December 05, 2016

河豚料理を「勝しん」@宮崎市で

【河豚の唐揚げ】
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 良い天然河豚が手にはいったとのことで、「勝しん」で河豚の会。
 ここの店の名物、河豚のジャンボ唐揚げ。
 河豚は刺身と鍋が主役なので、そちらのほうに身を多く用いるのが普通だが、この店は骨にたっぷり身がついた状態で揚げるので、なんとも豪華な唐揚げとなる。身は弾力豊かで、そして旨味も十分。
 こういう河豚の唐揚げはこの店以外ではそうそうみないので、この店に河豚を食べに来る人はぜひともこれも予約をしておきましょう。

【刺身に白子】
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 唐揚げ以外にも、もちろん刺身、それに白子焼きがあり、こちらも当然ながら美味である。

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December 04, 2016

田中サイクル平成28年納会

 月日の立つのは早いもので、平成28年が明けたら、あっというまに師走になってしまった。
 そして寒くなってくる時期、本年度の走り納めが本日行われる予定であったが、あいにく朝から雨が降り中止。

【虹】
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 やがて午後に雨があがり、西空には壮大な二重の虹が。
 これは印象的な虹であり、県北の人たちのSNSによくUploadされていた。

【納会】
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 サイクリングは中止になったが、納会は当然予定通り行われた。
 今年も楽しく無事にサイクリングを楽しむことができたが、また来年も楽しもう。

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December 03, 2016

登山:晩秋の英彦山

 12月になり、もう紅葉は散っているであろう晩秋の英彦山を訪れることにした。
 天気はみごとに晴れて、いい登山日和である。

【表参道】
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 別所駐車場からしばし舗装路を歩いたのち、中宮への石段が続く参道を登って行く。
 杉林が続くうち、高度を越えたあたりから自然林もちらほら現れ、そして葉はもう落ちていた。
 こういった石段、あるいは石段もどきの道を登って行くと、山頂にたどり着く。

【中岳から】
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 中岳から山頂公園を望む。
 今日は天気のよい登山日和なので、登山者でにぎわっていた。
 英彦山はよく整備された登りやすい山なので、ここら周辺の人たちの憩いの山となっているようだ。

【北岳へ】
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 前回は鬼杉コースで南岳経由で中岳に登ったので、今回は北岳経由で下ってみることにしよう。

【鞍部】
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 北岳を越えてしばし高度を下げたのち、鞍部にいたる。ここを下って行けば、そのまま豊前坊に出るが、前に見える小ピークが展望所になっている雰囲気があったので、そこへ寄ってみることにした。

【望雲の頭】
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 この小ピークは「望雲の頭」という名前がついていた。いかにも展望のよさそうな名前であるが、木立が生い茂っており、展望はよくない。まあ、上の雲は見えるから、名前は間違ってはいないのだが。
 ここをもう少し進んでいったら、道は下りとなり、そして薬師峠方面に抜けるという標識があったので、そこで引き返した。

【鞍部から】
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 鞍部からはよく整備された道が続く。

【柱状節理】
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 鞍部よりしばし下ったところに、柱状節理が。
 ここにもかつて阿蘇山の溶岩が迫ってきたのだな。

【シオジ林】
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 登山道はやがて葉を落とした樹々の林のなかに入る。
 シオジという樹であり、この広大な群落は英彦山の名物である。

【望雲台へ】
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 登山道を下って行くうち、特徴ある岩峰群が見えて来る。
 そして「望雲台まで0.1km」という標識があったので、それに従い寄ってみることにした。
 岩峰の間の急傾斜を鎖を使って登って行く。左手の鋭い岩峰が「望雲台」なのだろうか?

【望雲台へ】
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 鎖を登り切ると、予想と違って道は岩峰には向かわず、右方向へ。
 前方に鎖をかけたポールが並んでいるのが見えるので、あれに沿ってさらに登るようである。

【望運台】
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 先ほど見えていたポールのところに行くと、ここで行きどまっていた。どうやらここが「望雲台」のようだ。しかし、これは「台」ではなく、板あるいは壁だよなあ。なにか表示がおかしいと思いつつ、しかしここからの展望は大変良かった。

【展望】
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 すぐ近くには特徴ある山容の鷹巣山が見える。そして本日は好天だったので、豊後灘が水平線までよく見渡せた。

【望雲台?】
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 素晴らしい展望を楽しんだのち、望雲台を下りたが、降りたところに巻き道があるのに気付いた。
 そこでつらつら思うに、今のところが本当に「望雲台」か疑問に思えて来た。あれは、どう考えても「台」ではない。「台」と名のつくところは平たいスペースがあり、そこで人がくつろげるはずだ。しかし、今のところは人が座るスペースさえないナイフエッジである。
 そして巻き道は、左手の小ピークにつながっており、(写真の赤印の岩)、ここがじつは本当の「望雲台」であり、今登ったところはトラップなのではかと思い、その岩に行ってみることにした。

【岩】
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 で、岩の基部についたが、手がかり足がかりはそれなりにあるが、・・・こりゃクライミングシューズ履いてないと登れないな。そんなものいちいち持ってきてないので、ここで終了。
 それとともに、さっきのところが本当に「望雲台」ということも判明した。

【豊前坊高住神社】
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 登山道に戻り、下っていくうちホルスタインの像が目立つ豊前坊高住神社に到着し、ここでいちおう登山道は終点となる。
 この神社は農耕を祀った社でもあるゆえ、牛の像が奉納されているそうだ。

【九州自然歩道】
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 神社からは、杉林のなかの自然歩道を歩いて、駐車場へ戻って行くのみである。
 ゆるやかな下りの、静かな自然歩道をもくもくと歩いて行こう。


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December 02, 2016

旅館:かやうさぎ@日田市琴平温泉

 平日の午後に日田市に行かねばならない用事ができた。日田市は日帰り圏であるが、翌日が土曜なので、ただ行って帰ってくるのももったいなく、日田市で一泊して翌日は近くの山である英彦山に登るプランを立てた。
 それでネットで宿を探してみると、日田市には温泉があることを初めて知った。日田市は、名水、豆田町、それにサッポロビールが有名であり、日田市を観光目的で訪れる人はたいていこれらを目的にしているわけで、温泉はあまり有名でないのだが、あったんだ。
 とりあえず、その日田市の琴平温泉の宿「かやうさぎ」を予約し、用事を済ませたのちに宿泊。

【かやうさぎ】
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 かやうさぎは、古民家を使った宿であり、相当な年月を経た建物である。そしてその木材は丁寧にメンテナンスがされており、いずこもまるで毎日磨きあげたかのようにツヤツヤとしていた。

