February 11, 2018

登山:吉和冠山@広島

 寒気団がいったん退いた土曜日と異なり、また戻って来た日曜は、広島市でも朝から小雪が降っている。これは山のほうは、もっと雪が期待できるであろう。
 それで予定通りに吉和冠山に向けて出発。

【県道30号線】
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 広島市から廿日市経由で下道を行く。この時点でいい雪の積もり具合である。

【潮原温泉】
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 吉和冠山の登山口駐車場にあたる潮原温泉に到着。
 雪は順調に降っている。雨だとたまったものではないが、雪ならおおいにけっこうである。
 そして駐車場には宇部市のバスが止まり、そこからぞろぞろと登山者が降りて、そして山へと向かっている。総勢20名は越えている。
 これだけの団体が登るなら、いいトレースが出来ているだろうなと、すこし安心する。

【林道】
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 団体が過ぎたあとの雪道は、高速道路なみの高規格トレースが出来ており、踏み固められた道はとても歩きやすい。

【登山道】
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 林道はやがて川を渡る橋から登山道となる。ここが登山口である。

【登山道】
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 やがてさきほどのグループに追い付いてきた。
 宇部山岳会の人達であって、いくつかのグループに分かれての登山。この先にあった広場で休憩しているところを私が抜いたが、まだトレースは先にあった。
 この登山会の先発隊がラッセルして道を開いているとのことであり、それをつけていけばいいよとのアドバイスをいただいた。

【登山道】
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 吉和冠山までの道は、半分ほどは川沿いの道であり、いくつかの丸太橋を越える。

【登山道】
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 本日の天気予報は、「雪ときどき晴れ」という微妙なものであったが、その予報通りときおり雲の切れ間から太陽がのぞき、そうなると陽光が雪原に射して、きれいであった。

【登山道】
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 クルソン仏岩出会を越えたあたりの、ゆるやかな尾根筋で、山岳会の先発隊のラッセル部隊に追い付いた。
 すぐ後につくのも妙なので、つかずはなれずの距離でついていった。
 そのうち、先発隊は進むのを止め戻って来た。
 なんでも後続隊が昼食にしたいと言うので、いったん下方の広場に戻ってそこで食事にするとのことであった。

【登山道】
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 というわけで私の前に、ふかふかの新雪が広がった。
 今まではただトレースを追ってきただけなので、改めて現在地をGPSと地図で確認する。
 そうするとあと200mくらい尾根筋を歩き、そしてそのあたりで吉和冠山の山頂への傾斜にとりついて、あとはひたすら100mほどの高さの急登をのぼっていけばいいということが分かった。
 雪舞うなか樹のあいま、前方にぼんやり見える小高い山が吉和冠山の山頂であろうから、山頂まではさほど時間はかからなそうである。(あとで大間違いと判明)

 とりあえず行程を頭に入れたのち、ラッセルしていく。雪の積もりぐあいは、膝ラッセルというところ。気持ちよくトレースを伸ばしていくうち、後ろからなにやらドタバタといった感じで登山者が現れて来た。それは先の先発隊のうちの2名であり、どうやら予定が変更となって、山頂で昼食をとることにしたようであった。
 2名は私にあっさりと追いついたけど、無理に追い抜くわけにもいかないだろうから、私を先頭にそのまま進んでいった。

 やがてそろそろ取りつき点であろうあたりに来た。いちおうGPSで確認しようと、GPSを出そうとしていたところ、私たちが先に行きましょうかと後続の提案があり、それに私はついていくことにした。先発隊はそのまま直進し、やがて山頂への最短距離の傾斜へと取りついた。

 私もラッセル部隊の一員となり、3人でラッセルを回していったけど、この急登部は雪が深く、私はツボ足だったので、やがては腰の高さまで埋るようになった。そうなると前方の雪を崩しながらそれを踏み固めてのラッセルとなり、時間がかかる。
 先発隊はワカン装着だったので、速度は早く、私がいると足手まといになってしまうので、ここで私はラッセル隊から引退。おとなしく跡をついていくことになった。

【ラッセル隊】
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 ラッセル隊装着のワカン。
 これがあるとないでは、大違いである。
 そして私一人で登ってたら、たぶん100m登るのに2時間はかかっていたであろう。
 同日に山岳会が登っていてラッキーであった。

【登山道】
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 もっともワカンがあっても、この雪では先頭者たちのスピードは出ないので、そのうち後続の者がぞくぞくと追いついてきた。
 トレースのありなしで、速度はまったく違ってくるのが、雪山である。
 ちなみにここは崖といっていいくらいの急傾斜であったが、写真ではそれがまったく表現されていない。

【吉和冠山山頂】
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 山頂の広場には、はりだした雪庇を突破して、強引に道がつけられていた。
 霧氷がきれいであったが、雪によって展望はきかず、登頂したことのみに満足して、それから元来た道を引き返して下山。

 これだけの大人数が通ったのだから、帰りの道は簡単だろうと思っていたけど、ときおりトレースが完全に雪に埋もれているところがあった。山の各所によって、雪の降る量がずいぶんと違っていたようだ。

 そして駐車場に着くことには、降る雪はどんどん増えて、視界が真っ白になってきた。
 雪は夜もずっと降るとの予報であり、今日造られたトレースも全て夜のうちになくなってしまうであろう。

 この寒波が一日ずれていたら、土曜日も雪山を楽しめたのであるが、まあ一日でも十分に雪山を楽しめたのでよしとしよう。
 それにしても、中国山地の雪の量って、やはり九州とは比べものにならないくらい多い。うまく条件があえば、また来年も来てみたいと思った。

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February 10, 2018

寿司:吉鮨@広島市

 広島に行ったときには、是非とも行ってみるべき寿司の名店「吉鮨」。この店は、広島、というより中国地方随一の寿司の名店であり、今回の雪山ツアーでも訪れるのを楽しみにしていた。

 「吉鮨」は、広島では珍しい江戸前寿司店であり、また料理がお任せのみであり、値段もやや高めということから、少々敷居が高い、というふうに思われていたけれど、今回電話予約したさいに、料理が値段によって選べるように変わっており、初めて訪れる客も行きやすいようになっていた。
 それでネットで調べてみると、値段設定が1.5万から始まっているようであった。また以前は写真撮影禁止であったが、現在はそれも許可とのこと。

 というわけで、今回は写真を数枚使っての記事。

【炙り穴子】
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 まずはツマミから一通り。
 酢なまこ、平目と鰯、煮ダコ、炙りミル貝、茶碗蒸し、子持ち昆布みりん漬、炙り穴子、甘鯛塩焼き等々。
 どれも素材が抜群であり、そしてどれにも丁寧な仕事がなされており、和料理としても逸品。なかでも炙り穴子はこの店のスペシャリテ。まず穴子そのものが素晴らしく、それを絶妙に熱を入れており、歯ごたえも香りも見事。これを、そのまま、塩、トリュフ塩と食べ比べると、さらに味の世界が広がる。穴子で有名な広島ならではのもの、と思いきや、じつは近頃瀬戸内海の穴子は質が落ちてきて、今回のは対馬のものだそうだ。
 そして、その他にも瀬戸内海以外のものがけっこう使われるようになってきていた。地元の海が衰えて来ているのは残念であるが、それでも良い素材は広島には集まってきており、それらを厳選しての逸品の数々である。

