寿司@一心鮨光洋
雨のなかのサイクリングを終了。30キロ程度しか走っていないが、それなりに腹は減る。今日は光洋に行って、たらふく鮨を食うことにする。
宮崎市は今週はWBCキャンプのおかげで、たいへんな人出でにぎわっていたのだが、さすがに最終日の本日は落ち着いているであろう。店主に今週は繁盛していたでしょうと聞くと、残念ながら、WBCの恩恵にはあずかれず、通常どおりの客の入りであったそうだ。場所が悪いのか、客層がずれていたのか。でもWBC参加の選手たちは訪れていたそうである。
つまみと鮨をお任せで頼む。
ふっくらした河豚の白子を海老芋に乗せて。
九州で海老芋を見るのは珍しい気がする。
河豚にはウニを和えている。白子とウニの組みあわせは、どちらも個性の強い食材なので、調和しなさそうに思えるが、このウニはおとなしめの味だったので、うまく白子を引き立てていた。白子のもっちりした食感と、エビ芋のほくほくした食感の対比も面白い。
甘鯛の兜焼きというのもあんまり見ない料理だなあ。初めて食べる気がする。
通常の2倍はありそうな巨大な甘鯛を用いての兜焼きで、ここまで来るとさすがに食べ応えがある。このサイズの甘鯛の松傘焼きというのも、一回くらい見てみたい。一人で食うのは無理だろうから、多人数で来たときなど。
赤貝は閖上のもの。これだけ肉厚だと、堂々と閖上産ですと主張できるレベルの赤貝です。噛めば弾力よい歯ごたえとともに、海の味が口いっぱいに広がってくる。
光洋は3月から、午後10時~午前1時に、店主一人で仕切る、新しい形態をとるそうだ。その営業時間は、店の名前を「趣味鮨 一(はじめ)」と変え、カウンターのみの営業となる。いわゆる鮨の名店に多い、店主一人で仕込み、握るスタイルとなるわけで、店主のより望むかたちで鮨を供することが出来るようになる。なかなか思い切りのいい話である。ただし問題点は営業時間か。午後10時は、普通の人にとっては、鮨を食べはじめる時間としては、ちと苦しいのでないかな。午後10時からとなると、どこかで飲んでから、「よし、次は鮨でも食いに行こう」との乗りで、流れてくる客が多くなりそうな気がする。というか、そういう客をある程度あてにしないと、客数の確保は難しそうだ。そうなると、場所がちと悪い。飲み街である橘通りから離れているだけに、あそこで飲んでいた人たちが来るには距離がありすぎる。普通は来ない。
となれば、飲んだあと、「よし、次は店主の鮨が食いたい」という人がメインに集まる鮨屋になるんだろうなあ。…なんか、マニアックな鮨が楽しめそうだ。
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Comments
so informative, thanks to tell us.
Posted by: Kayaniedesy | September 30, 2010 12:17 PM