【高瀬川】
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 宿の傍には川が流れていて、部屋でくつろいでいると、川の音、それに鳥のさえずりが聞こえてくる。

【夕食】
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 夕食は会席料理。
 温泉宿によくある「分かりやすい御馳走系」ではなく、前菜、お椀、向附、焼きもの、煮物、と本格的なものである。 素材もなかなか良いものを使っており、全般的に料理のレベルは高いものであった。

【温泉】
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 肝心の温泉はというと、炭酸系のやわらかい、よくあたたまる湯が掛け流しで豊富に流されている。
 晩秋の寒い朝、もうもうと湯気のあがるなかの温泉はたいへん気持ちよいものであった。

【朝食】
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 朝食は炊き立ての御飯が釜で持ってこられ、この御飯がツヤツヤと炊かれ、とても美味しい。これを宿自慢の卵で卵御飯にして食べるとさらに美味である。

 近くに有名な温泉地がいくらでもあるのなか、温泉目当てで日田市に来る人はそういないだろうけど、日田市の温泉、それにこの温泉宿の実力はあなどるべからず。さすが、温泉県大分、いい温泉地を豊富にそろえています。

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November 26, 2016

りょうりや ステファン パンテル@京都市中京区

 フランスの三ツ星レストランで修業した経験を持つフランス人シェフが、奥さんの母国である日本に来て、フランス料理店で働いていたところ、京都の和食を味わっているうちに、その素材、調理法に感銘を受け、和食とフランス料理の融合性に自分の新たな料理の可能性を感じ、そこからインスピレーションを紡ぎだして、創作系フランス料理をつくっている店。
 京都ならではといえる独自の高みにある料理をぞんぶんに味わうことができます。

【Hors-d’oeuvre】
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 前菜はしめ鯖料理から。
 京都はやっぱりまずはしめ鯖なのである。
 当然ながら普通のしめ鯖ではなく、シャンパンビネガーを使ってしめている。これに柿と祇園豆をあわせて。上にのっているのは生クリームで、それに炙ったピスタチオを散らしている。色どりあざやかで、見た目も、そして食べた味もにぎやかで豊かな料理。

【Hors-d’oeuvre】
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 この店のスペシャリテ。フォアグラのコンフィ 奈良漬け巻き 南国フルーツソース。
 シェフが奈良漬けを食べたとき、これはフォアグラに合うのではないかと思い、それから創作した料理で、これによってシェフ流の料理がスタートした、記念碑的料理。
 たしかにとても美味。そして、この料理の主役フォアグラの質がとてもよいこともまた特筆ものである。

【Hors-d’oeuvre】
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 スープは、かぼちゃのポタージュで、中には茸のソテー、トリュフ入りの白いクリームのなかには赤味噌が入っていたりして、非常ににぎやかな料理。

【Hors-d’oeuvre】
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 ホタテ貝のソテーに、それにいろいろな種類の人参を、様々な料理法で。
 人参はどれも火の入れ方が違っており、それぞれが独自の美味しさを主張していている。

【poisson】
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 魚料理は甘鯛。やはり京都の魚は甘鯛の若狭焼き、というわけなんだが、大胆にアレンジされている。甘鯛は海老芋を摩り下ろしたものと一緒に焼かれ、たがいに味を高めあってカップリングして出される。そしてその上には、甘鯛のウロコを焼いたものが載せられ、この歯ごたえがまたいい。
 そのまわりに京野菜が、甘鯛で出汁をとったバターソースが配され、ソースとともに食べればこれがすこぶる美味。

【viande】
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 肉料理は、京都産の豚を焼き、煮、揚げと様々な調理法で、元の素材の旨さを存分に引き出している。

【dessert】
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 デザートもまたレベルが高い。シェフはパテシィエの経験もあるので、料理全体、とてもレベルの高いものが一貫して楽しめます。


 京都に来ると、日本の和食の最高の地ゆえ、どうしても和食店に行きたくなるけど、これだけ食のレベルの高い地だと、素材の入手、料理人たちの活性等で、その他の料理のレベルも当然引き上げられてくるわけであって、「りょうりや ステファン パンテル」は、そういう京都の食文化の高さに影響されつつ、自分のスタイルを築きあげつつある良店であり、季節の移り変わりとともに幾度も訪れたい店だと、あらためて思った。

【Inspiration サイン】
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 シェフのステファン パンテル氏は、フランスから京都に来て、今の料理に開眼するまでの記録と、それにレストランで出す料理のレシピを著したものをinspirationという書名で出版しており、写真の美しさもあって、素晴らしい良書となっている。
 私はこれを購入しており、そしてパンテル氏にサインしてもらった。
 このサイン、筆書きでなされており、じつに見事。そして、ここまで日本文化に精通しているのかと、感嘆いたしました。

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紅葉の京都@平成28年秋

 山の自然の紅葉もいいけれど、植樹された庭園の紅葉もまたいいものである。
 その人工的紅葉の美の極致ともいえる、京都の紅葉を今年もまた見に行った。

【東福寺】
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 まずは京都でもトップクラスの紅葉が見られる東福寺へと。
 ここの通天橋は時期がうまくあえば、空気まで真っ赤に染まるような、一面の紅葉の世界のなかを橋で渡ることになるのだが、・・・あんまり時期がよくなくて、だいぶと散っており、先週くらいがピークだったようだ。
 それでも、おそらく今日が紅葉が見られる最後の週末らしいとの情報から、人が非常に多く、渋滞のなかの紅葉見物。

【醍醐寺】
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 続いては伏見に移動して、醍醐寺へ。
 ここは弁天堂に到る紅葉のトンネル、そして弁天堂の池に生える紅葉が見ものなのであるが、トンネルのところはまだ紅葉の時期になってなく、弁天堂周囲の紅葉は色づきがよくなかった。
 それでも一本だけきれいに紅葉している樹があり、それを写真に。

【南禅寺】
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 醍醐寺からは東西線で蹴上駅に戻り、南禅寺へ。
 ここの庭が私は好きである。
 紅葉は時期を過ぎていたが、それでも敷き詰められた紅葉もまた美しい。

【永観堂】
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 南禅寺から永観堂へ。
 紅葉の樹々の質は、京都のあらゆるところでもここが一番なのではなかろうか。
 一本、一本美しい紅葉の樹々があり楽しめたが、しかし多宝塔から境内全体を見下ろせば、紅葉はスカスカ気味であり、もう時期は過ぎていたことも分かる。