 つまみ一通りからは、握りへと。
 つまみ同様に、全てのタネは素材が抜群に良く、それに江戸前および店主独自の丁寧にして繊細な仕事が加えられている。
 寿司店はオープンキッチンであるからして、店主の仕事ぶりがライブで見られるわけだが、それを見ていると、まさに熟練の職人芸である。
 鮨はどれも完成度が高く、店主の徹底した完璧主義がうかがえ、緊張感の高いものであり、その結果握られた鮨は形が美しく、そしてただただ美味しい。

【烏賊】
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 この烏賊の包丁の入れ方からして、芸術品のごときもの。食べるのが勿体ないような美しさであるが、食べれば、シャリとともにとろけていく素材の感触がじつに見事である。

【雲丹】
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 雲丹も、この姿だけで、その握りの技術の高さが分かる。シャリとの相性も抜群だ。


 握りは、カスゴ、キス、鯵、甲烏賊、アオリ烏賊、車海老、ホタテ、サヨリ、煮ハマ、トロタク、穴子、等々で、あとはカンピョウ巻きを追加して終了。その後は、抹茶アイスで〆である。

 料理全体、全てがレベルが高く、一貫して感心するものばかりであった。
 これほど満足度の高い寿司店もそうはないのであり、季節ごとに通いたくなる名店なのではるが、広島は遠いからなあ。
 次に来られるのはいつになることやら。

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登山:駒ヶ滝@芸北龍頭山

 2月の連休は広島まで行って、雪山に登ることにした。
 今年は例年にない大雪の年であり、中国山地にはどっさりと雪が積もっているであろうから、それを目当ての登山である。
 ただし、問題は登山口までのアプローチであり、大雪でいずこの道路も通行困難になっていることが予想されるので、なるべく幹線道路に近いところに登山口のある山を目的地に選ぶこととした。

 山渓社の「広島の山」の地図を見て、高速道のICから道路が伸びて、登山口近くに道の駅やドライブインなどの施設のある山を探すと、芸北の龍頭山と、吉和の冠山が見つかったので、まずは龍頭山に行くこととした。

 しかしながら、2月に入って猛威をふるっていたシベリア寒気団は、連休初日の土曜日にはいったん引きあげてしまい、気温は急上昇。そして気温はいいとして、前線が居座っていたので、中国地方はずっと雨の予報。
 そしてじっさいに土曜は朝から雨が降っていた。

 暖かくて、雨も降っていて、とても雪山に登る気分になれなかったが、せっかく遠方に来たので、雨足が弱まって来ることを期待して、午後に龍頭山の登山口近くの「道の駅 豊平どんぐり村」まで行って、ぶらぶらと散策。とかしているうち、本当に小雨になってきたので、とりあえず登山口まで行ってみた。

【龍頭山登山口】
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 雪は豊富であるが、道路はきちんと除雪されていた。
 龍頭山は人気のある山なのであるが、この天気では、駐車場には一台もとまっていなかった。

【登山口】
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 雨は止む気配もなかったが、登山道の雪道を見ると、やはり山歩きをしたくなり、アイゼンを装着して行けるところまで進んでみることにした。
 道には前日の登山者によるものと思われるトレースがあり、楽に進めた。

【龍頭山】
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 雨は降ってはいるものの、ときおり視界が開け、龍頭山も見ることができた。

【登山道】
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 登山道はいずこも雪がたっぷり。
 そして登山道の上にかかる樹にも雪がどっさり。
 これが落ちて直撃すると大変なので、ここは上をしっかり見ながら通過。

【分岐】
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 やがて道は駒ヶ瀧と山頂への分岐へと出る。

【駒ヶ瀧】
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 まずは駒ヶ滝に寄ってみた。
 気温が暖かいせいもあり、滝はたいして凍ってなく、見ごたえはなかった。

 そして雨足はまた強まってきて、展望は期待できないだろうし、グローブも濡れてしまい、モチベーションは下がる一方であり、龍頭山はここでおしまいにして、引き返すことにした。

 雪が多い月の連休、ウィンタースポーツ場はどこも稼ぎ時であったろうに、この天気ではどこも閑散としていたと思われる。なんともついていない話であるが、シベリア寒気団は今夜からまた南下してきて、日曜月曜はまた雪が降るとの予報。
 それで、明日の吉和冠山は楽しめそうである。

 というわけで、本来なら本日は吉和のどこかに泊まってよかったのだが、せっかく広島に来たからには、広島市の寿司の名店「吉鮨」に行ってみたい。
 それで下山後は広島市へと移動した。

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February 03, 2018

冬の英彦山&四王寺の滝

 英彦山は宮崎から遠いけど、冬のシーズンには一度は訪れたい山である。
 積雪量が多いし、それに冬期には凍ることで有名な四王寺の滝もある。

 1月最後の週の水曜から木曜にかけて、九州北部では大雪が降ったので、英彦山にも大量の雪が積もっているであろうと予想して、週末に英彦山へと出かけた。

【蛇渕キャンプ場】
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 英彦山にはいつもは日田市経由で登るだけど、雪の時期は道路状況が悪いだろうからと、今回は中津経由で496号線経由で登山口を目指す。と、途中の交通案内で、496号線はチェーン規制、はいいとして、その先の500号線は通行止めという情報。
 せっかく中津経由を選んだのに意味なかった。
 とりあえず蛇渕キャンプ場まで行ってから引き返し、少々の遠回りをして418号線を使って別所駐車場へ。

【登山口:別所駐車場】
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 418号線にたいした雪が積もっていなかったので、???と思っていたのだが、登山口に着くと、やはり雪がなかった。
 英彦山方面にはあまり雪が降らなかったのか。

【参道】
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 奉幣殿に到る参道にも雪は乏しい。
 そしてところどころ凍っているので、登りにくかった。

【奉幣殿】
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 奉幣殿の高さでは、さすがに雪が積もっていた。
 本日は神官たちによる節分の議が行われていた。
 そういえば、今日は節分であったのだ。

【四王寺の滝】
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 四王寺への急傾斜の道を登って行くと、急に視界が開けたところがあり、そこに滝が見える。
 今日はあまり寒くなかったので、じつは溶けているかもと思いながらの登山であったが、きちんと凍っていた。

【四王寺の滝】
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 いくつもの無数のツララが連なり、音楽的な律動感を感じさせる。
 まさにこういうのが「凍れる音楽」というものであろう。
 見た目も巨大なパイプオルガンといったところだし。
 本日の天気は曇りであったが、ときおり雲の間から日が射し、それが凍った滝に当たると、輝きにあわせて色調が微妙に変わって行き、その姿もまた美しいものであった。

【英彦山中宮】
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 山頂に近付くと、樹々は霧氷化しており、きれいである。
 寒いなか、時間をかけて登ってきた甲斐ある風景。

【千本杉】
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 山頂からの下山ルートは、北西尾根経由にて。
 この尾根には雪がどっさりと積もっていた。
 枯れた杉の大木が、雪とあいまって、厳しい景色をつくっていた。

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January 21, 2018

春陽館@小浜温泉

 雲仙で登山したあと、小浜温泉へと行き、ここで一泊。
 昨年も小浜温泉で一泊したけど、その時温泉街を散策したさい、「春陽館」という宿がその個性ある姿で一際目立っていた。まるで映画の「千と千尋の神隠し」の温泉宿のような、趣ある宿だったので、ここに泊まりたいと思ったので、今回はそこで宿泊。

