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April 24, 2009

光洋へコハダを食いに行く

 延岡にも寿司屋はたくさんあり、漁港あるいは海が近いことからか、素材はなかなかのレベルのものが出る。これには少し驚いた。
 ただし、〆ものが弱い。光ものは鯖はたいていの店で置いており、「新茶屋」の鯖なんてかなり良いものを使っており、〆方も上手であって、食べて満足はしたが…どの店にも肝心のコハダが置いていないんだよなあ。九州全体ではコハダを出す店が少ないとはいえ、探せば一軒くらいはみつかりそうなものだが、いまだ見つからず。たぶん一軒もないような予感がしてきたわい。
 コハダ。コハダはまさに鮨にするために存在しているような魚である。うまく〆られたコハダは旨さの塊であって、噛みしめるたびにコハダの旨さとそれに酢と塩の旨さが染み出てきて、シャリとともに口になかに広がっていく。この食感こそ、「鮨」の醍醐味そのものと言えるわけで、鮨を食う喜びはコハダを食う喜びと言っても言い過ぎではない。(このフレーズ、赤身と穴子にも使えるな)
 そのコハダを2週間ほど食べていないと、どうも胃袋の調子が悪い。今まで住んでいたところは、幸い近くにコハダを置いている店が一軒くらいはあったから、そういう状況には陥ったことはなかったが、今回は初のピンチ。(それにしても山中の盆地で、魚を食う文化が発達しているわけでもない都城で、通年コハダを置いている「ささぐり」って偉かったなあ、と今にして思う)

 ということで、JRに乗って宮崎市へ光洋にコハダを食いに行く。
 店に着くなり、ビールと、それにいきなりコハダを頼む。久しぶりのコハダ(といっても2週間ぶり)は、たいそう美味でございました。それに近頃飢えていた光りものを頼む。大分産のイワシは良質な脂が乗っていて、さわやかにとろけていく食感がたまらない。これは大当たりだ。鯵も新鮮で歯ごたえ良好。ここで人心地がついたところで、またコハダに戻り、むさぼり食おうと思っていたが、本日は、いいコハダがあまり入っていなく量がないとのこと。ここはじっと我慢して、白身、シャコ、マグロヅケ、赤貝など定番のネタをいただき、腹がふくれたところで残り少ないコハダを一貫頼む。それから絶品であったイワシもおかわり。
 やはり、ここの鮨は満足度が高いなあ。


 金曜日の夜は常連客が多く、隣の方は、「宮崎で美味いものを食いたいので、宮崎で若手が育ってほしい」と力説。そのために、若手同士で連絡しあい、刺激を受けてほしいと店主に述べる。
 最近九州では関西で修業した人たちが、九州で店を開いていることが増えてきているけど、宮崎でも同様の傾向があり、本格的な京都料理を出す店もある。そして由布院なんかが典型だが、いろんな分野の料理人が協力しあって、自分の料理の幅を広げ、高めていき、その結果その地の料理のレベルが上がるという地がある。
 宮崎市も、そのような連携が取れれば、技術に加え、食材調達のレベルも上がるだろうし、全体の食のレベルが上がるわけであり、これはいいことを言うなあと思いました。若い料理人が多い今は、宮崎市の食のチャンスでありましょう。博多、札幌なみの食の地を目指せとまでは言わないが、いつまでもマンゴー、地鶏のみ有名ではさびしいものがあります

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