【知恩院】
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 紅葉はライトアップされればさらに美しくなるので、夜も紅葉見物へ。
 まずは高台寺に行ってみたが、とんでもない行列であり、入るのに相当な時間がかかりそうなのでパス。そして知恩院前に行ったらここも大行列なのであきらめ、青蓮院に行くとここも延々たる行列であった。
 結局、ライトアップ見物はあきらめ、知恩院前の紅葉のみ写真に撮ってみた。

 秋の京都は毎年来ていたが、ここまでの人出は初めての経験である。
 そしてこれから、京都を訪れる人は多くなることはあれ、少なくなることはないだろうから、ずっとこのような状況が続くのであろう。
 来年からは戦略をねりなおし、郊外、あるいは穴場を探して訪れることにしてみるか。

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November 25, 2016

寿司:ふく吉@大阪市東梅田

 大阪市の老舗寿司店「鮨処平野」が気にいって、大阪を訪れたときは「鮨処平野」およびそこで修業していたお弟子さんの店に行くことが多くなったが、今回もその一店「ふく吉」を訪ねた。

【お造り】
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 鯛と、カワハギ+肝。
 さすがに良い素材を使っている。

【カツオ】
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 カツオは生で。薬味はミョウガに刻みニンニク。ほどよく脂ののったカツオに、ニンニクがほどよく調和。

【モロコ焼き】
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 関西の高級魚、モロコ。
 この店はオープンキッチンスタイルであり、ツケ場でモロコを丁寧に焼いているのを見ることができる。そしてその焼き加減はたいへんよろしい。モロコの旨みと苦みが、噛めば一瞬で口のなかに広がって来る。

【香箱蟹+豆腐あんかけ】
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 今や全国的名物となった香箱蟹。そのせいで和食店はいずこもこの時期、小さな香箱蟹の処理で大変だそうだが、香箱蟹をそのまま出してはおもしろくないとのことで、豆腐と春菊を加え、それにあんをかけた、なんともにぎやかな料理となっている。
 そして、たしかに香箱蟹の内子外子と、豆腐との相性はよかった。

【アン肝 チーズ 奈良漬】
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 アン肝、チーズ、それに奈良漬けという、大胆な組あわせの皿。
 これらは全て酒によくあうけど、チーズ、あるいはアン肝と奈良漬けと一緒に食うとさらに美味さが増す。

【鰤の椀物】
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 前に来たときに驚いたけど、やはり今回も驚いたのがこの店の椀物。
 出汁が本格的なのである。澄み切っていて、繊細で、寿司店で出すには手間がかかり過ぎるだろう、と思ってしまうほどの逸品。
 そして肴全体がそうであったのだが、どれも和食としてのレベルが高い。
 それもそのはず、店主は元々は京都の老舗料亭で修業し、その後「鮨処平野」に移ってさらに鮨の修業を行い、その後独立したわけだから。

【鮨】
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 鮨はシャリはそれほど主張の強いものではなく、そしてかなりこぶりに握られ、つまりは酒の肴によくあっている。
 穴子は笹の葉をひいて炙っている。これは「鮨処平野」直伝のもので、こうすることにより姿美しく炙れ、また香りもよくなるそうだ。

 店主は朗らかな人であり、店内は笑いにつつまれアットホームな雰囲気である。これは「鮨処平野」「多田」でも同様であった。でもそれは関西の寿司店の特徴、というわけではなく、―他のいくつかの関西の老舗寿司店はそうでもなかったので、つまりは「鮨処平野」系の寿司店の特徴なのであろう。

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November 20, 2016

秋の行縢山

 週末は土日とも、曇り時々雨というさえない天気であったが、ひどい雨が降るというわけでもないようだったので、近場の行縢山にさらさらと登ってみることにした。

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 延岡道路から見る行縢山は、雲のなかに隠れており、これはまったく展望がきかないと思ったが、まあ紅葉なら見られるであろうと楽観的に考え、登山開始。

 滝見橋から見る紅葉は、なかなかのもの。
 行縢山はあまり紅葉する樹々がないのだが、この程度まで紅葉しているなら、私は満足である。
 枯葉のしきつめられた登山道を登って行き、そして山頂着。
 やはり山頂からは下界の展望はきかなかったが、それでも周囲の紅葉は見ることができた。


 延岡道ができてから、行縢山のアプローチはとても楽になった。
 気軽に行ける位置にこういういい山があるのは、ありがたいことである。

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November 13, 2016

落水林道整備第ファイナル@大崩山

 かつて林業で栄えた大崩山には材木を運びだすための長い林道が麓に通っていたが、林業が寂れるとともに林道は使われなくなり、やがて荒れるにまかされ廃道と化していた。
 この廃道を復活させて、サイクリング、トレラン等のアウトドアに使えるようにしようとするプロジェクトが2年前から始まり、細々とした作業の積み重ねが実り、そろそろ開通間近である。

【前夜:交流会】
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 整備の前日は祝子川温泉で宴会。
 11月になり猟期となったので、館長が大崩山で獲ってきた鹿、猪が食卓に並ぶ。
 鹿肉の唐揚げ、鹿の肝の煮物、鹿の腸の塩焼き、猪のスジ肉おでん風、等々ここでしか食べられない崩山の秋の山の幸の数々。
 ちなみにこれらは館長ふるまいの家庭料理といった位置づけの料理であり、祝子川温泉館のレストランの常設メニューではない。経験したいなら、ぜひ交流会へご参加を。

【落水林道】
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 駐車場までは四駆、軽トラで移動し、それからは各自道具を持って移動。
 山々は紅葉の時期であり、それなりに美しい。

【名物一枚岩】
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 落水の滝への道での名物、巨大な一枚岩。
 これは通行を邪魔しているので、いずれ発破かけて除去すればと提案したが、これがつっかえ棒となってそれ以上の岩の滑落を防止しているかもしれないので、残していたほうがよいであろうとのことであった。

【ボルダリング】
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 今回の一行にはいろいろといつもと違う分野のメンバーが参加している。
 その一人は東京から、地方見学の目的で町役場に来ている若者で、ボルダリングが大好きであり、こういう岩をみると登らずにはいられないとのことである。

【林道】
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 違う分野の人たちとして、報道の人も参加していた。
 たぶん開通が間近ということがあったからであろう。
 向こうでカメラを構えているのは読売新聞の記者である。

【林道】
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 相当な距離を歩いたのち、未整備のところに入る。
 道に倒れている樹を切って谷に落としたり、道に生え放題の馬酔木を切り払ったり、こういった作業を続けて林道が再び開かれていく。

【林道】
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 林道には遊びどころもたっぷり。
 ターザンになった気分で遊びましょう。