【春陽館】
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 私はけっこう温泉宿には詳しいが、こういった高層かつ複雑に手の入った木造の古い宿ってなかなか珍しい。昔は多くあったのだろうけど、なにしろ手入れの大変な建物なので、時が経るうちに、それらは姿を消していってしまった。そして何より、現在の建築法ではこのような三階建ての大型木造建築物は建造の許可を得るのが困難なので、今では文化遺産的価値を持つ。


【部屋】
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 旅館、外からの観た目はいかにもレトロであるが、部屋は定期的リフォームが行われているようで、清潔で整理の行き届いた、真っ当な和室であった。

【夕日】
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 小浜温泉は、西側に橘湾が広がっているので、条件が良ければ美しい夕日を観ることができる。
 本日は空気が靄っていたので、あまり風情はないけど、それでも橘湾に沈む夕日を観ることができた。

【温泉】
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 小浜温泉はすぐ近くに活火山があるので、湯量もまた豊富である。
 部屋風呂も当然源泉掛け流しだ。

【夕食】
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 夕食は、もっぱら橘湾からあがってくる海の幸をふんだんに用いたもの。
 趣ある宿で、地元の味をおおいに楽しみましょう。

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January 20, 2018

登山:冬の雲仙岳

 冬は霧氷で有名となる雲仙岳へと登ることにしてみた。
 熊本からは、島原までフェリーで向う。このフェリー、観光客からもらえる餌を目当てに、カモメが群れ飛んでおり、ユニークな姿を楽しむことができる。

【有明海のカモメ】
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 カモメは船と同速度で飛んでいるので、まるで空中に止まっているかのようだ。

【仁田峠】
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 1月の九州は週末ごとに寒気が入っていいサイクルになっていたのだが、弟4週はそのサイクルからは外れて、小春日和とまではいかないが、気温が上がり、どうにも霧氷は楽しめない模様。
 そして、いざ仁田峠に着くと、妙見岳にはまったく白いものは見当たらず、どうやら今回は外れのようであった。

【妙見岳】
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 霧氷の時期は、白いトンネルとなる妙見岳の登山道。
 本日は普通の冬枯れの風景。

【国見岳】
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 妙見岳からは国見岳へと。
 山頂から観る、普賢岳と平成新山の姿は勇壮である。
 ただし、本日は春みたいな感じで大気が靄っており、遠景がどうにもくっきりしない。
 地元の人に言わせれば、PM2.5の影響だそうだが、長崎もけっこう被害を被っているのか。

【平成新山】
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 鳩穴経由で平成新山前へ。
 今も活発に活動している平成新山はいくつも水蒸気が立ち上っている。

【登山道】
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 あまり寒くもない本日の登山であったが、噴火口の窪地で、日陰になる場所ではまだ雪が残っており、このあたりはひんやりとしていた。

【普賢岳】
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 雲仙岳のゴールは普賢岳。
 霧氷がないせいで、閑散とした山となっており、登山道では人ともほとんどで会わなかった。

【普賢神社】
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 普賢神社まで下って登山口に戻る。
 ここで普賢岳を観ると、けっこう遠くにある。それなりの距離は歩いたのだと実感できる。

 昨年も冬に霧氷をねらって雲仙に登ったけど、その週だけ暖かく、霧氷は見られなかった。
 どうも私と冬の雲仙は相性が悪いみたいである。


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January 14, 2018

新春三社参りサイクリング&餅つき

 新春恒例の、田中サイクルによる三社参り&餅付き。
 昨年度の田中サイクルのツーリングは、たいてい天候が悪くて中止ということが多かったけど、今回は晴天。平成30年は、明けから縁起がよい。

【春日大社】
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【門川中山神社】
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【門川庵川神社】
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 いつもは北方向へ進路を取っていたけど、今回は南方向。
 1月も半ばになり、参拝者も少なくなって閑散とした神社を、大ぜいのサイクリストで参る。

【餅つき】
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 サイクリング打ち上げは、気勢よく餅つき大会。つき立ての餅は、おろし醤油で食べると、いい酒の肴になるのである。もちろん全部食べられるわけはないので、残ったものは皆の御土産となる。

【二次会】
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 餅つきが終わったあと、この日ばかりは、自転車店は居酒屋と化し、延々と自転車談義その他で盛り上げるのであった。

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January 07, 2018

登山:大船山 今水~東尾根~大船山~米窪 & 長湯温泉

 土曜も暖かかったが、日曜はさらに暖かくなり、雪解けは進んでいる模様。
 それでも、なにはともあれ大船山に登ってみよう。

【冷水登山口】
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 前回は坊がつる経由で登ったので、今回は南側から登ることにした。

【ガラン台】
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 大船山は南側から登ると、その山容の全体像が見えないのが問題であるが、例外的にガラン台からは大船山の南面の姿を観ることができる。坊がつるから観る秀麗な形とは異なり、ずんぐりした形。

【東尾根】
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 ガラン台からは普通は岳麓寺コースを使って大船山に登るのだが、本日は気分の問題で、少々大回りをして、東尾根経由で登ることにした。

【登山道】
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 1400mを越えたあたりから、登山道に雪が多くなり、アイゼン装着。
 それにしても本日は、風が吹いていなくて、気温も高めだったので、登っていて暑くてしかたなかった。

【御池】
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 この時期の大船山の名物、頂上直下の凍った御池。
 ここでソリ遊びをして楽しむ人もいた。

【大船山山頂】
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 山頂からの九重の眺め。
 昨日よりさらに雪が減っている。
 それでも天気がいいだけあって、眺めは抜群であった。

【段原】
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 下山は米窪経由で行くことにする。
 その分岐である段原から大船山を振り返る。
 12月に登ったときの樹氷をまとった純白の姿とはまったく異なり、冬枯れの、侘びしい姿である。

【米窪】
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 現在も火山活動が活発な九重連山は、噴火口だらけである。
 そのなかでも大規模なものが米窪。

【登山道】
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 米窪コースは、昨日の登山者らしき足跡が一人分だけあったが、雪のふきだまりの部分ではその足跡も消えていた。
 そして、このあたりは膝まで埋もれる。今日はどうしようかと思い、結局履いたロングスパッツは、ここで役に立った。

【冷水へ】
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 高度を落としていき、林道に入るころは雪もなくなっていた。
 今週はしばらくは暖かいようであり、九州の雪山はいったんリセットとなりそうだ。


【長湯温泉 & 山女料理】
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 下山してからは、長湯温泉に行き、そこで「翡翠の庄」に宿泊。
 湖をのぞむ露天風呂は、ゆるめの温度であり、登山後の筋肉の疲れを癒すにはたいへん良い湯加減である。
 そして夕食はこの宿の名物の山女料理。洗い、塩焼、骨の唐揚げとでてきたけれど、どれも逸品であった。やはりこの宿の山女料理は素晴らしい。


 ……………………………

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January 06, 2018

登山:牧ノ戸~星生山~御池

 1月第二週の連休。
 正月休みのフィレンツェ帰りから、まだ時差ボケは残っているのだが、土日は天気が良いとのことで、登山で身体を動かせば、時差ボケもリフレッシュして解消できるであろうから、冬山登山へGo。

