サイクリング 延岡北海岸
宮崎県北の海岸線は複雑で変化に富んでおり、風景として特徴あるものになっている。
眺めていて楽しい海岸線であり、いく度も訪れたくなる地である。ただし自転車で行くとアップダウンが激しい道が続くため、相当にきついのが難ではある。
難ではあるが、あの美しい海岸線を見ながらのサイクリングは、きつくとも魅力的であり、天気もいいこともあって、出かけてみた。
県道388号線を北上し、川島町でリアスラインと別れて右に曲がって212号線に入り、そこからは平坦な海岸線を行く。右手は延岡港であり、港の入り口付近に、「常夜灯」なる、江戸時代に作られた夜通し灯りをともしていた灯台が立っている。延岡って、旭化成が来てから町として成り立ったくらいに思っていたけど、それよりもはるかに古い時代から、重要な港町として成立していたんだなと、ちょいと感心。も少し詳しく、当地の歴史について勉強してみる気になった。
港沿いの道を突き詰めると、半島部に到り、道は高度を上げてい、側は海である崖に刻まれた道を行くことになる。県北の海岸線は、このパターンばかりだ。適度なアップダウンを繰り返して徐々に高度が上がっていったのち、道は一挙に下りに入り、海を横目に見ながら自転車を漕いでいくうち、小さな港に到達。
ここできつい道が終わりということではなく、向こうの山に刻まれた道をまた登り返さねばならないのは、県北の海岸線のルートのいつものパターンである。
ある程度行ったのち、道は海岸線から離れ、山の中に突入。えんえんと続く坂を登るうちに、ようやく名もなき峠に着き、そこからは一挙に下り、ここから先はきついところはない。
あとはお気楽ロードを辿って、戻るのみ。
道の途中、少し面白い風景あり。
田植えを控え、耕運機で田を整備しているのだけど、そのはずれに白鷺が幾羽も集い、餌をついばんでいる。耕運機で田を攪拌したときに、小魚や虫のたぐいが掘り出され、それを食べるために集まっているんでしょうな。
「ゴンベが種撒きゃ、カラスがほじくる」という童謡があるけど、べつだん種撒かなくとも、田あるいは畑を耕すだけで、鳥は集まってくるわけです。
季節はもう少しすると梅雨を迎え、それに備えての田植えの準備。
自転車でうろちょろすると、季節の推移を、五感全てに鋭敏に感じることができます。これも、自転車の楽しみの一つです。
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