【林道開通】
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 作業を2kmほど続けたところ、向うのほうから作業していて途中で終えていた地点(赤リボンを目印にしていた)ところに到着。2年間かけて、ようやく林道再開通である。
 皆で喜びあい、そしてここで記念撮影。
 写真を撮っているのは、主催者、それに取材陣(NHK記者、読売新聞記者)である。
 それにしても、宮崎のはるか地方の片隅の、マイナーなイベントにでも取材に来る、マジャーどころのメディアの取材力には感心してしまう。

【林道】
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 開通したのちは、元来た道を帰る人と、そのまま行く人に2グループに分かれ、私はそのまま行くほうへと。
 ここからの道もまた変化に富んでいて面白い。
 ここの、かつては石橋がかかっていたところは橋は崩れ、川を渡渉しないと渡れない。
 山慣れしていない人にとってはこういう自然そのものの場所は意外と難しいようで、いま二名のサポートを得て渡渉しているところである。

【林道】
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 開通点を過ぎた区間は2年前に整備を終えているので、道は通りやすいはずなのだが、それでも所々樹が倒れていて邪魔になっている。それで、持ってきた道具で樹を切って除去。
 ・・・林道のメンテナンスって、つまりはエンドレスなのである。

【鋸山山麓】
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 大崩山一帯は、鋸山の南山麓の紅葉がもっとも美しい。去年も良かったけど、今年もなかなかのものであった。 これでもう少し陽が強く射してくれれば、さらに色が映えるはずなのだが。

【鋸山】
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 鋸山は名前の通り、稜線がギザギザの鋸歯状になっているのだが、午後からは雲がわいて、その稜線を隠していた。しかし山の背後に太陽が来ると、薄い雲から日光が、鋸の歯の間から射し、いくつもの日の矢を放つ、神秘的な風景が出現していた。

【林道】
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 やがて落水落水林道は車も入れる整備された林道に出る。こういう道は歩いていてあんまり面白くないのだが、今日は美しい紅葉がずっと見られるので歩いていて飽きることがない。
 そうして舗装路に出るころ、迎えの四駆がやってきてくれて、そこからは祝子川温泉に車で戻った。


 2年間かけての落水林道開通。
 これからここでいろいろな遊びが出来るのだろうが、それでも整備したはずのところにまた障害物が出現していたりして、自然を相手に遊ぶには、それなりの努力の継続が必要なのだとも知った一日であった。

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November 06, 2016

登山:鹿嵐山@耶馬溪

 国東半島にも負けず劣らず、耶馬溪にも面白い山がいくつもあるのだが、今回はそのなかでも最も知名度のある鹿嵐山に登ってみた。

【鹿嵐山】
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 最も知名度がある、とか書いたけど、じつは私はこの山の読み方を知らなかったわけであるが、第一登山口の駐車場にある案内標をみて、はじめてこの山が「かならせやま」という名前ということを知った。
 まあ、漢字見ても、読めんよなあ。
 ちなみに、この山は登山口が3つあり、プチ縦走すると下り口が元とは違うことになる。今回の私のルートは下り口が第二登山口になるので、そこまでまずは車で訪れ、そこに昨日同様に自転車をデポしておいた。

【登山道】
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 第一登山口からは造成林のなかを通って行く。あんまり展望はきかず、黙々と登って行こう。

【鹿嵐山】
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 いったん雌岳ピークに出て、それから鞍部を通り、本峰である鹿嵐山雄岳に到着。標高758m。
 鹿嵐山は樹が生い茂っていることから、どこも展望のきかない山であるが、この山頂からは周防灘までの広々とした展望を楽しむことができる。

【登山道】
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 鹿嵐山から、第二登山口への登山道は、傾斜がとても急である。
 きちんと整備された道なので、ロープが要所要所に張られてはいるが、油断するとすぐに落っこちそうだ。

【鹿嵐山】
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 厳しい下り道が、ようやくフラットになると、それからは岩稜帯に入る。
 振り返れば今登った鹿嵐山のピラミダルな美しい姿を見ることができる。

【地蔵峠】
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 鹿嵐山のハイライトは、この岩峰帯の「地蔵峠」。
 宋の南画のような神秘的かつ勇壮な光景が広がっており、観ていてあきない。
 そしてこういう風景を見ると、あの空想の仙人の世界を描いたような南画が、じつは写実画だっというこもよく分かる。

【お地蔵さま】
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 地蔵峠の岩稜帯を過ぎると、福々しいお地蔵さまが祀っている。
 登山の安全を願って、それから下山しよう。

【登山道】
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 道はやがて林道になり、平坦な道となる。

【第二登山口】
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 第二登山口に着いたら、デポしておいた自転車に乗って、ひたすら第一登山口に下っていくのみ。


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November 05, 2016

オーベルジュ:楓の木@耶馬渓

【楓の木】
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 「楓の木」は名勝地耶馬渓にあるオーベルジュで、庭も建物も純和風であるが、料理は創作系のフランス料理を出す、ユニークな宿である。

【部屋】
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 この宿は広大な敷地を持っており、各部屋から見える庭もまた広い。
 樹々や岩が豊富な庭は、借景としている裏山にそのままつながっていき、なんともスケールの大きな庭である。

【夕食】
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 オードブルは、手長海老のフリット、それから海産物のエスカルゴオイル焼。
 それらに続きメインの魚料理。アルミホイルにくるまれた山女は、この宿のスペシャリテ。一見、山女をコンソメで煮込んだものように見えるが、じつは山女の身を完全に外してそれを帆立とともにムース仕立てにして、山女の形に整えたもの。
 10数年前この宿を訪れたときもこの料理はあり、その時は「せっかくの山女の繊細な味が台無しだよ。せめてムニエルくらいにすればよいのに」と思った記憶があるが、今食べてみると、これは意外と複雑にしてバランスのよい料理だということに今更ながら気付いた。山女料理として考えるとどうかとも思うが、しかしコンソメ+帆立+山女の足し算がうまい具合に調和がとれていて味も香りもよろしい。おそらくは日本全国でもここでしか出ない料理であろうから、一度はこれ食してみる価値あるものだと思う。
 メインの次の肉料理は豊後牛を好みの加減に焼いたステーキ。
 デザートはクレームブリュレ。これもこの宿のスペシャリテで、ずっと変わらず出しているそうである。

 (・・・オーナーによると、この宿は基本的にはあまり変わらないことを大事にしているそうだ。ただ以前と変わったことは庭に餌台を設置したことで、それから小鳥が多く遊びに来るようになったそうだ。たしかに食事中にも、美しい小鳥の舞う姿をよく見た)