【牧ノ戸峠】
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 1月に入って、寒さはゆるんでいることから、あんまり雪は期待できないと思っていたけど、牧ノ戸登山口には雪はあり、ここからアイゼンをつけて登った。

【沓掛山から】
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 沓掛山から見る、山にそってのびる登山道の姿。あんまり雪がないようだ。

【西千里】
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 西千里から観る星生崎と久住山のツートップの雄姿は、久住の名物。これでもっと雪が積もっていたら、白く輝く二峰がとても美しいのだが、今回はたいしたことがないのが残念。

【星生山】
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 西千里からはまず星生山に登ってみた。
 山頂から見る雄大な景色。
 本日は空気が澄んでおり、ここからは遥か遠くまで見え、その展望は美しいものであった。

【御池】
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 星生山を下って、御池へ。
 御池は全面凍結である。
 ここを横切って、御池を上から見るべく、天狗ヶ城へと登った。

【天狗ヶ城から】
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 天狗ヶ城から、御池を見下ろす。
 池全体の凍った姿を見ることができる。

 御池の姿を見ることができたことに満足して、ここからは西千里経由で下山。

 天気は良かったものの、肝心の雪が少なくて、いまいち楽しめなかった登山ではあった。
 明日は大船山登山の予定だが、地形的にあちらはもっと雪が少なそうだなあ。


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January 02, 2018

フィレンツェ5日目→羽田

 フィレンツェ滞在5日目。本日午後に飛行機に乗るので、観光は午前中のみである。

【聖マルコ修道院】
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 「天使の画家」フラ・アンジェリコの作品が多く納められていることで名高い、聖マルコ修道院。修道僧の暮らすたくさんの部屋ごとに彼の絵が飾られており、それらはどれも優しさと慈しみに満ちたものであり、いかにもこの静謐な修道院にふさわしいものばかりであった。
 その多くの絵のなかで最も有名なものが「受胎告知」である。ダ・ヴィンチのような迫真性や迫力はないけれど、穏やかで、暖かな雰囲気を持つ独特の名画である。敬虔な修道僧でもあった、フラ・アンジェリコの人柄を偲ばせてくれる。

 聖マルコ修道院から、次は大聖堂近くの大聖堂付属美術館へ。

【大聖堂付属美術館 ピエタ】
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 以前大聖堂に置かれていた美術品が置かれている美術館。この美術館も観るべきものが多く、けっこうな時間がかかった。
 最も印象的だったのは、やはりミケランジェロの「フィレンツェのピエタ」。
 ミケランジェロが自身の墓に飾るために作成された像であるが、途中で製作は放棄され未完となった。
 全体像はともかくとして、彫られた部分だけでも傑作であることは間違いないけど、若い頃のピエタとは違い、この像には観るものをして、心を沈ませる、悲劇性や懊悩といった苦々しいものがどうしても感じさせられる。そしてそれは大理石から深い精神劇を抉りだす、芸術家の大変な苦心をもどうしても思い知らさせるものでもあった。

【大聖堂付属美術館 マグダラのマリア】
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 数ある彫刻群のうち、もっとも個性的なものがドナテッロ作のマグダラのマリア像。
 やつれ果てた、みすぼらしい装いのマグダラのマリアは、しかし、その真摯な祈りの姿から、崇高な精神性を放っている。
 初期ルネッサンスの巨匠ドナテッロは、私は今まで美術書でしかその作品を観たことはなかったけど、フィレンツェに多く置かれている彼の彫刻をオリジナルでみると、どれも感銘を受けるものばかりで、その実力の高さをよく知ることができた。

【ペレートラ空港】
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 フィレンツェの空路の入り口、ペレートラ空港。この空港、フィレンツェに近いので、便利なのではあるが、滑走路が短く大型の旅客機が利用できないのが難である。
 そして今回使用のエア・ドロミティは来るときも1時間くらい出発が遅れたが、帰りもまた1時間遅れるとのことである。ラテン系の航空会社はどうも信用できないなあ。まあ、親会社はルフトハンザなのだが。
 フランクフルトでの乗継ぎは、タイトな時間割りで大丈夫かなあと危惧していたが、イミグレがほとんど素通り状態だったのが幸いして、ギリギリで乗ることができた。エア・ドロミティからの乗り継ぎ組以外はみな既に着席して、我々をただ待っている状況のようであった。
 ただし、エア・ドロミティからの荷物搬入とかあるので、結局は出発は定刻よりも遅れるだろうと思っていたら、定刻通りに出発。エア・ドロミティやるじゃん、とか感心してしまった。

【羽田空港】
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 そうして着いた羽田空港。天気良好である。
 ルフトハンザの飛行機は、日本でも滅多に見なくなったジャンボであった。あんまり乗り心地のいい飛行機でもなかったので、これが廃れた理由はよく分かった。
 さて、降りてみると、なんと私の荷物がLOSTになっていることが判明。乗り継ぎのさい積みそこねたそうで、・・・エア・ドロミティ、やっぱりできんやつだったか。感心して損した。

【羽田 寿司幸】
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 Lost baggageについては、3時間後に飛んでくるANA機が運んでくれるとのことであった。自宅に郵送でもよいのだが、それもあとが面倒なので、今日のうちに手にいれるべく、空港で時間をつぶすことにした。
 そういうわけで、第一ターミナルの寿司店で、酒を飲みながらだらだらと過ごした。
 平成30年の寿司の食べ初めは、「羽田 寿司幸」であった。

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January 01, 2018

フィレンツェ4日目@平成30年元旦

 平成30年、元旦の朝はフィレンツェにて迎える。
 日本では元旦は初詣というイヴェントがあり、どこでも賑わっているのであるが、ヨーロッパでは1月1日を祝う習慣はないようで、どころか本格的な休日になっており、観光都市フィレンツェにおいても、たいていの観光施設は教会も含めて休館となっている。
 もっともそれは事前情報でよく分かっているので、この日はフィレンツェ市内の観光は行わず、郊外のフイエーゾレに行く予定にしていた。

【朝】
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 フィレンツェではずっと天気が良かったが、元旦は朝から強い雨が降っている。
 ホテルの古風な庭は、ちょっとした池になっていた。
 この雨ではフイエーゾレどころか、市内の散策をする気もおきず、でも天気予報では午前11時くらいから晴れるとのことだったので、それから出発することにした。

【マルコ広場】
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 11時になると予報通り雨が上がったので、バスの発着所のマルコ広場へと行く。
 今回の旅で、観光施設を巡るのに重宝していたフィレンツェカードは、5ユーロ別に払うとバスの乗り放題機能も着く。
 フィレンツェはバスが便利だということだったので、その機能もつけていたけど、フィレンツェって大聖堂を中心とすると主要施設は半径1.5kmに収まるような狭い都市なので、速度の早いバスで目的地に行くより、歩いて周囲の家や施設や教会などを観るほうがずっと楽しいと思え、結局バスは使うことなく過ごしていた。
 そしてフィエーゾレもじつはフィレンツェから丘が見えており、その距離からして歩いて1時間半くらいに思え、歩いて行けぬこともなかったのだけど、フィレンツェカードのバス機能を一回くらいは使わないと損とも思い、バスを使用した。
 このバス停で、7番のバスに乗ればフイエーゾレに直行です。

