新矢立トンネル~北郷町~大戸野越
今日は少しばかり遠出をすることにする。三股町から新矢立トンネル経由で北郷町に抜け、そこから北進、大戸野越を越えて田野に下り、そこからは国道269号線に入って戻るというコースを設定。大きな峠が二つあり、それなりに坂登りを楽しめそうなコースである。
33号線を進んでいき、長田峡,椎八重公園,しゃくなげの森などの観光スポットを横目でみながら矢立峠へ向かう。これらの公園、春には花盛りできれいでしょうな。その時期に公園を訪れてみよう。しゃくなげの森を過ぎたくらいで矢立峠が見えてくる。
【矢立峠 遠景】
けっこうな高さがあるが、トンネルがあるのであそこまで登らずともよい。文明のありがたさよ。しゃくなげの森を過ぎての川沿いの道はそれなりに傾斜のあるだらだら坂で、結構体力を要する。テレビ塔を何本も建てた鰐塚山が見えるころ、川をよぎって新矢立トンネルにとりつく登り道に入る。
【新矢立トンネルへの道】
この登り道は下からみると傾斜が強いけど、いざ走ってみるとさほどの傾斜はなく、あっさりと最高点の新矢立トンネルにたどり着く。
【新矢立トンネル】
このトンネル、照明が何箇所か切れているところがあり、その間は真っ暗で、視界が悪くなる。サイドには歩道しかなく、トンネルの距離が長いこともあり、自転車で車道を走ると恐怖を感じる。車が一台トンネルに入ると音が全体に響き、車がどこから来ているのやら分からなくなる。この怖いトンネルを抜けると、下り坂。道幅は広く、よく整備されておりじつに快適な道路だ。一気に広渡ダムまで下っていく。ダムを右手に見ながらどんどん下っていくと、日南と田野の分岐点があり、田野へ向かう。この分岐点手前には「猫塚公園」という、突っ込みどころの多い公園があり、これは別稿にて紹介することにする。
【田野・日南分岐点】
【間違いの道】
しばし行くと、広域農道がある。この道ではないはずだが、木製の看板に「←田野」と書いており、新しいバイパスのように思える。標識(?)に従い、この坂を登っていく。しかし、ずっと進めると大きな橋があり、その手前に「都城→」の標識がある。あれっと思って進めると、なんと元の33号線に出てしまった。仕方なく引き返す。時間ももったいないが、坂を登って下ってまた登った体力がもったいない。
元の分岐点に戻り、田野に向かって走る。大戸野の街の公民館のあるところから、大戸野峠が見える。まだまだ遠いな。
【大戸野越遠景】
この峠を越える28号線は、ライダーに人気があるらしく、重量感あふれる4ストの大型バイクや、若者が乗っているらしい2ストのスポーツタイプのバイクが、次々にかっとんで行く。その横、ローギアでハムスターのごとくペダルを回しながら、よれよれと坂を登っていく中年自転車、彼らにはどう見えるのだろう? さすがに馬鹿とは思わないだろうが、邪魔とは思うだろうなあ。
飫肥杉が山容を埋める景観が左に見えるころ、坂の傾斜もゆるくなり、ようやくにして大戸野越に到着。ここがハイライトで、もうこれ以上のきつい峠はないはず。ここからは道路脇に電光掲示板がいくつもあり、路面凍結注意の文字とともに、本日の気温がのっている。3℃だそうだ。寒いはずだよ。
【大戸野越】
峠を下りきると、国道269号線に合流。ここからは楽なはずと思ったが、269号線はけっこうアップダウンがあり、それなりにハードな道であった。なかなか楽はさせてくれません。季節名物の大根干しなどを眺めながら、自転車を進めて行く。
【大根干し】
山之口道の駅の手前の峠を越えたころ、もう下り道なので楽になると思ったが、なんだか身体全体にやる気がなく、ペダルが漕げない。筋肉痛はまったくなく、筋肉が疲労しているわけではない。これは糖分不足だ、と思い、うまい具合にすぐ近くにあった道の駅で、チロルチョコの詰め合わせを買い、むさぼり食う。(携帯食は食いつくしていたのだ)ひとごごちついたのち出発。現金なもので、ペダルが回る、回る。人間の身体って、チロルチョコ5個程度で十分にエネルギーが補給できるんだから、エネルギー効率よくできていますな。道の駅を越えたのちは、道は平坦であり、容易なサイクリングとなった。
本日の走行距離 95.3km
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