【風呂】
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 この宿は天然温泉であり、そして露天風呂からの眺めがよろしい。昼に見る深山幽谷の姿はもちろん、山奥の宿ゆえ、夜は真っ暗となり、雲のない夜は満天の星を眺めることができる。湯の質もよろしく、身体がよく温まる硫黄系の湯である。


 建物、庭、温泉、料理、それぞれ良い宿であるが、この宿の真価は、宿の名前が示すように紅葉の時期にあるのであり、庭にたくさん植えられている楓の木が赤く染まるときは、さぞかし美しいであろう。今回は紅葉はまだ始まったばかりであり、そういう姿は見られず残念。
 まあ、そういう時期は予約とるの大変なんだろうけど。

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国東~耶馬渓 紅葉散策

 千燈岳から下山し、それからは明日耶馬渓の山に登る予定なので、耶馬渓へと移動。
 その途中に紅葉の名所「鬼城岩峰」に寄ってみた。

【鬼城岩峰】
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 国東半島特有の奇岩巨岩が連なる山である。
 ここの紅葉が並石ダムの湖面に映える姿は有名であるが、紅葉はまだまだであった。

【三嶋神社】
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 ダムの湖畔から少しあがったところにある三嶋神社にも寄ってみた。
 この神社は入り口のところに大きな銀杏の樹が植えられており、その実がどっさりと落ちているところであった。
 境内いっぱいにも銀杏の実が落ちていて、あたりを覆いつくしている。
 秋ならではの面白い眺めであった。

【一目八景】
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 並石ダムから耶馬渓に移動。
 耶馬渓は標高が高いこともあり、紅葉は平地と比べだいぶと進んでいた。
 ピークはあと一週間後というところか。
 名勝「一目八景」の風景を眺めつつ、ポケモンを探す。
 ポケモンは観光名所に数多く出てくるはずであるが、あんまり出なかった。
 いろいろなところに出かけるたびに、ポケモンを探してはいるもの、いまだ遅々として集まらず。全部集めるのにどれくらいかかるんだろ?

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登山:千燈岳@国東半島

 国東半島には標高は低いながらも、個性豊かな山がそろっている。
 そして国東半島は紅葉の名所であり、そろそろ紅葉が始まっているのではと、紅葉に期待して国東半島へと行ってみた。

 国東の数ある山々のなかで今回は千燈岳にしてみた。
 千燈岳は不動山もいっしょに登るのが普通であり、そうした場合は下山する場所が元の登山口と違うことになる。そこで下山するところに自転車をあらかじめ置いておけば、県道31号線を歩かずに戻れるので、そうしてみた。

【不動山へ】
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 まずは赤根登山口に自転車をデポして、それから車で不動山の入り口に移動し、スタート。
 林道と登山道を歩くうち、20人くらいの登山グループに会った。
 ここでリーダーらしき人からどこまで行くのですかと尋ねられ、「千燈岳です」と答えた。そうすると、「私達も千燈岳まで行きますが、下山したところに車をキープしているので、よかったら載せてこちらまで戻してあげますよ。一緒に歩きませんか」との有難いお誘い。しかし私はすでに自転車をデポしていたので、礼をいって、それから丁重にお断りしておいた。

【不動山と千燈岳】
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 不動山に近づくと、千燈岳も見えて来る。
 不動山は巨大な岩の塊であり、千燈岳は名前の通り、燈台のようなすっきりした形の山である。

【不動山】
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 不動山は山頂近くは岩そのものなので、当然道も岩場となる。そして基部に不動尊があって、ここからの眺めは大変良い。ただ、微妙に靄がかかっており、周防灘があまりよく見えなかったのは残念。
 不動岩は岩がしっかりしているので、てっぺんまで行けるルートがあるだろうと、しばし探索。しかしクライミングシューズならいざしらず、登山靴で安全に登れるルートは見つけられず断念。

【千燈岳】
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 不動山からは少し下って、それから千燈岳への登りの稜線を歩く。
 ときおり樹々のあいまから千燈岳が見える。

【登山道】
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 千燈岳の基部からは、険しい道のりとなる。
 あまり整備されていない、急傾斜の道が続く。

【千燈岳山頂】
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 急傾斜がやがて緩やかになると山頂は近く、やがて登山者で賑わう声が聞こえて来るころ、山頂にぽっと出る。

【赤根登山口へ】
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 千燈岳から赤根登山口への下り道は、よく整備されており、不動山からの登山道とはずいぶんな違いである。

【展望所】
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 千燈岳周囲の登山道はだいたい林に覆われていて眺望は悪いのだけど、一ヶ所のみ展望のきく岩場があり、ここからの国東の山々の眺めは素晴らしかった。

【赤根登山口】
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 登山道はやがて荒れた林道に出てそこを歩くうち、自転車をデポしていた赤根登山口に到着して登山終了。
 紅葉はまだまだ出始めで、紅葉自体はたいして楽しめなかったけど、変化に富んだ面白い山行を楽しめた。
 
 登山口に着いてからは、不動山の麓の車をとめているところまで約2.7kmの道を自転車で行くのみ。
 ここからは下り基調であり、ベダルを回す必要もあまりない楽な道であった。

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November 04, 2016

今季の初河豚を「大海寿司@別府」で。

 本日は宮崎市の和食店で河豚の会の予定であったのだが、週初めに「いい天然河豚が人数分入手できそうにない」とかのことで、中止になってしまった。
 しかし頭がすでに河豚モードになっているので、何はともあれ河豚が食べたい気分になっている。
 しばし考え、「大海寿司」なら予約も取りやすいし、今の時期いい河豚が入っているだろうと思い、別府へGo。

【河豚刺し】
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 大海寿司の河豚はほぼ活き締めのものを厚めに切ったもの。歯ごたえが強くて、身の甘みが豊かなのが特徴である。時々客のリクエストにより、寝かしたものを薄切りにしたものも出すのだが、別府の人はこの料理法の河豚のほうが好きな人が多く、このスタイルでやっているとのことである。河豚はいいものだったら、どの料理法でも美味しく、それぞれ個性があって私はどっちも好きだな。
 そして当然大海寿司の河豚はとても美味く、今季最初の河豚は幸先よく始まる。

【鮨】
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 地のものの刺身と、河豚のあとは、鮨へ。マグロ以外は大分で取れたものであり、たいへん良いネタのものばかりである。
 大分名産関鯖も安定の美味しさ。


