今山大師祭り
4月の第3週は、当地で大師祭りというものがあり、これはかなり盛大な祭りだそうだ。宗教界の最大のスターである弘法大師を祭る日だそうで、大師がこの地を訪れた歴史でもあるのかと思ったけど、べつにそういうことはなく、江戸時代に疾病が流行ったときに、息災延命の祈願のために、高野山より弘法大師の像を貰い請け、それから大師を祭るようになったそうだ。
延岡駅近くの小高い丘である今山の山頂近くに、大師像は建てられており、17メートルという高さがあることから、どこからでもよく見える。なんとはなしに、広範な御利益を与えてくれそうな像であります。
祭りはパレードが名物であるということから、行ってみた。
自衛隊のブラスバンドが先頭を行き、その次は、宮崎一の有名人東国原知事がオープンカーに乗って登場。知事になって2年以上たつけど、独特の貫録がついてきました。
その後、太鼓をたたく人たち、コスプレの人たち、時代劇の仮装の人たち、浴衣で踊る人たち、ただ歩く人たち、などなどのパレードが続く。博多どんたくよりはましなレベルで、見てて退屈はしなかった。
退屈はしないものの、全部見るほどのものでもなかったので、途中で見物をきりあげ、大元の大師像へと行く。大師像が本尊みたいな地であるけど、今山そのものは神社となっており、鳥居をくぐって石段を登っていき、登りつめたところに大師像がある。
ここもいっぱい出店が出ており、大勢の人でにぎわっていた。
紺碧の空を背景に弘法大師の像が錫杖を持ち威厳をもって立っています。その前には、神社ふうの茅葺様の門、横にタイ風の仏塔と、なんかどういう宗教様式の場かよく分からないが、これはこれで霊験あらたかではありそう。
延岡は丘の多い地であり、小高い丘がにょきにょきと海沿いの平地にはえている。弘法大師を祭る今山のその一つである。
今山に登ったので、そのついでに他の丘もいくつか自転車で登ってみることにする。
まずは西側の青葉台。よく整備された住宅地であり、頂上付近からのながめがよい。
手前の丘が延岡藩主が城を立てていた城山。その奥の大きな丘が愛宕山。
青葉台を下りて、次は城山へ。
ここの坂は自転車あるいは車で登るつくりにはなってなく、かなりきつい坂である。根性で頂上を目指すうち、最後のほうは階段が出現。ここを無理して登るとタイヤが痛みそうなので、押して登る。
山頂には小さな公園と、鐘つき台などがある。たぶん除夜の鐘はここで鳴らしているであろうから、街中によく響きそうだ。
頂上からの展望は、延岡市が一望でき、その中心に延岡のシンボルマーク、旭化成の煙突が突き立っています。夜景だともっときれいだろうな。
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