【ミーノ広場】
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 バスの終点はフィエーゾレのミーノ広場。
 ここに、イタリア統一の英雄ガリバルディの銅像がある。
 ガリバルディって、イタリアの歴史における重要人物であるが、伝記を読むかぎり正直なにがなんだかよく分からない人物なのであり、でもこういう観光名所に銅像があるということは、地元の人に支持されているという証拠であり、あらためてまた調べてみようとか思った。

【サン・フランチェスコ教会への坂道】
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 バス終点の広場から、まずはサン・フランチェスコ教会へと向かう。
 趣ある石畳の、急勾配の道である。

【フィレンツェ風景】
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 教会へ向かう途中に小さな展望所があり、そこからフィレンツェを一望することができる。
 天気の良い日なら、その全貌がくっきりと分かるのだけど、本日は雨上がりで全体的にもやけており、せっかくの絶景がよく見えなかったのが残念。

【サン・フランチェスコ教会】
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 ルネッサンスにおける宗教で大きな役割を果たしたのち、全世界に活動を行い、戦国時代の日本においても、いろいろと影響を及ぼした、フランシスコ教会の、総本山ではないのだけど、それなりに趣と迫力のある教会。

【ローマ劇場】
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 ローマから歴史の始まるフィレンツェであるが、ローマ時代にいくらでも建てられたであろう劇場は、フィレンツェには残っていない。
 しかし、そのほぼ完全な遺跡はフィエーゾレに残っている。
2000年以上も前に造られた、この美しい半円形の劇場は、いまも現役で、毎夏にここで演劇が行われている。

【考古学博物館】
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 ローマ劇場に隣接している考古学博物館。
 フィエーゾレの歴史は、じつはフィレンツェよりも古く、ここに置かれている遺物は膨大なものであった。

【Florence Pizzeria@フィレンツェ】
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 夕食は、1月1日はどこの店も営業していないだろうけど、なかには営業している店もあるだろうと期待して、ホテルの前の通りを、繁華街のあるサン・ロレンツォ教会方向に向けて歩くと、意外とあっさり営業しているピザ店「Florence Pizzeria」を見つけることができた。
 そこで、大盛りサラダとナポレターナピザ、それに地元のキャンティの赤ワインを注文。本場のピザ、それにチーズの美味しさを堪能できました。

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December 31, 2017

大晦日そして年明けの夜@フィレンツェ

 ヨーロッパは日本と違って、年末年始はさほど特別視はされてなく、1月1日が休日になっているくらいで、あとは普通の日の扱いとなっている。
 それでも新年を迎える時くらいは、皆で集まりお祝いをするとのことなので、それを観てみることにした。
 ガイド本によると、共和国広場の年越しが、花火があがったりして景気がよいと書いていた。それを第一候補として、ついでに人の集まりそうな広場を訪ねて、新年を迎える場所を探してみよう。

【大聖堂前広場】
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 フィレンツェを象徴する建物「大聖堂」。ここの広場はさすがに人出が多い。しかし、なにかのイヴェントがあるという雰囲気ではなかった。

【鐘楼と大聖堂】
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 本日は月が満月に近く、鐘楼とドームの間に、きれいな月が顔をのぞかせている。

【共和国広場】
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 ツリーと、それにメリーゴーランドの電飾が美しい共和国広場。ここも人は多いが、イヴェントの気配なし。

【ピッティ宮殿】
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 観光名所、ピッティ宮殿。壮大な建物であるが、広場の人の数は少ない。

【ヴェッキオ橋、それにヴェッキオ宮殿のライトアップ】
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 アルノ川は、両側の岩に煌々と明かりが灯され、川面がそれを反射しきれいである。
 そして向うにはライトアップされたヴェッキオ宮殿、その塔からレーザーが放たれていて、どこからでもその場所が分かるようになっている。

【夜の通り】
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 フィレンツェの通りは、過剰ではない、落ち着いた電飾でライトアップされており、この古風な街によくあっていた。

【ヴェッキオ宮殿】
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 その明るい街路に導かれ、ヴェッキオ宮殿へと行く。レーザーを下から見上げる図。

【シニョリーア広場】
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 シニョリーア広場は、なにかの演奏の準備中であった。そのせいか、まだ人出は少ない。

【聖母廣場】
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 アカデミア美術館近くの聖母廣場は、すでにミュージシャンの演奏が始まっており、そしてイノセント博物館を使ってプロジェクションマッピングを行っており、華やかである。

【自由広場】
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 フィレンツェの北にある自由広場。ここは工事中なので、人はまったくいなかった。

【年明け@聖母廣場】
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 いろいろなところを回った結果、いちばん賑わっており、居て楽しそうな聖母廣場で年越しを迎えることにした。
 新年が近くなると、生演奏によるポップミュージックが流れるなか、20秒前くらいから司会者による、10、9、8のカウントダウンが始まった。そして本当の年明けの10秒前くらいに、ゼロ、と宣言され、Happy New Year !の歓声があがった。ラテン民族のおおらかさというか、気の早さというか、なんというか。

【マルコ広場】
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 新年となり、夜空に上がる花火はなかったけど、街中いたるところで爆竹が鳴らされた。それはけっこう長い時間鳴らされていて、ホテルに帰ってからも、外から響いて来た。

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イタリア料理:Lungarno Bistrot@フィレンツェ

【Lungarno Bistrot】
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 大晦日の夜は、Lungarno Bistrotでディナー。
 この店は夜景が美しいアルノ川沿いにあって、観光拠点の共和国広場も近いことから、店のなかから年越し前の賑やかなフィレンツェの風景を楽しめるであろうと思い、選んでみた。
 店に着いてみると、たしかに見晴らしのよさそうな席もあったが、そこはオープンテラスであって、この寒いなかそこで食事を取る気にもなれず、結局室内で食事。まあ、店のなかの雰囲気は優雅かつ快活で、とても良かった。

 大晦日には、特別にNew year’s menuというのもあるとのことだったので、あらかじめそれの希望をmailで出していたけど、「(Japaneseには)量が多すぎるだろうから、店に着いてから決めたほうがよい」との返事だったので、席に着いたあとそのmenuを見たら、たしかに明らかに多すぎだったので、アラカルトで頼むことにした。

【前菜1】
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 海老と黒トリュフのコロッケ。
 熱々の衣をパリっと割ると、トリュフの濃厚な香りが漂う。

【前菜2】
2

 トスカーナの伝統的前菜、ということで頼んでみた。
 コールドカット(サラミ、生ハム、チーズの薄切り)、鶏のレバーのパテを乗せたトースト、ブルスケッタ。
 美味しいけど、一人前の前菜にしては量が多い。

【プリモ・ピアット1】
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 海老と、唐墨、レモンのスパゲッティ。茹で加減は見事なアルデンテ。

【プリモ・ピアット2】
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 この地方の名物パスタということで頼んでみた。
 地元の野菜とイチジク、リンゴを詰め込んだパスタ料理である。


 地方色豊かなメニューが多くならび、どれも個性的で、特徴ある美味しい料理の数々であった。
 店の客は、地元の人と、観光客が半々という感じ。地元の人はドレスアップした人が多く、それは大晦日という特別な日を祝う人が多かったからであろうか。

 美味しい料理と、活気ある店の雰囲気とに満足し店を出た。
 そして、もうすぐ新年を迎える、夜のフィレンツェの街を歩いてみよう。

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フィレンツェ 3日目

 ルネッサンスの大天才を幾人も生んだフィレンツェで、その作品が市内に最も残っているのはミケランジェロであり、すでにその作品を各美術館で多く観て来たけど、今回はその本命、彼の大傑作を収める「メディチ家礼拝堂」と「アカデミア美術館」に行くことにする。