 別府は地震のあとは、しばらくは閑古鳥が鳴いていたそうであるが、その後「ふっこう割」の効果もあって、客足はほぼ元に戻って来たとのこと。
 そして大海寿司も客が戻って来たのであるが、ちょいと変化があり、県外の客がどんどん増えて来て、しかも彼らがリピートしてくるそうだ。(今日も私以外はみな県外客であった)
 元々は地元の美味いもの好きな人たちが使う、いわゆる通向けの店だったのだが、ふっこう割および口コミ効果で、よりポピュラーな店になってきているみたい。
 これからは、今までみたいに簡単に予約がとれる、ということはなくなるかもしれない、と少々焦るのであった。

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November 03, 2016

秋の大崩山

 10月は涼しくならないし、週末には悪天候にはなるしで、どうにも困った月だったのだが、11月になって急に涼しくなり、しかも好天続き。山好きにとってはじつに有難いことになっている。

 11月3日祝日も素晴らしい好天となったので、大崩山へと登ることにした。

【渡渉部からの小積ダキ】
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 登山口から約30分でこのワク塚渡渉部に着く。
 ここから眺める小積ダキの姿は、絶景の一言。
 そして今日は空気がとても澄んでいて、この巨大な岩峰が天に刺さる姿がくっきりと鮮やかに見える。
 近年の秋は、空気が微妙に濁っていることが多く、こういう鮮やかな風景は、冬にならないと見えなかったのであるが、今年はそれがずいぶんと早い時期に見ることができた。

【袖ダキ】
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 大崩山を象徴する風景が、袖ダキから見る、ワク塚の眺め。
 秋だと、これに紅葉がプラスされ、白い岩々と、紅葉、緑の樹々がミックスされて、素晴らしい光景となるのだが、今年は紅葉の具合が悪く、いつも通りの平凡な眺め。
 いや、これを平凡といってはいけないし、非凡以外のなにものでもない眺めなのだが、やっぱり今の時期で紅葉がないのは残念ではある。

【ポケモン】
Nido_2

 袖ダキから見る風景をSNSで通信するついで、ポケモンGoをすると、ニドラン♀が現れた。この後いろいろの場所で調べたが、レアな所にはレアポケモンが現れるというわけではなく、どころか全然出現しなかった。人少なきところには、ポケモンも出ないようである。

【中ワク塚】
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 袖ダキから下ワク塚経由で中ワク塚へと登る。
 今回は、この周囲の紅葉はまずまずであった。

【上ワク塚】
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 中ワク塚から眺める上ワク塚の姿。
 やはり紅葉はイマイチである。
 ちなみに下ワク塚から中ワク塚にかけては、登山道のマイナーチェンジがなされており、ロープや梯子の位置が変わっていて、より安全な方向になっていた。

【上ワク塚から】
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 私は普段は上ワク塚は登らずに素通りするのであるが、今日はあまりに展望が良く、そうなると大崩山のスカイライン上は全て歩きたくなり、上ワク塚にも登ってみた。
 これは上ワク塚から中ワク塚方向を眺めた風景。
 小積ダキ、木内岳山、桑原山と、形良い峰々を望むことができる。

 上ワク塚を下りたところ、大崩山山頂方向から駆けて来るトレランリーダーN氏にばったりと遭遇。前回もN氏とここで遭遇したので、「またここで会いましたねえ」と互いに挨拶。
 どこから登ってきましたかの私の問いに、N氏は「坊主尾根から山頂に行き、それから鹿納山のところで権七小屋谷に下って、そこから中松瀬谷を登り返してここに来た」とのことであった。なんというハードルート。それっていったいどのくらい時間がかかったのですかと聞いたら、約5時間とのことであった。う~む、世の中にはとんでもないことをする人がいることは知ってはいるけど、それを目の前に見るとやっぱり驚いてしまう。
 しばしの雑談ののち、お互い二方向に分かれ、私は坊主尾根経由で下山。

【りんどうの丘水場】
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 今回のルートで気になっていたのが、りんどうの丘の傍の水場のところ。
 ここは冬になると凍結して、非常に危険な道になるのだが、昨年の台風でここに大樹が倒れて、うまい具合に安全柵みたいになっていた。しかし今年の台風16号で、これは下に落ちて行っただろうな、と予想していたのであるが、いまだ健在であった。
 これで今シーズの冬の大崩山も危険度少なく登れると、ひと安心した。

【小積ダキから】
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 下からは、どうやってあそこに登るんだろうと思う小積ダキも、ぐるりと回り込んでくれば、容易にその先端まで来ることができる。ここから眺める雄大な風景は、やっぱりいい。

【山荘前】
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 険しい坊主尾根を下山し、山荘前の川を渡渉。今日は水量が多く、靴を濡らさず渡るルートを見つけるのに苦労した。


 下山して、祝子川温泉に立ち寄る。
 管理人さんからいきなり、「今日は最低だったでしょ」と言われた。
 紅葉は確かに例年に比べればよろしくはなかったけど、天気が良かったので十分楽しめましたよと、とりあえずは大崩山を賛美。
 まったく大崩山はその姿そのものが素晴らしいので、天気さえよければ、季節を問わず、雄大にして壮麗な世界を目のあたりにすることができる。


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October 30, 2016

ブルックナー第七交響曲@プロムシュテット指揮バンベルク交響楽団

Miyazaki

 名指揮者プロムシュッテットによるブルックナーの第七交響曲が宮崎市のアイザックスターンホールで演奏されるので、行ってきた。
 公演の演目は「未完成交響曲」と「ブルックナー」の組み合わせ。なんだか微妙な組み合わせであり、この二つの曲の愛好者はあんまり重ならないと思う。
 ・・・おそらくは今回の演奏会では、ブルックナーが演奏の本命なのだが、しかしそれだけだと客が集まらないだろうから、よりポピュラーな「未完成」を主催者がつけ加えたとみた。
 「未完成」は日本で人気のある曲であり、昔のLPって、とにかくA面あるいはB面に「未完成」入れときゃ、それなりに売れたという時代があったわけだし。

 開演。
 まずはシューベルトの「未完成」。
 この曲、旋律は美しいとは思うけど、流れが悪いのでどうにも好きになれない。
 美しい旋律が流れ、それが情緒を高めて行くと、急にジャ・ジャーンとその流れを妨げる音楽が入り、それからやり直し。またクライマックスに近づくと、同じく邪魔する音楽が入り、ずっとその繰り返しであり、イライラすることこのうえない。
 シューベルトには美しい旋律をつくる才能はあったが、交響曲を組み立てる才能はなかったのだと思いたくなるが、でも「グレイト」みたいな傑作もつくっているし、どうにもよく分からない。
 聴きながらいろいろと、才能の無駄使いとか、感性の違いとか考えているうちに「未完成」は終了。

