメになるであろう話が飛び交うであろうので、末席よりそういう話をうかがいたかったのであるが、残念であった。

 その時に出た新酒がまだキープしてあるとの連絡があり、それならまだ酒が新しいうちに飲みたく、本日光洋へと出かけた。
 出てきたのは、羽根屋という富山の酒で、香り豊かで、口のなかで広がる味もまた豊かなもの。いわゆる「豊潤」というイメージの酒。これはたしかに美味い。
 ただしこの手の酒って、鮨屋にとっては肴がいらなくなるほど美味いというのが弱点であり、これにがっぷり四つで組み合うことのできる肴ってけっこう難しそう。…でも、光洋の白身魚で、思いっきり寝かしたもので、香り旨さが濃厚になったものがあったな。あれなら、いいマリアージュになるのでは、などとも思った。
 美味い酒と美味い肴・鮨の組み合わせというのは、ものすごく難しい問題であり、多くの鮨屋はそれをスルーし、超一流の店でも酒は一種類のみと決めたりしているところがあったりするのであるが、光洋はそこのところをがんばっているわけで、店主の切磋琢磨・試行錯誤はこれからも続くのでありましょう。

 鮨もあれこれとつまむ。
 シャリは一種類になっており、以前の力強い赤酢のものと比べると、やさしくやわらかな味わいとなっている。江戸前鮨は、シャリが主人公だとばかりシャリでネタをねじふせるような鮨を出す店が多く、あんがいと私はそういう鮨が好みであったりするのだが、光洋のはネタの美味さを引き出すことを重視した、控えめな感じの味わいのシャリである。これはこれで美味く、とくに白身系統〆もの系統はバランスがよく取れていて、秀逸な鮨となっていたと思う。

【本日のシンコ3枚つけ】
Shinko


 平日ゆえデスクワークがまだ残っていたので、飲んだのちはちょいと仕事に寄ることにする。夜も働いているであろうメンバーのために、お土産として光洋の絶品の「ちらし寿司」を注文。
 さて、職場に寄ると、なんとまだ7名も残っていた。「ちらし寿司」はたぶん3人前くらいのはずなので足りないなあとは思ったが、とりあえずお土産と渡す。すぐに箱は開けられ、「わ~。宝石箱みた~い」と誰もが思う感想が飛びかい、みなさんで争ってスプーンですくって食べることに。「こんな美味しいちらし寿司初めて食べました」とみなさんの感謝の言葉に、なんかとてもいいことを行ってしまったような面映ゆい気持ちになってしまった。


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