日食@平成21年7月22日
平成21年7月22日は、日食の日である。
日食じたいはさほど珍しいものでなく、私とて今まで幾度も、部分日食で3分の2ほどまで欠けた太陽を見た記憶はある。しかしながら今回の日食は欠け具合が宮崎で95%と、今までのものに比べ非常に本格的なものであり、その天体ショーを期待していた。
ところが本日はあいにくの薄曇りの天候で、晴れ間ものぞかない。まあ、ダメもとでと11時少し前に外に出る。95%欠けているはずだが、外は普段同様に明るい。太陽、5%だけでもその力はすごいです。
太陽は天の真ん中ほどの高い位置にあり、雲を通してその存在は分かる。
どれどれと遮光フィルムをかざして、太陽を見ると、…おや、見事に欠けている。太陽は爪の先のようなほっそりとした形であり、とても細い三日月状となって輝いている。
これは滅多に見られるものではなく、珍しいものなのでしげしげと見たが、形がどんどん変わるとか、炎を吹き上げているとかいうものでもないので、そのうち飽きて見るのをやめた。
記念にとデジカメで太陽を写したが、条件を設定するのが難しく、遮光フィルムを通したただの光の固まりにしかなってません。…デジカメの基本設定に、太陽の写し方なんて載っていないから、まあ素人には調整は無理ですな。
でも、この日の個人の記録webには、たくさんの日食のきれいな写真が載っている。みんなどうやって撮影したのだろうか?
あとでNHKのニュースを見ると、硫黄島などでの皆既日食のシーンは、荘厳にして神秘的なものであり、まさに自然の演じる最高のショー。これはたくさんの旅費を払っても一度は見たくなるものだなあと感心。(暴風雨に直撃されてしまった悪石島ツアーの人は残念でした)
私も皆既日食ツアーに参加してみたくなってしまった。
来年はイースター島で皆既日食が見られるそうで、ならばモアイ像もついでに見物できるわけだし、…行きたい。
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