 そして20分間の休憩ののち、ブルックナー第七開演。
 静かな弦のトレロモから始まり、雄大な第一主題が流れると、一挙にブルックナーの世界に引き込まれる。神秘的で、思索的で、祈りに満ちた第一章、この壮大で深遠な世界は、オーケストという巨大な楽器のみが奏でられるものであり、ずっとその世界にひたることができた。
 バンベルク交響楽団は、LP、CDのみならず、私がそれを聴いたのは今回が初めてなのだが、中、低音楽器が特に充実しており、こういうふうな重厚な音楽を演じるにふさわしい楽団だったと思う。
 なかでもチェロの演奏者達は大活躍。首席奏者は顔を真っ赤にして、懸命に弓を引き、「未完成」のときとはうってかわっての大違いの気迫の入り方であった。

 この曲のメインである第二楽章も演奏は快調。ホルン、チューバが時々盛大に音を外していたのは御愛嬌として、音の流れは良く、クライマックスに向けてどんどん緊張感を高めて行き、見事な盛り上がりをみせた。(クライマックスでシンバルが鳴らなかったのは個人的にはちょっと残念だった。原典版にないのは知っているが、あれ、私好きなのである。)

 第三、第四楽章は、スピード感が見事。とりわけ、フルート奏者は踊るように演奏していて、それがこの楽章の舞踏感とうまくマッチしていて、見て、聴いて楽しかった。
 第四楽章、混乱ある秩序のうちに、盛大にフィナーレを迎え、見事に着地。
 観客の大拍手に、齢89才というプロムシュテット氏が、何度も舞台に出てきて、歓声に応える。

 素晴らしい演奏であった。
 遠きドイツの地から、宮崎の地に、本場の音楽を持ってきてくれておおいに感謝いたします。

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October 29, 2016

オーベルジュ:ア・マ・ファソン@九重

【ア・マ・ファソン】
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 我が国にもオーベルジュと名のつく宿泊施設は増えていく、そしてそれらは日本風アレンジを施した個性的なものが多いわけだが、九重の「ア・マ・ファソン」はいかにも本格的、本道をいくオーベルジュとして、強い存在感を示している、名オーベルジュである。

 ア・マ・ファソンの建物は比較的新しく、またしっかりした建築物だったので、ここも先の大地震では無傷であったろうと勝手に思っていたが、けっこうダメージがあり、10月まで補修のために閉館していたそうだ。
 私の考え通り本館自体はダメージはなかったのであるが、しかし地層がずれてしまい、地下の配管が損傷してしまったのでその補修が大変だったそう。また、横揺れが激しかったため、回廊の木の柱と地面の石との継ぎ目がずれてしまいそれも直す必要があったそうである。
 ア・マ・ファソンはゆるやかな傾斜地に建てられており、それで阿蘇方面の眺めがよいのであるが、傾斜地ならではの弱点があったわけである。

【ディナー】
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 前菜はサーモンの白ワインマリネ、サラダ仕立て。続いてサザエのブルゴーニュ風。魚料理は鱸のポワレ、ラタトゥイユと牛蒡、車海老添え、肉料理は黒毛和牛ヒレ肉と安納芋のベニエ、マデラ酒ソース。
 見事に本格的なフレンチである。素材は地元のものを使っているけど、これらを輸入したものに変えると、そのままフランスで供されるフランス料理となるであろう。
 九重の美しい山のなかのオーベルジュでこのように都会的に洗練されたフランス料理が食べられる、素晴らしい経験のできるオーベルジュである。

【朝の風景】
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 今の時期は日が暮れるのが早いので、ディナーは景色は楽しめなかったが、日のあるときは九重から阿蘇にかけての雄大な風景を眺めながらの食事が楽しめる。

 ロケーション、建物、料理、その全てがよく、理想的なオーベルジュであろう。

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秋の九重@長者原~大船山~三俣山~長者原

 九州の山の紅葉の旬は過ぎてしまったけど、それでもまだ全て散っているというわけでもなく、10月最後の週末、九重へと行ってみた。
 朝に確認した天気図によれば、秋雨前線は大陸から張り出した高気圧によって南に押し下げられ、九州中部~北部は好天になっているはずである。けれど長者原に着いてみると、九重の山々は雲のなかであった。しかも小雨まで降っている。
 しかし、天気図からはいずれは雲が晴れるはずであり、とにかくGo。
 ちなみにスタート時点で、「九重は雲のなかで、しかも小雨が降っている」とSNSに書きこんだら、「大分市は晴れですよ」「宮崎は晴れです」とすぐのレスポンスが種々あり、どうやら、「九州のなかで、九重~阿蘇界隈のみ悪天候」という、よくあるパターンのようであった。

【長者原 タデ原湿原】
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 雨ヶ池経由での坊がつるコースのスタート地点のタデ原湿原。
 山々はまったく見えない。

【雨ヶ池】
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 雨ヶ池に達すると、平治岳、大船山が見えて来るはずだが、いまだ何も見えず。

【坊がつる】
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 坊がつるに来ると、この盆地あたりは雲より下であり、周囲の紅葉も見ることができた。
 今の時期は、標高1300~1500mくらいにピークがあるようで、坊がつるから見る紅葉は、今回の山行で一番鮮やかであった。

【登山道】
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 登山道には落ちた紅葉がどっさり。これもまた美しい光景である。

【段原から】
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 空気の流れは早く、雲もずっと流れては消えている。
 稜線に達するころは、大船山の周囲の雲は流れ、段原から大船山までの風景をくっきりと見ることができた。

【大船山山頂】
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 山頂に到着。
 御池周囲は、うまく時期があえば、錦絵のごとき紅葉が楽しめる、九州有数の紅葉の名所なのであるが、残念ながら旬は過ぎていて、くすんだ紅葉となっていた。
 それでも、ここはそれなりに味のある風景であり、やはり秋にはこの風景はナマで見る価値がある、すなわち登山しがいのあるところである。

【山頂から:三俣山方向】
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 本日はずっと雲が流れていて、大きな雲が山を包んでは、また流れて行くということの繰り返しであった。
 対面の三俣山もときおり姿を見せ、また隠してというふうだったが、それはそれでまた眺めていて楽しい風景でもある。

【山頂から:平治岳方向】
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 平治岳方向は、稜線から麓への紅葉が美しい。
 日の当たり加減からか、南側のほうがより色どりが鮮やかである。