【メディチ家礼拝堂】
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 サン・ロレンツォ教会に付属したメディチ家礼拝堂は、豪華かつ荘厳な建物であり、往時のメディチ家の勢力を物語っている。

【メディチ墓碑】
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 礼拝堂奥、ミケランジェロ製作の霊廟は、礼拝堂とは異なり、静謐なる空間。
 そこにミケランジェロ作の彫刻が置かれている。
 「曙」「黄昏」「昼」「夜」とそれぞれ名付けられた彫刻は、生命を持たぬ大理石から穿たれたものとは分かってはいるものの、艶めかしい、独自の、永遠の生命を持ったような、生物感に満ちた異様な作品群である。
 とにかく、これは何かが違う、何か異次元から来たような、この世にあることが間違いなような、とんでもない傑作の数々である。本来こういうものはギリシャ美術の名作のように、作者不詳、それこそ神みたいな存在がつくったことにしておいたほうが落ち着くようなものだろうけど、造った者の名がきちんと記録に残されている、それが不思議に思える至高の芸術品であった。

【アカデミア美術館】
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 次は、アカデミア美術館へ。
 フィレンツェで最も有名な彫刻「ダヴィデ像」は世界中から人気があるので、ここも大行列。そしてウッフィツィ美術館同様、フィレンツェカードはパスカードではなく、やはり専用のほうの行列にならぶ必要がある。20分ほど並んで、美術館へ。

【ダヴィデ像】
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 美術書とか、あるいは雑誌のフォトページとかで、もう見なれた、円蓋のもとのダヴィデ像。
 でも、実物観ると、やはり感動が胸に迫って来る。
 ああ、これがあのダヴィデか!という感じで。

【ダヴィデ像】
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 そうして、今までフィレンツェでさんざん観て来たダビデ像であるが、やはりオリジナルは一味も二味も違うものがあった。
 なにより迫力と躍動感が違う。さらには眼力。ダヴィデが睨む方向の先に行って、ダヴィデ像を観ると、その視線の強さに圧倒されてしまった。

【未完の彫刻像】
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 アカデミア美術館には、ミケランジェロによる未完の彫刻がいくつも並べられていた。
 本来大理石になかに埋もれていた魂を彫り出すべく、そこに刻まれた鑿跡が生々しい、しかし途中で放擲された、大理石の残骸である。なぜこれらが未完で放置されたかには諸説いろいろあるのだが、まあ普通に、このまま彫っていても、傑作になりそうな雰囲気はなく、あんまりいい作品になりそうになかったので、途中で止めたんだろうな、というのが私の観た率直な感想。これら、苦労してミケランジェロが選んだ大理石のなかに、結局彫刻の魂はなかったのだろう。
 と、辛辣なことを言うのは、翌々日観た、ドゥオーモ付属美術館の未完のピエタを観てからのあとの感想。あそこには、本来ある魂を彫り出すのに、苦心惨憺し、結局敗北した、崇高な悲劇性があったけど、この彫刻群にはそういうものはなかった、と思う。

【ダヴィデ像】
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 フィレンツェの御土産店には、どこでもこのダヴィデ像が人気。
 大から小まで、いっぱいサイズがそろっております。

【ジョットの鐘楼】
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 アケデミア美術館から出たあと、チェントロに寄り、ドゥオーモ付属美術館に入ろうとして、行列に並んだあと、フィレンツェカードをリーダーにかざしたら反応しない。受付に理由を聞いたら、チェントロの洗礼堂前の7番の事務所まで行って、切符をGetしないといけないとか言われたので、そこまで行って手続きを済ませた。そこでは、大聖堂クーポラ、付属美術館、鐘楼のチケットをフィレンツェカードで入手できた。それで、鐘楼に登ってみることにした。

【鐘楼からの眺め】
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 チェントロの施設はすべて大人気であり、この写真に写っている行列は、鐘楼入場の行列。
 この行列みると、並ぶ気はしなくなるけど、ここで初めてフィレンツェカードが役に立った。
 この行列には、フィレンツェカード専用の入り口があり、そこでカードとさきほど手に入れたチケットを見せると優先的に入れてくれる。それで待つことなく、鐘楼に登ることができた。

【鐘楼からの眺め】
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 フィレンツェの象徴大聖堂がすぐ隣にあるので、それを観ることができるが、あまりに近すぎるので、あんまり全体像が分からない。
 やはり、大聖堂の姿を正当的に観るには、私はヴェッキオ宮殿を勧めます。

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December 30, 2017

イタリア料理:Taverna del Bronzino@フィレンツェ

 フィレンツェの料理店をネットでいろいろ調べると、ホテルの近くにある「Taverna del Bronzino」が、日本人に評判がよいようなので予約してみた。店のHPもあるので、それで料理について調べてみたら、HPの入り口は英語で案内しているけど、肝心のメニューはイタリア語onlyであり、しかもアラカルトしかないようなので、Google翻訳を使って事前学習しようとしたが、さすがのGoogle翻訳も伊→日は苦手なようで、何がなんだか分からない単語の羅列が出て来て、まったく役に立たない。それなら、店で直接お勧めの料理を聞いてみることにしよう。それで、店を訪ねたら、ちゃんとメニューは英語書きのものが用意されていた。さらに、アラカルト以外にもコースメニューはいくつか用意されており、そのなかに「伝統的トスカーナ料理のコース」というものがあったので、あっさりとそれを注文。
 ・・・フィレンツェでは、レストラン、タベルナ、ビストロ、それにピザ店、どの店でも英語メニューは用意されており、給仕も東洋人に対しては英語で話してくるので言葉の問題ではさほど苦労はなかった。まあ、宮崎の日向市でさえサーフィンの国際大会があったのを契機に、だいたいの店には英語メニューが用意されており、それからすると国際観光都市フィレンツェの料理店に英語メニューがないわけないのであった。

【前菜】
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 トスカーナ特製の豚肉、オリーブオイル漬けの豆に、トスカーナのパン
 油っこそうな料理であるが、意外とあっさりしている。

【第一の皿】
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 リコッタチーズとホウレン草を詰めたカペラッチのパスタ
 メニューには、この店は素材は地元トスカーナ産にこだわっていると詳しく書いており、特に野菜に力を入れているようであった。たしかにこのホウレン草は濃厚な味と香りがする。

【第二の皿】
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 牛肉と、チコリとホウレン草
 素朴に、あまり手を加えずに、肉の魅力そのものを出してきた感じ。

【デザート】
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 写真だけでは量が分かりにくいけど、どの料理も量が多く、牛肉は半分食べるのがやっとであった。
 そしてデザートは各種ケーキが取り放題という、ヨーロピアンスタイル。デザートは別腹という人たちには大歓迎のシステムであるが、さすがにそんなに食えるわけない。
 アイスクリームケーキを薄く一切れと言ったら、OKと返ってきたけど、出された一切れは、向うの感覚では薄く切ったつもりなんだろうけど、これはやっぱり厚いよなあ。

 店はおもに地元の人によく使われているようであった。そして料理も全体的にコテコテしたところはなく家庭的であり、地元の人に愛されるタイプのものであろう。
 サービスの係の人はノリがよく、店の雰囲気は明るく朗らかであり、いかにもイタリアの店という感じであり、楽しい時間を過ごせた。

