白鹿岳@曽於市
白鹿岳というのは曽於市で一番高い山である。
標高603メートル。高さはそれなりだが、星がきれいで有名なところであって、観測者がよく訪れるそうだ。頂上は整備されておりこじんまりとした公園もある。
ちなみに曽於(そお)市の「そ」は熊襲の「そ」であり、球磨とあわせて熊襲なのである。日本書紀にも出てくる由緒ある地名なのだ。その由緒ある地の一番高い山、自転車で頂上まで行ける山であり、眺望もいいらしいので、少々遠いが出かけてみる。
【白鹿岳 遠景】
さてその白鹿岳、宮崎側からは入り口が分かりにくい。曽於市に入ったのちは、テレビ塔を建てた山頂は遠望できるものの、入り口への標識が見当たらない。Googleの地図を頼りに、財部南小学校近くで県道482号線より山に向けて曲がっている道に入り、鄙びた集落を横目に山間の道を行く。どこにも標識がないまま山への入り口を求め何度も山間の道を往復するのち、山に登る道は一本しかないのが判明。傾斜15%くらいにとんでもない軽トラック専用みたいな道に突っ込んで登っていく。ようやく踊場みたいな平坦な地が出てきて公民館らしきものが建っている。その傍からちゃんとした舗装路が伸びており、その道の入り口には「白鹿岳林道起点」なる標識があったので、やっと確信を持って白鹿岳に向かって進める道を発見したことになる。
【白鹿岳 近景】
この林道も10%以上の斜面。これを進みゆき、ようやく白鹿岳の近景が見えた。ここからでも結構な距離があったが、なんとか山頂公園着。最後の坂はかなりバテました。
【白鹿岳 山頂】
山頂には展望台があり、そこからは南九州を代表する山の霧島や桜島がよく見える。南九州の山々の展望台として、ここはお勧めできるポイントです。
【山頂からの展望 雲の上の桜島】
下りは鹿児島方面に抜けることにしたけど、こっちもまた山また山で、いつまでたっても山から脱出できる気配がない。山深い地ゆえ、とんでもないところに迷いこむ可能性あり。はたしてこの道でいいのであろうと不安になるころ、いきなり信号とガソリンスタンドが見え、そこでぽっかりと県道2号線に出ました。
あとは交通量の多い舗装道を漕いで帰っていくのみ。
(本日の走行距離 61km)
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【今回の不思議物件】
白鹿岳から下りていく途中の山の中、線路も道路もないところの崖にトンネルを掘っている。この地で鉱石が掘れるという話も聞いたことないし、はてなんであろうと不思議に思っていたところ、自転車を止めたところのすぐ近くに、解説の看板があった。
(私と同様に不思議に思う人が多いんでしょうな)
これは地下水路を作っているのである。近くにダムがあり、そこからこの沢に水を通し、利水するそうだ。車や人は通らぬけど、水が通るトンネル通路を作っているのあった。
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