【坊がつる】
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 坊がつるに下りる。
 眼前に聳える三俣山は、丁度雲が晴れ、いい格好である。
 それで三俣山を直登して、長者原に下山することにした。

【登山道から】
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 坊がつるから三俣山への直登ルートは、傾斜が急であり、どんどん高度が稼げるのが楽しい。
 そしてここから見る、坊がつると大船山の姿は、いかにも雄大であり、いい景色だ。

【三俣山南峰】
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 山頂着。
 雲がまた湧いてきたが、なんとか雲にまかれる前に到着できた。

【三俣山御鉢】
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 九重では、大船山山頂と並ぶ紅葉の名所、三俣山の御鉢。
 しかしここも旬が過ぎていた。

【登山道】
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 南峰からは、すがもり越え方向へ下山。
 湧いて来た雲でまた視界が悪くなってしまった。

【登山道】
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 すがもり越えから大曲のコースは、先の地震で相当に崩れてしまったので、一時期通行禁止となっていて、その後整備がされて通れるようになったのだが、どうやらそのときに邪魔な岩が除かれたようで、以前より通りやすい道になっていた。


 今年の九州の紅葉はどこも悪い、悪い、とのことであったが、それでもゼロということはなく、やっぱり秋の山々は、登ればそれなりに楽しみが得られるのであって、じゅうぶんに満足できた山行であった。

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October 22, 2016

無量塔「西の別荘」@改装後

【西の別荘】
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 雨のなかの滝&九州遺産巡りのあとは由布院に行き、無量塔に宿泊。
 4月の震災では由布院も大きな被害を受けて建物の損壊も多くあったのだが、無量塔は造りが半端なく頑丈なので、どんな地震が来ても壊れようはなく、なんの被害も受けなかったであろうと勝手に思っていた。
 しかしながら、無量塔に着くと、「西の別荘」の姿が変わっている。無量塔でさえ無事ではなかったのだ。
 いや実際のところ、建物本体はまったく大丈夫だったのだが、しかし屋根の藁ぶきがどっさりと落ちてしまい、それで改修を余議なくされてしまった。
 そして、地震後は客の訪問が少なくなってしまったこともあり、そのついでに大幅にリフォームしたとのことである。

【リビングルーム】
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 メジャーな変更は屋根のチェンジだけかと思ったら、部屋が全く違っている。
 ここは畳敷きで床の間もある純和室だったはずだが、洋室になっていた。床から窓から全て総取り換えである。以前の侘び寂びを感じる和室からは、全く変わっており、開放的な雰囲気になっていて、「山のなかの洋荘」という感じ。そしてその他、風呂もまったく新しくなっていて、檜の香りがたいへん香ばしかった。

【二階】
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 二階は二部屋続きの寝室であり、その合間の部屋には無量塔の他の棟と違い、付設の美術館同様に美術書が並べている本棚があった。
 西の別荘は、東の別荘とともに一軒の棟であり、ここが無量塔の原点である。
 無量塔の創設者、藤林氏は由布院の中心地から離れたところにまずこの棟を建て、ここに住み込んで無量塔全体のデザインを考えていたそうで、そのときの構想の助けに熟読していた書が、これらの美術書である。

 藤林氏亡きあとも、その思想、構想は受け継がれ、無量塔は進歩を続けている。
 一流であるためには、常に新しくなければならない。無量塔のように最初から完成度の高い宿でも、その変わるべき努力を高度の次元で続けていることに、いろいろと感じ入るものがあった。

【夕食】
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 夕食は大分の地のものを主に使ったもの。
 八寸は創作系であり、定番の地鶏鍋、豊後牛の五葷諸味焼きは安定した美味しさ。
 いつ来てもその美味さは間違いなく、九州の数ある宿で、やはりこの宿の料理が私は一番好みだな。

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雨の日は滝&九州遺産巡り

 10月も下旬になり紅葉の季節になり、ちらほらと山々の紅葉情報も届いているのだが、せっかくの週末が雨となり、山には登る気がしない。
 雨で楽しめるものといえば、滝くらいしかないので、こういうときしかしない滝めぐりをしてみよう。目指す滝を選ぶにあたっては、私が不思議物件のネタ本として愛読している「九州遺産」という本に、いくつかの芸術的建築物が滝とセットとなって載っていたので、その二つ「白水の滝」「沈堕の滝」を訪れることにした。

【白水の滝】
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 竹田市の名瀑「白水の滝」。
 阿蘇の噴火でつくられた火山岩による崖から、直接水が噴き出て滝となっている。
 だからよく見ると、この滝はいくつもの水流が集まって滝を形成していることが分かる。
 この滝は二段構えになっており、二段目のほうは先の伏流水の滝を集めて水流が滝となっている。こちらはだから水の流れが太い。

【音無井路十二号分水】
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 白水の滝の近くにあるのが、この音無井路十二号分水。
 写真を見ただけでは何がなんやらよく分からん施設であるが、実物を見ると原理がよく分かる。
 竹田という地は水の豊富なところであるが、土地の起伏が激しく、農業用水をまんべんなく引くのが困難な地である。それを解決しようとしたのが、この分水。
 円形の真ん中では周囲の地から水をサイホンの原理で汲みだしている。ここから水がどんどん湧いてくる。そしてそこから外の円に水はあふれ、これが三等分され地下に引いている導管によって、三方向に平等に流されている。
 造形の面白さもあるが、このダイナミックな水の動きが見ていて飽きず、この分水、一度は見るべき価値あるものだ。

【沈堕の滝】
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 続いて豊後大野に移動し、「沈堕の滝」へ。
 この滝も阿蘇の大噴火をベースにして形成された滝であり、幅100mに及ぶ柱状節理の壁に幾筋にも別れた滝が流れる、見事な景観となっている。
 この滝はそのままダムの形をしており、そしてじっさいにダムとして使われていたので、滝の上部に堰堤が築かれており、それゆえ人工物+天然物のハイブリッドとなったユニークな景観をみせている。

【沈堕発電所跡】
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 沈堕の滝は発電施設として使われており、それで滝の下部に石造りの発電所が造られていた。
 明治時代の建築物で、石積みの壁面にアーチが並んでおり、廃墟と化した今ではなにやら神殿風の雰囲気もある。内部に入ることもでき、そこでは蔦が生い茂り、廃墟マニアとかにはとてもうけるような、いい廃墟っぷりである。


 「九州遺産」には、たくさんの訪れたい建築物が載っており、そしてそのなかには先の地震で崩壊したものや、もう撤去されたものがあり、これらがまだ残っているうちに、処々訪れてみたいものだと改めて思った。


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