サイクリング:日向岬
今回は海方面へサイクリングに行く。
北浦の海岸線と並んで、日向市の海岸線は変化に富んでいて、観光名所となっていることから、そこを目指す。
日向までは国道10号線を利用。歩道がずいぶんと広い道路であり、この歩道はたぶん自転車も使っていい兼用の道路みたいなので、車の交通量の多いところでは遠慮なく歩道を使わせてもらう。歩道とはいえ、歩行者の数じたいが少ないので、自転車専用道路みたいになっており、このあたりは「自転車にやさしい」つくりの国道となっていた。宮崎市に近づくと、まったくやさしくなくなってしまう国道10号線なのではあるが。
日向市に入り、岬の方向へ向けて適当に走らせていくと海岸線に突き当り、標識に従って「馬ヶ背」を目指す。
岬の突端であるはずの「馬ヶ背」への標識へ従って進んでいくも、なぜか道は上へ上へと登っていく。岬は小高い場所ゆえ上るのは不思議はないが、それにしては海岸線から離れていくのが不思議だ。まあ、登ってもたいした距離ではなかろうと思ったが、なんのなんのきつい坂が延々と続いていき、なぜか日向岬の頂点である「米の山展望台」に到着。200メートルくらい登ったな。
日向灘が眼下一面に広がっている。空気が澄んでいたなら、四国も見えたのだろうけど、本日はすこし霞がかかっており、そこまでは見えなかった。
米の山を下り、あらためて「馬ヶ背」を目指す。
リアス式海岸の特徴のアップダウンの多い海岸線を走るうちに、「クルスの海」なる観光名所が出現。クルスとはなんであろう、と思ったけど、風景を見れば容易に十字のことと判明。
これは面白い。たぶん日本でもここくらいにしかない光景ではないのだろうか?
流れが一方向しかない海において、このように直交して、岩が切られる物理法則がよく分からない。かなり珍しい現象と思われる。
見事な十字である。
地元では、この十字と、傍の小岩(○)を足して、「○十」の形にして、「叶う」と読み、「ここで祈りをささげると願いが叶う」との伝承があり、その助けとして、祈りをささげたのちに鳴らす鐘が置いてあります。
クルスの海を過ぎ、またアップダウンのきつい道を走るうちに、ようやく「馬ヶ背」駐車場に着く。ここからは徒歩で、海岸線まで歩く。
日向岬一番の名勝である、柱状岩は歩いて5分くらいの場所にある。
海より垂直にそびえる、何百本もの岩の柱は、迫力あります。高千穂峡に似た風景であるが、海の波が柱に次々にぶつかりくだける様は、あちらの静に対し動的な風景を形成しています。
この柱状岩が「馬ヶ背」というわけでなく、ここをさらに過ぎた、痩せた岬が「馬ヶ背」であり、眺め良好。
馬ヶ背を過ぎると、観光ポイントはおおむね終了。
あとは元来た道を帰路にとるのみ。
本日の走行距離:56.7km
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