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フィレンツェ 2日目

 パリではルーブルが、マドリードではプラドがその地の最高レベルのものを多く収蔵した、市を代表する美術館であるが、フィレンツェではウッフィツィがそれになる。ここで、ルネッサンスの美術を開花させたフィレンツェが生んだ天才たちによる絵画、彫刻のたくさんの逸品を観ることができる。

【ウッフィツィ美術館】
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 ウッフィツィ美術館は、市の中央広場からアルノ川への回廊的な建物であり、その立体的な迫力は素晴らしいものがある。

【入り口】
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 世界中から観光客が訪れるフィレンツェにおいて、その観光客がまず訪れる美術館であるだけに、客はたいへん多く、常に大行列がある。
 ガイド本による事前の情報では、フィレンツェカードがあると並ばずに入れるとのことであったが、フィレンツェカードって基本的にはプリペイドカード的役割しかなく、チケットを買うために並ぶ必要はないというだけであって、結局、予約客とフィレンツェカードを持っている人たちによる別の大行列に並ぶことになり、入るのに30分ほどかかった。

【ローマ皇帝像】
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 美術館に入ると、まずは3階まで上がって、それから展示室に行く。このとき3階の入り口にアウグストゥス像があり、そして中に入ると廊下にはずらりと歴代のローマ皇帝の胸像が並べられていた。どれもオリジナルであり、ローマの歴史のファンとして楽しいものがあった。
 フィレンツェは、「ローマの正当な後継者」と自負している都市なので、さもありなんという感じである。ただし、フィレンツェが理想としていたローマは、じつは共和制ローマであり、しかし、ここにあるのは帝政ローマ時代の像ばかりだったのは、少々苦笑させられるものがあった。

【美術品】
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 ウッフィツィ美術館に多数ある、人類の宝のような美術品は、それらをじっくり見ているととても一日では時間が足りない。
 とりあえず、絶対観なければならないいくつかの作品を紹介。
 美術の教科書に載っており、そして美術の歴史における必須品のような絵画が、ナマでじっくりと観られるわけで、まさに目の喜びである。

 そして特に感銘を受けたのが、ダ・ヴィンチの受胎告知。
 聖マリアの前に神の使いが現れるドラマチックなシーンは、数多くの絵が描かれ、それらはウッフィツィ美術館にもたくさん展示されているが、ダ・ヴィンチのこの絵は格がまったく違う。天使ガブリエルの迫真性と神秘性、聖マリアの清らかさと静謐さ、そして画面全体を占める神韻縹渺たる雰囲気。まさに神品というべきもの。

【ヴェッキオ宮殿】
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 ウッフィツィ美術館で名画を観過ぎて、頭が少々疲れたが、その隣にフィレンツェの名所ヴェッキオ宮殿があるのでここも訪れよう。
 フィレンツェの盛期に市政の中心として造られ、今も市役所として現役の建物である。

【ダヴィデ像(コピー)】
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 フィレンツェの精神を象徴するダヴィデ像は、フィレンツェのあちこちにあるのであるが、元々はここに設置されていた。人類の宝を雨ざらし野ざらしにするのはいかがなものかということで、今ではオリジナルはアカデミア美術館に移されて、コピーが置かれている。

【ヴェッキオ宮殿】
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 ヴェッキオ宮殿内の500人広間。
 この大きな部屋の壁には、もともとはダ・ヴィンチとミケランジェロが絵画を描くことになっていたのだが、残念ながら両者とも途中で中止となった。完成していたら、途方もない宝となっていたろうに。
 今はヴァザーリによる勇壮な壁画があり、これも立派なものだ。
 じつはヴァザーリの絵の下には、ダ・ヴィンチの描きかけの作品があり、これを復元しようという話もあったのだが、ヴァザーリの絵も名品なので、剥がすわけにはいかず、結局うやむやとなっている。

【ヴェッキオ宮殿の塔から】
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 フィレンツェで最も立派な建物である大聖堂は、いろいろな所から見下ろして眺めることができる。その代表的なところとしてミケランジェロ広場、ジョットの鐘楼があるけど、前者は遠すぎ、後者は遠すぎるとは思う。
 私としてはヴェッキオ宮殿の塔から見下ろす大聖堂が、距離といい、高さといい、最も適していた。

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December 29, 2017

イタリア料理:il paligio@フィレンツェ

 フィレンツエの一つ星イタリア料理店「Il paligio」は、ホテル・フォーシーズン内にあるレストランである。フォーシーズンはどこの都市でも気合いを入れて造られてるホテルなので、遠目にもすぐ目立つだろうと歩いていってみたら、ホテルのあるはずの場所には古い貴族の大邸宅みたいなものがあり、近代的なビルディングはない。おかしいなあ、と思いつつそこの前に行くと、そこがフォーシーズンであることが判明。そして、その建物はやはり昔の宮殿および修道院をリフォームしてつくられたものであることもあとで知った。

【Il paligio】
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 レストランは高級感あふれている。高い円蓋の天井、豪華壮麗な内装、絵画、照明、装飾品、それにテーブル、食器等々。
 食事は普通にコース料理を頼んだ。

【前菜1】
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 茹でた蛸、香草のクリームソース。

【前菜2】
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 タラバ蟹のプッタネスカ風冷製スープ

【前菜3】
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 炙りホタテをカリフラワーの上に、キャベツのピュレとシャンパンとチュービルのソース

【メイン1】
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 栗、兎シチュー、西洋山葵のリゾット

【メイン2】
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 鹿の腰肉のステーキ、西洋ネズと白ニンジンのピュレと梨のブランデーソース

【デザート】
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 素材もよく、味のバランスも良し。
 見た目美しく、全てに高度な技術の入った、高級系イタリアン。さすが星付きレストランである。
 料理も良かったけど、やはり店の雰囲気が良い。内装、設備が一級なのは当然として、給仕の人たちの物腰や所作が優雅である。そしてこのレストランは、日常使い用ではなく、「特別な日」として使われているようで、ゲストはみなきちんとドレスアップしている。ヨーロッパの人たちは、この手のレストランでの服装がじつによく似あっており、店全体がエレガントな雰囲気に満ち、それを感じるだけでも店に来た価値がある。
 素晴らしいレストランであった。

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フィレンツェ 1日目

 平成29年の年越しは、花の都フィレンツェで過ごすことにした。
 世界有数の観光都市フィレンツェは街の規模が小さいことから、5日もあればだいたい見るべきものはじっくりと見られるだろうと思っていたが、フィレンツェは街全体が美術館、博物館のようなものであり、見るべきものが多すぎて、結局は駈足で街を回らざるを得ず、見残してきたものが多くなり、この美しい街はまた訪れねばと思った。

 その駈足フィレンツェ旅行を忘備録的に。

【サンタ・マリア・ノヴェッラ教会】
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 フィレンツェの鉄道のターミナル傍にある教会。
 フィレンツェを訪れたら、まずは観光パスカードのフィレンツェカードを手に入れる必要がある。それでこの教会の近くにあるインフォメーションでカードを購入した。

【街路からドゥオーモを見る】
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 フィレンツェのシンボルであるサンタ・マリア・デル・フィエーロ大聖堂(ドゥオーモ)は、あまりに大きいので、どこからでもその姿の一部を見ることができる。
 だから、この建物は容易に探して、訪れられる。

【ドゥオーモ】
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 ドゥオーモに到着。
 近くだと大きすぎて、全体像がよく分からない。
 まずは中に入ってみようと思ったが、大行列だったので、あとで入ることにした。(結局、いつ行っても大行列だったので、入れなかった)

【共和国広場】
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 ドゥオーモからアルノ川へと向かう途中にある広場。

【ヴェッキオ橋】
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 アルノ川にいくつもかけられた橋のうち、最も有名な橋。橋の上には宝飾店がずらりと並んでいる。

【アルノ川】
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 イタリアを貫くアルノ川、ヴェッキオ橋からの眺め。

【ミケランジェロ広場】
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 ヴェッキオ橋を渡り、石畳の道を登っていくとミケランジェロ広場に着く。
 その名前の通り、ミケランジェロの代表作ダヴィデ像のコピーが置かれている。

【フィレンツェ展望】
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 ミケランジェロ広場から、フィレンツェ市街が一望できる。
 街の中心には、圧倒的存在感を誇るドゥオーモが。
 そして、ここから見るとドゥオーモの全体像がよく分かる。

【サンタ・クローチェ教会】
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 ミケランジェロ広場から下りて、広場からよく見えていたサンタ・クローチェ教会に行く。

【ミケランジェロの墓】
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 サンタ・クローチェ教会にはフィレンツェで活躍した有名人の墓がいくつもある。
 そして、そのなかでも特に有名なミケランジェロの墓。

【バルジェロ美術館】
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 サンタ・クローチェ教会から、バルジェロ美術館へ。
 フィレンツェの旅では、美術品で見たいものが多数あったが、優先順位でいえば、この美術館所蔵のダヴィデ像(ドナテッロ作)が一番だったので、美術館ではまずはここを訪れることにした。

【ダヴィデ像】
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 自立心と抵抗心が市民の心の核であるフィレンツェでは、それを象徴するダヴィデの像が、様々な作者により造られ、たくさんの像が設置されているわけだが、(実際に訪れてみると、うんざりするほどダヴィデの像がある)、そのなかで、ミケランジェロの高名なダヴィデ像よりも芸術的評価の高いダヴィデ像がこの美術館にある。
 しかし、二次元像で見ても、その価値がよく分からないので、実物を見てみたかった。
 そして、いざ実物を見てみると、そう言われる理由があっさりと分かった。
 とにかく美しい。そして精神性が高い。雄々しさとともに、戦いのあとの、儚さ、哀しさ、そういう複雑な感情が見事に表現されていた。

【イサクの犠牲】
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 バルジェロ美術館の至宝は、ダヴィデ像以外にも数多くあり、この「イサクの犠牲」は、ルネッサンスの幕開けを告げる重要な作品。
 歴史が、目の前にある生々しさ。


 バルジェロ美術館で、たくさんの名品を見て、酔うような感覚を覚え、けっこう疲れたが、しかし明日はさらなる大物美術館「ウフィツィ」を訪れる予定。
 しっかりと体調を整えていこう。

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December 24, 2017

不思議物件:土々呂の謎の塔

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 国道10号線を自転車で走っていたら、土々呂漁港を見下ろす小高い丘に、なにやら塔らしきものが建築中なのを見つけた。周りがメッシュシートで覆われているので、その本体の姿ははっきりとはしないが、かなりの高さのある塔であることは間違いない。
 全体的な形からは、「燈台」「電波塔」「煙突」「監視塔」などのどれかとは思われるが、どれもピンとはこない。
 ここは漁港なので、燈台はあってもいいが、この高さなら沿岸燈台だろうけど、それなら場所的にもっと沖側にないとおかしいし、もし防波堤燈台的なものだとしたら、それは既に足元にある。電波塔だと位置的には適切と思われるが、しかし電波塔は既に立っており、奥に一本小さく写っている。煙突ならその下になんらかの燃焼行為をする建物が付随しないといけないが、それらしきものは見えない。近頃隣の半島から不審船が日本海側に続々と漂着しており、それに備えての監視塔建設、というのはトピカルではあるが、この海域は日本海側ほど物騒ではなく、その必要性は乏しいだろう。
 というわけで、いろいろ考えるものの、どの説もピタっとはまるものはなく、そのまま国道を走っていたが、あの塔、どうも既視感がある、なんだったかな~と思いつつ走るうち、やはり国道10号線沿いに、「それ」が見え、なんであったかを思い出した。

【ヒマラヤ スポーツ&ゴルフ 延岡店】
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 スポーツチェーン店、ヒマラヤの広告塔である。
 これは、高さといい、形状といい、土々呂の塔によく似ている。これにシートかぶせたら、そのまま土々呂タワーになりそうだ。
 それで、これが土々呂の塔の正解、ということなら話は早いが、これはあくまで広告塔であり、ヒマラヤの本体は当然大きな平屋の店舗なのであって、ヒマラヤスポーツがまさか塔のみ土々呂に建設するわけない。もし建設したなら、笑う。
 結局、既視感の謎はとけたものの、おおもとの謎、「土々呂の塔は何なのか?」は分からぬままであった。

 ところが数週間して、同じ場所を通ったとき、塔は完成していてシートが払われており、その正体はあっさりと判明した。

【土々呂タワー】
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 携帯電話の基地局、電波塔であった。
 奥に同じようなものが立っていたため、まさかこれも電波塔とは予想していなかったが、誰が見てもこれは電波塔である。
 ということは、違う会社の電波塔が似たようなところに立った、ということなのであろう。どっちがどっちかは知らないが、たぶん奥がドコモで、新しいのがau。

 なにはともあれ、頭の片隅に残っていた疑問の一つが解決したわけで、少しばかりすっきりした気分で新年を迎えられることとなった。

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December 23, 2017

ジビエ忘年会@大崩山

 宮崎県北は山深い地であり、野生獣が数多く生息しており、それらは近年になってどんどん増殖して、農業・林業に深刻な害を及ぼしている。
 11月に狩猟解禁となり、大崩山美人の湯館長の大事な仕事、害獣駆除の日々がスタートとなった。そこで獲られた獣は、館長の元にストックされ、熟成されていたのであるが、そのままにしておいていいわけはなく、本年度も残り少なくなった日、大崩チームの忘年会が「大崩山・美人の湯」において開催され、それらのジビエでパーティを行うこととなった。
 まあつまりは、大崩山は景観の美ならず、美味しいものもふんだんにあるという、魅力あふれる地であることを、ともに実感しあい、満足しあうという、県北ならではの贅沢な会なのである。

【鹿のロースト、鹿カツ】
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【猪の肝臓、肉の煮込み】
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【熟成鴨焼き】
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【鹿肉煮込み】
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【鮎焼き】
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 ジビエのみならず、川魚、野菜も、地元で取れた、まさに自給自足のものばかり。
 いずれも、「地」の力に満ちた、味わい深い料理の数々であった。

【会場風景@大崩山美人の湯】
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 忘年会といっても、時期がちょうどクリスマス前なので、みなさん配られたサンタ帽をかぶってのパーティ。
 これは、延岡に最近ドンキが開店されたので、そこで大量に仕入れたものである。
 延岡、衰退の一路とか言われてはいるが、駅も新築しているし、ドンキも出来たしで、意外と盛り返している傾向はあるようだ。

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